噛み合わせ治療と組み合わせて
長持ちするインプラント治療を
オーキッドJOYデンタルクリニック
(川崎市高津区/高津駅)
最終更新日:2023/06/05
- 自由診療
歯を失ったときの治療方法の一つであるインプラント治療。虫歯や歯周病で歯が抜けてしまった人や、不意の事故やスポーツによるケガで歯を失った人など、治療を受ける患者の層は幅広い。「オーキッドJOYデンタルクリニック」では、予防歯科とインプラント治療に精通した歯科医師が治療を担当。天然の歯とインプラントが長持ちするような、健康的な口腔環境に整えてからインプラント治療を実践することを大切にしているという。専門の歯科医師ならではのインプラント治療について、齋藤大輔院長に詳しく聞いた。
(取材日2023年4月12日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Q歯を失った際インプラント治療を選ぶ人が増えているそうですね。
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A
世界的な傾向として、歯を失ったときの第一選択はインプラント治療となりつつあり、日本でも選択する患者さんが増えています。以前は、インプラント治療をすることで元のように噛めることが期待できる点ばかり注目されていましたが、重要なのは噛み合わせや歯茎の状態など口の中のバランスを考慮した上で、インプラントをどう生かすかということです。口腔内の状態を良くしてからインプラントを入れなければ長持ちしませんし、周りの歯にも悪い影響を与えてしまいます。そこで当院では、将来的に長く噛める状態を保てるよう、ベースとなる虫歯や歯周病の治療を丁寧に行い、口腔内の環境を整えてからインプラントを埋入するように心がけています。
- Qインプラントを長持ちさせるために大切なことは何ですか?
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A
治療した歯が長持ちするかどうかは、インプラント治療そのものだけではなく治療後のコントロールが鍵を握っています。そこで定期的なメンテナンスでは、必ず歯周病の状態、歯の状態、噛み合わせを確認します。当院では、歯科医師と歯科衛生士が一体となって丁寧にフォローできる体制を整えているのが強みですね。歯科衛生士がメンテナンスで得た情報を歯科医師に共有し、必要に応じてインプラント本体や噛み合わせの状態をチェックします。患者さんの口腔内の状況に合わせて各分野の専門家が介入し、しっかりとフォローしていくことがインプラントを長持ちさせるためのコツだと考えています。
- Qセルフケアとしては何をすればいいのでしょうか?
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A
セルフケアで大切なのは正しいブラッシングですが、より快適に使っていただくためには、インプラント体の上に取りつける「上部構造」と呼ばれるかぶせ物が、セルフケアのしやすい形であることが重要になります。歯の磨きやすさやブラシのコントロールのしやすさは、歯や歯茎の形で決まるともいわれています。患者さんができるだけ簡単に、楽にお口の中をケアできるかぶせ物の形をめざしたインプラント治療は、この分野に精通し治療経験が豊富な歯科医師ならではの技術だと考えています。当院では毎回の診療の際に患者さんの感想を丁寧に聞き、微調整を繰り返しながら、できるだけご自身の歯に近い状態で使っていただけるように仕上げていきます。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1カウンセリング・各種検査
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問診票に沿って現状や要望を聞き、患者の背景とライフプランをもとに、適切なインプラント治療のタイミングはどこなのかを一緒に検討していく。仕事のタイミングも考慮し、医学的、社会的な観点を踏まえ、現在の生活の中でいつ治療することが適切かを患者とじっくり話し合う。治療のタイミングが決まったら、全身の状態を知るため、エックス線撮影装置や3次元歯科用CTによる検査、口腔内模型検査、歯周病検査、問診を行う。
- 2カンファレンスで検査結果をもとにした治療方針の検討
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検査結果を踏まえて、歯科医師と歯科衛生士でカンファレンスを行い、今後の治療計画を立てていく。噛み合わせや歯茎の状態など口の中のバランスを考慮した上で、インプラントをどう生かすかを考え、将来的に長く噛める状態を保てるようにすることを重視しているそうだ。「早く噛めるようになりたい」など、患者の要望に合わせていくつかの治療計画を提案する。
- 3インプラント治療
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治療前に口の中を清潔にするため、数日前に最終のクリーニングを終わらせておく。「手術」と聞くと長時間かかるイメージがあるが、麻酔をかけてから覚めるまで1時間程度で、実際の治療時間は20分程度だという。治療には滅菌された器具が使用され個室内はクリーンな状態に。治療中は顔に布をかけるため表情が読み取れない分、短い治療時間ではあるができるだけ患者に声をかけ、患者の状態を確認しながら治療を進めていくそうだ。
- 4上部構造の形成、装着
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手術の3ヵ月から半年後、インプラントと骨がしっかり結合したら、上部のかぶせ物になる上部構造を作製し、装着する。口腔全体のバランスや噛み合わせに配慮し、セルフケアがしやすいかぶせ物の形を模索して製作することが重要になる。同院では、専門の歯科医師が患者の感想を聞きながら微調整を繰り返し、できるだけ患者自身の歯に近い状態で使えるように仕上げていく。
- 5定期的なメンテナンス
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治療が終わって1ヵ月以内に最初のメンテナンスを行い、インプラントの状態や噛み合わせを確認。セルフケアが正しくできているかのチェックと同時に歯科医院でのケアをすることで、治療後の状態の維持をめざす。口の中が安定してくれば半年に1回の受診に。インプラントを長持ちさせるために重要なメンテナンスだが、実は怠る人が意外に多いという。せっかくの治療を無駄にしないためにも、毎回のメンテナンスを忘れずに受けよう。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/30万円~