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伊藤 幹彦 院長の独自取材記事

伊藤メディカルクリニック

(新宿区/落合駅)

最終更新日:2024/04/22

伊藤幹彦院長 伊藤メディカルクリニック main

東京メトロ東西線・落合駅4番出口を出ると、右手に「伊藤メディカルクリニック」の青い看板が見える。同院は、心臓血管外科の分野で研鑽を積んだ伊藤幹彦院長が「地域に密着した、地域の人がふらっと入れるクリニック」をめざして2010年に開業した。地域住民の健康を守るクリニックとして、伊藤院長が専門とする心臓や血管の病気の他、内科全般、アレルギー性皮膚炎、外傷、さらには禁煙治療、プラセンタによる慢性肝疾患などの治療やエイジングケア、ED治療、AGA治療など幅広い診療に対応。患者がどんなことでも安心して気軽に相談でき、納得の上で主体的に治療に臨めるように、何よりも患者とのコミュニケーションを大切にしている。取材でも、穏やかな笑顔で丁寧に質問に答えてくれた伊藤院長に、クリニックの診療内容について話を聞いた。

(取材日2023年12月7日)

地域密着型のクリニックとして幅広い悩みに対応

医師としての歩みをお聞かせください。

伊藤幹彦院長 伊藤メディカルクリニック1

当院の場所では、もとは父が歯科医院を開業していました。漠然と後を継ぐんだろうなと考えていましたが、高校3年の時に父が「歯科医師にはならなくていい」と言うんです。悩みましたが、子どもの頃は歯科医院と自宅が一体となっていて父が働く姿を見て育ったので、医療に関わりたいという思いは強く、医師を志し、東京医科大学に進学しました。心臓血管外科を専門に選び、卒業後は東京医科大学霞ヶ浦病院(現 東京医科大学茨城医療センター)、東京医科大学八王子医療センター、岩手や新潟の病院、東京警察病院などで心臓外科手術を行ってきました。43歳の時に父から引退の話を聞き、今後、外科医に必要な視力や体力が低下したときのことを考えると地域医療を支える開業医に転身するのがベストとの考えに至り、2010年に当院を開業し、今に至ります。また、現在も東京警察病院に在籍し、手術も行っています。

クリニックの理念を教えてください。

地域に密着した、地域の人が入りやすいクリニックでありたいと考えています。父の歯科医院の患者さんや、そのお子さん、お孫さんが来院してくださったりするのは、地域のかかりつけクリニックとしてうれしいものです。どのようなお悩みにも耳を傾け、当院で可能な検査や治療を行うのはもちろん、当院では対応が難しい場合は、抱え込まずに速やかに他の医療機関をご紹介するなど、適切な治療を受ける道筋をつけて差し上げるのが、地域のクリニックの役割。落合駅のすぐ近くで大きな通りに面したロケーションでもあり、何か心配事があったら相談や検査目的で気軽に足を運んでいただけたらと思います。

どのような患者さんが受診されていますか?

伊藤幹彦院長 伊藤メディカルクリニック2

近隣にお住まいの中高年の方が中心なので、糖尿病、高血圧症、脂質異常症などの生活習慣病の患者さんが多いですが、アレルギー性皮膚炎や外傷など、さまざまな患者さんが受診されます。また、私の専門である血管外科、循環器の症状については、遠方からも来られますね。東京医科大学病院、東京女子医科大学病院、国立国際医療研究センター、JCHO東京山手メディカルセンターなど、周囲の病院で心臓の手術を受けた方が術後の経過観察で受診されることも少なくありません。

迅速で精密な検査や丁寧な診察で適切な治療につなげる

内科、循環器内科、血管外科、外科、皮膚科、禁煙、エイジングケアなど、幅広く対応していますね。

伊藤幹彦院長 伊藤メディカルクリニック3

患者さんのお悩みを伺い、「こんな症状も診てほしい」というご要望を受けていたら、診療内容が拡大していったんです。男性患者さんからEDや男性型脱毛のご相談を受けたり、女性患者さんからは低用量ピルやアフターピルの処方、ピーリングなどのご要望にお応えしたり、といった具合です。また、幅広い診療に対応することは、同じ症状でも複数の領域からのアプローチが可能になる利点もあります。例えば、足のしびれや冷えは、脊柱管狭窄症など整形外科の疾患が原因のこともあれば、閉塞性動脈硬化症という血管の病気による場合も考えられます。閉塞性動脈硬化症は糖尿病の合併症としても知られ、下肢の血管が慢性的に閉塞し、悪化すると壊死して切断に至る危険もあり、早期の治療が大切。整形外科と血管外科の両面から原因を探ることが適切な治療につながるんです。

循環器や血管を専門としてきた経験が診療に生かされる場面も多いのでしょうか。

ええ。心臓や血管に問題を抱えた患者さんは糖尿病などの生活習慣病の方が多く、勤務医時代も、手術だけでなく術前・術後の体調管理を行っていたので、当院での診療にも生かされています。また、閉塞性動脈硬化症、動脈瘤などの手術が必要な患者さんは、状態を見て東京警察病院にお連れして自ら執刀することもありますし、心臓手術が必要な患者さんは、これまでに培ったネットワークを活用し、信頼できる病院へ紹介します。血管外科としては、深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)や下肢静脈瘤の治療も行っています。下肢静脈瘤については、今はレーザー治療が主体になっているので他院を紹介することもできますが、弾性ストッキングを使った保存療法や血管を縛って逆流を止めることを図る高位結紮(けっさつ)術、硬化剤と呼ばれる薬剤を注入する硬化療法を行っています。

検査機器の拡充にも注力しておられるそうですね。

伊藤幹彦院長 伊藤メディカルクリニック4

迅速かつ精密な検査を可能にするために、さまざまな検査機器を導入しています。糖尿病の検査としては、過去1~2ヵ月間の血糖値の平均を示すHbA1が採血から5分程で結果が判明する機器を導入しています。また、心筋梗塞や心不全、肺塞栓症にかかっているかがわかる血液検査も可能です。例えば、心筋梗塞は命に関わる病気で、救命率を上げるためには早期治療が重要ですので、血液検査で早期スクリーニングし、万が一の場合は救急搬送にも対応いたします。その他、超音波診断装置、動脈硬化の程度を測定する血圧脈波検査装置、肺機能を調べるスパイロメーターもあります。PCR検査の機器もありますから、新型コロナウイルスも10分間程度で結果がわかります。

コミュニケーション重視で安心・納得の診療をめざす

患者さんと接する際に心がけていることを教えてください。

伊藤幹彦院長 伊藤メディカルクリニック5

患者さんは診療時に緊張されていることが多いので、少しでも安心していただけるように、まずは私が心を開いて「何でも話して大丈夫ですよ」という姿勢を示し、笑顔で対応します。その上で、じっくり患者さんのお話に耳を傾けます。そのとき、主訴とは別の症状など、些細なことも丁寧に聞き取り、必ずカルテに記入します。そして、次の受診の際には、「前回おっしゃっていたこの症状は改善しましたか」というように、一つ一つ確認します。病気の発見や治療に役立つばかりでなく、患者さんとの信頼関係にもつながりますよね。

診療にはコミュニケーションが大切なんですね。

医学的に正しい治療であっても、患者さんが理解・納得していなければ意味がありませんから、無理強いは禁物です。患者さんの話に耳を傾け、丁寧に説明し、ご要望も伺いながら治療方針を検討します。特に慢性疾患で長期の治療が必要な患者さんは、治療を継続していただくことが重要です。そのためには、患者さんに主体的に治療に臨んでいただかなくてはなりません。生活習慣病の方は通院や服薬だけでなく食事や運動などのセルフケアも重要なのでなおさらです。薬が切れないと受診されない患者さんもおられるなど、なかなか難しいところですが、患者さんのモチベーションを高めるためにも、根気強く丁寧なコミュニケーションを心がけています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

伊藤幹彦院長 伊藤メディカルクリニック6

健康診断の数値に問題があって受診される方は多いですが、結果が出てから何ヵ月も後だったり、人によっては何年か連続で指摘されて初めて受診されたりと、すぐに受診される方は多くありません。血糖値やコレステロール値が多少高くても自覚症状はないですから、つい後回しにしたり、大丈夫だと油断したりするのかもしれませんが、多くの病気は早期発見・早期治療が重要なので、なるべく早く受診していただきたい。そうすれば、食事のアドバイスをしたり、治療方針をご相談したり、早めに改善に向けて動き出すことができます。それから、健康に関するお悩みや気になることは、どんなことでもお話を伺います。当院では全身を診る診療を心がけ、幅広いお悩みに対応しており、専門外の領域や、より専門性の高い検査や治療が必要な場合は、しかるべき医療機関にご紹介いたします。まずは気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

AGA治療薬/9900円~(28錠、別途診察料あり)、ED治療薬/2200円~、低用量ピル(避妊用)/2750円~(28錠、別途診察料・検査料あり)、モーニングアフターピル(緊急避妊ピル)/1万4850円~、ピーリング/6050円~、ニンニク注射2750円~

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