2つの方法から自分に適したホワイトニング法を選択し、審美面とさらなる口腔環境の向上をめざす

Qそもそも歯が黄ばむ原因は何でしょう。

A

▲機能面だけでなく、審美面にも配慮した治療にも注力

さまざまな原因がありますが、一般的に考えられるものとして挙げられるのは、加齢。年を重ねるとともに、半透明色のエナメル質が薄くなり、黄褐色の象牙質の厚みが増してくることから、歯が黄ばんで見えるようになります。他の原因としては、お茶、コーヒー、紅茶、ワイン、喫煙などによる着色。それから遺伝、さらに外傷や歯の古い修復物によるものなどが考えられます。ホワイトニングを希望される方は、歯の色を気にされている方がほとんですので、まずはその原因を探るためにヒアリングを実施。やはりホワイトニングを希望される方は、カフェインや喫煙など着色の原因になり得るものを日常的に摂取されている方が多い印象を受けます。

Qこちらで実施されているホワイトニングについて教えてください。

A

▲半個室のユニット。プライバシーにも配慮

ホワイトニングは、歯科医院で実施する「オフィスホワイトニング」と、ご自宅で行っていただく「ホームホワイトニング」があり、当院はどちらにも対応しています。オフィスホワイトニングは3回コースと2回コースが選択可能で1回60分の施術です。高濃度の薬剤を使用し、1回の処置で歯の色の変化を期待できる反面、一時的に知覚過敏が出たり、後戻りしやすいという特徴もありますので、3回コースをお勧めしています。オフィスホワイトニングは、高濃度の薬剤を使用するため、一般の方は取り扱いができません。そのため、高濃度の薬剤を使用した歯科医院でのケアを受けられることが大きな特徴であると言えるでしょう。

Qでは、ホームホワイトニングについてはいかがでしょう。

A

▲患者の要望に合わせて、一人ひとりに合った選択肢を提案する

ホームホワイトニングは、まず当院でマウスピース型の装置を作製。ご自宅でその装置に薬剤を注入し一定時間装着し、だいたい1～2週間ほど継続していただきます。使用する薬剤は、ご自身でも取り扱いやすい低濃縮タイプですので、オフィスホワイトニングのような即効性は期待できませんが、後戻りが起きにくいのが特徴。自分のタイミングで手軽に行える点もメリットの一つ。歯科医院へ何度も通院する必要がないため、仕事などで通院時間を確保できない方に適している方法だと思います。また、より効果を期待されたい場合は、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用されることをお勧めしています。

Q施術はどのような流れで行うのですか？

A

▲自宅での念入りなアフターケアも大事と話す院長

最初にヒアリングを行い、口腔内を精査します。歯の表面に汚れが付着していたり、虫歯などがある場合は、歯のクリーニングや治療を優先。より効果が期待できる口腔環境を整えた上で施術に入ります。そのため、ホワイトニングと言っても、歯科医院で口腔内を管理していけるので、予防の側面もあると考えています。オフィスホワイトニングは当院で実施しますので、基本的に患者さんは横になってお口を開けていただくのみ。ご負担はほとんどありません。一方、ホームホワイトニングは、ご自身で専用のマウスピース型装置を、毎日2～3時間ほどを目安に装着し、1週間以上継続して行っていきますので、患者さんの自己管理力も必要となってきます。

Q施術後に気をつけることはありますか？

A

▲院内は木目を基調とした落ち着いた雰囲気

施術後は特に着色しやすい飲食物にご注意ください。コーヒーやワイン、カレーなどの色の濃いものは要注意。そして喫煙も控えていただいています。オフィスホワイトニングはホームホワイトニングよりも即効性を期待できる分、施術後の色戻りもしやすいため、より注意が必要。オフィスホワイトニングもホームホワイトニングも、施術後は、通常時よりも歯がいろんなものを吸収しやすいことを気に留めておくことが大切です。食事をした後は、すぐに歯を磨くことをお勧めしております。口腔内を清潔に保つことが、色戻りを緩やかにするポイントでもありますので、施術後の状態を最大限持続できるよう呼びかけています。