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柳本 繁 院長の独自取材記事

烏山慶友整形外科・内科総合クリニック

(世田谷区/千歳烏山駅)

最終更新日:2024/05/14

柳本繁院長 烏山慶友整形外科・内科総合クリニック main

千歳烏山駅から3分ほど歩くと、スーパーマーケットが見えてくる。その建物の3階で2024年4月に開院した「烏山慶友整形外科・内科総合クリニック」。整形外科や循環器内科では医師の専門性を生かしながら、それに限らず体の不調を広く診る地域のかかりつけ医だ。エコーやCTを用いて症状の原因を探り、それが他科の領域であったとしても、十分なデータをもとに適切な医療につなげていくという診療方針だ。整形外科の慢性的な痛みや、循環器疾患を予防するための生活習慣病の管理は、同院で対応可能。柳本繁院長の専門は整形外科で、母校である慶應義塾大学の大学病院や東京都済生会中央病院を中心に、整形外科の診療や研究に広く携わってきた。健康寿命やロコモティブ症候群の問題にも目を向ける柳本院長に同院の診療について話を聞いた。

(取材日2024年4月24日)

多角的な検査で原因を探り、適切な医療につなげる

こちらではどのような症状を診てくださるのでしょうか?

柳本繁院長 烏山慶友整形外科・内科総合クリニック1

当院は「地域のかかりつけ医」をめざして2024年4月に開院しました。体調不良で受診したくても、症状によっては「何科にかかれば良いかわからない」ということもあるでしょう。私の専門は整形外科、岩上直嗣先生の専門は循環器内科ですが、それに限らずどのような不調でもご相談ください。当院ですべての疾患の治療が行えるわけではありませんが、「ならばどの科を受診すればよいか」の答えをお伝えできるよう、検査に力を入れています。他科や病院をご紹介した後も、そちらに任せっきりにはいたしません。複数の科を受診している場合の治療全体の統合性など、患者さんの体全体を継続して管理していきます。もちろん、整形外科の慢性的な痛みや、循環器疾患を予防するための生活習慣病の管理は、当院で対応可能です。

整形外科と内科に専門性を持つメリットは何でしょうか?

外来診療の多くをカバーできることです。体の不調は、骨・関節・筋肉の痛み、もしくは内臓や血管の症状に大きく分けられます。症状の原因をはっきりさせるためには、体の内からと外からの両方の視点や検査が必要なんですね。中には腰痛の原因が大動脈解離や心筋梗塞だったり、転移したがんの影響だったりすることもあるのです。またご高齢の方ですと、節々の痛みを抱えながら高血圧の薬を服用するなど、整形外科と内科の両方の治療を必要とする方も多いです。整形外科と内科の診療を同じ場所で受けられるのは、患者さんにとっても便利なのではないでしょうか。当院の敷地には広いテラスもあり、これをどのように有効活用しようかと案を練っている最中です。

院内で受けられる検査について教えてください。

柳本繁院長 烏山慶友整形外科・内科総合クリニック2

血液検査の他、エックス線検査、エコー、CT、全身の骨密度測定も院内で受けられます。MRIも近くの場所で受けられるようになる予定です。これらの検査により、初期診療の段階で少なくとも「どの診療科の領域か」がわかりますので、その後に各科をたらい回しにされるようなことは少ないかと思います。もう一つ、検査機器がそろっていれば、患者さんにより大きな安心感を提供することが可能になります。例えば「肺がん」を見つけるためには、エックス線検査よりもCT検査のほうが有用だといわれています。検査で安心感をどこまで求めるかは患者さんによって異なりますが、精度の高い検査環境を整えることで患者さんの心配や不安を払拭していきたいと思っています。

人生100年時代、大切なのは「健康寿命」

先生は人工股関節の分野で実績を残してこられたと聞きました。

柳本繁院長 烏山慶友整形外科・内科総合クリニック3

はい。私は母校である慶應義塾大学の大学病院や東京都済生会中央病院を中心に、整形外科の臨床・研究に広く携わってきました。中でも注力したのは人工股関節手術で、ナビゲーションシステムを活用した手術も数多く手がけてきました。人工股関節は正確な位置に設置することが重要で、ナビゲーションシステムの導入は手術の精度向上にとても役立つものでしたね。私はこの臨床・研究結果をもとに、国内外で講演も行ってきました。当院ではこのような手術が必要となる前の予防に力を入れていきますが、関節について熟知している点、また悪化した際に「手術が必要かどうか」を見極められる判断力が私の強みです。

健康寿命の延伸にも注目されていますね。

人生100年時代、できるだけ自分の力で生き生きと暮らすにはどうすればよいか。今の超高齢社会では、この問題を避けて通ることはできません。大切なのはロコモティブ症候群を防ぐこと。ロコモティブ症候群とは、骨・関節・筋肉に問題を生じる病態です。カルシウムやビタミンDを含む食事を取ったり、日頃から体を動かしたりすることが予防の第一歩。当院には広く明るいリハビリ室があり、理学療法士たちが親身になって患者さんの健康をサポートしています。ご自宅からの通院も一つの運動になりますし、医師や理学療法士とコミュニケーションを取ることも良い刺激になるでしょう。痛みと上手に付き合っていく方法もお伝えします。いつまでも元気で、人生を楽しみましょう。

院内で開催された講演会には、多くの方がいらっしゃったのだとか。

柳本繁院長 烏山慶友整形外科・内科総合クリニック4

そうなんです。整形外科をもっと身近に感じていただけるよう、先日「骨粗しょう症」の開院記念講演会を行いました。10人くらいの来場を想定していたのですが、何と98人もの方がいらっしゃったのです。座りきれないほどの多くの方を前に、地域の皆さんの健康に対する関心の高さを感じました。この辺りは若い方やファミリー層だけでなく、ご高齢の方が多くお住まいの地域です。関節痛や骨粗しょう症などの整形外科疾患、また高血圧や糖尿病、そこからつながる脳梗塞や心筋梗塞の予防のためにも、地域の皆さんが気軽に通えるクリニックでありたいですね。

患者の要望に耳を傾け、続けられる治療を

診療の際に心がけていることをお聞かせください。

柳本繁院長 烏山慶友整形外科・内科総合クリニック5

まずは病気を見逃さないこと。例えば腰痛を「年だから仕方がない」と放置して、痛みが強くなり受診した患者さんがいるとします。長引く腰痛は要注意。医師はこのような要注意の状態を「レッドフラッグ」といいますが、骨粗しょう症で腰の骨が折れていたり、がんが転移していたりと、症状の裏に重い病気が隠れていることがあるのです。そのようなことを念頭に置きながら検査結果を確認し、もし重い症状が疑われる場合には、スムーズに適切な医療につなげます。そして当院で治療が可能な慢性的な症状の場合には、患者さんが何を望まれているかを把握するよう心がけています。

患者さんによって望む内容はさまざまなのでしょうか?

整形外科に何を求めるかは人それぞれです。リハビリで改善をめざす方もいれば、薬のみの治療を希望される方、年齢的に不安になって「骨粗しょう症の検査や、食事や運動のアドバイスがほしい」という方など、ご要望はさまざまです。整形外科で、特にご高齢の方の治療で大切なのは続けること。モチベーションを保てなければ治療が中断してしまいますから、患者さんのご要望をできるだけ取り入れながら治療計画を立てています。

お忙しい日々の中、どのようにリフレッシュされていますか?

柳本繁院長 烏山慶友整形外科・内科総合クリニック6

わが家では以前からヨークシャー・テリアを飼っていて、今の子は3代目。朝夕ヨークシャー・テリアと一緒に散歩するのは楽しいひと時です。また私の娘は舞台の仕事に就いていまして、その関係で舞台、特にミュージカルをよく見に行くんですよ。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

「何科にかかれば良いかわからない」と迷われたら、当院にいらしてください。検査で症状の原因を探り、次にどのような検査・治療が必要かをお伝えします。加齢による慢性的な痛みは当院で対応可能です。一度ではすっきりと治らない根気のいる治療となりますが、私と理学療法士たちがしっかりとサポートいたします。お気軽にご相談ください。

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