福島 耕治 院長の独自取材記事
MY内科クリニックせんげん台
(越谷市/せんげん台駅)
最終更新日:2026/10/02
東武伊勢崎線・せんげん台駅から徒歩約8分の大型ショッピングモールの2階にある「MY内科クリニックせんげん台」。院内はコンパクトながらもすっきりと機能的な造りで、各種検査機器もそろい、迅速な診断ができるよう体制が築かれている。きびきびと笑顔で働くスタッフを取りまとめているのは、福島耕治院長。柔和な笑顔と優しい語り口の福島院長は、東北大学出身で、アメリカで過ごした経験も持つ知見豊かな医師。総合内科および消化器内科が専門で、かぜや頭痛などから、糖尿病や高血圧症などの生活習慣病、胃痛・便秘といった消化器症状など幅広く対応している。「いつでも患者さんから信頼されるクリニックでありたい」と語る福島院長に話を聞いた。
(取材日2026年7月9日)
地域の信頼を得ることが第一
2026年4月に院長に就任されました。

東北大学を卒業してから大学病院の消化器内科で経験を積み、関連病院、アメリカのメイヨークリニックでも研鑽を積み、製薬会社勤務などを経て、こちらに参りました。幅広くたくさんの経験をさせていただきましたので、これらを生かして地域の方々の健康を守るお手伝いをさせていただきたいと思っています。当院は地域の皆さまの「最初の相談窓口」として機能する、いわゆるプライマリケアのクリニックです。プライマリケアとは、専門科に関わらず、体調の変化や気になる症状を気軽に相談できる身近な医療のこと。大きな病気の早期発見から、慢性疾患の継続的な管理、生活習慣のご相談まで幅広く対応していますので、どんな小さな不安でもまずは相談していただける存在でありたいと考えています。特に夜は19時まで受付をしていますし、土日祝日も診療していますので、「本当に助かる」というお声も多く頂いています。英語での対応もさせていただいています。
日頃の診療で意識されていることはありますか?
当院には3つの理念があります。第一に患者さんの健康と生活の質を守ること。病気の治療だけでなく、患者さんが日常生活を快適に過ごせるよう、きめ細かな診療を心がけています。プライマリケアから専門的な診療まで幅広く対応し、患者さんとの対話を通じて、最適と考えられる治療方法を一緒に考えていきます。経済的な負担にも配慮しながら、患者さんの生活全体を見据えた医療を提供することが、私たちの使命だと考えています。次に地域の信頼を得ること。地域医療の要として、住民の方々から信頼されるクリニックであり続けることが重要です。土日祝も診療、夜19時まで受付の体制で「いつでも気軽に相談できる」「困ったときに頼れる」クリニックでありたいと思っています。最後に、患者さんが安心して受診していただけるよう確かな経営をすること。質の高い医療サービスを提供し続けられる体制を整え、地域に根差した持続可能な医療を実現していきます。
治療費の負担が大きくなりすぎないよう配慮もされておられますね。

私がかつて製薬会社に勤めていたこともありますし、私自身新しいものに対する興味が尽きないので、良いお薬が開発されたりすると適用できる患者さんには積極的にご紹介します。ただ、新薬はどうしても薬価が高くなりがちです。従来のお薬もとても良いものがありますし、患者さんの症状によっては後発品でしっかり治療に取り組めるものもたくさんありますので、きちんと見極めて処方させていただくようにしています。特に長い期間付き合っていく必要のある疾患の場合、お薬代は大きな問題です。それでもお体の状況によっては使わざるを得ないお薬もあるのですが、ちょっとご負担が大きいな、と感じることがあればご相談いただければと思います。ご提案し一緒に考えていきたいと思っています。
沈黙の臓器・肝臓を視野に入れながら診療
先生はどうして医師の道に進まれたのですか?

私が子どもの頃、小児科の先生がすごく好きだったんです。純粋に「こういう先生になりたいな」と思い、憧れを追いかけました。結局小児科には進みませんでしたが、その理想は今も大切にしています。また中学生頃から、がんに対する薬がないということが気になっていまして、がん研究と治療に取り組みたいと思っていました。肝臓を専門にしたのは、私が医師になる時、C型肝炎から肝臓がんになる方がすごく多かったということがありまして、発がんについて研究したかったからです。検診などで肝機能の数値に問題がある方は専門的な視点から診ることができますので、ぜひご相談ください。「大丈夫ですよ」「継続して診たほうがいいですよ」など適切にアドバイスさせていただけると思います。
肝臓は沈黙の臓器と言われていますから、早めの受診が大切ですね。
私が所属していた東北大学の消化器内科は、かつて第三内科と称していまして、糖尿病の診療がメインだった時期があるんです。病棟では、糖尿病も血液内科も消化器内科も全部診るという体制で研鑽を積みました。これらの経験と通じて、また、最近はエビデンスも充実してきていますが、生活習慣病、特に糖尿病の患者さんは、特に肝臓病やがんに注意する必要があると思っています。糖尿病というと、腎臓疾患を思い浮かべる方が多いと思いますが、肝臓もとても重要なんですよ。お酒を飲む方、肥満の方、糖尿病の方は検査をしたほうが良いでしょう。肝臓は症状が出にくいので、定期的なチェックが大切です。
今後、力を入れていきたい分野はありますか?

循環器内科がご専門の先生にも診察していただいています。どんな疾患もそうですが、心臓関連の病気は命に関わりますので、しっかり診ていきたいですし、慢性疾患の方にはきちんと関わって適切な治療を続け、質の高い生活を維持していただきたいですね。ストレスの多い日常生活や生活習慣と関連して不眠やいびき、睡眠時無呼吸症候群などの診療も行っておりますので、相談いただければと思います。最近はウエアラブルデバイスやアプリなども医療に参画してきていますので、先進の機器もうまく活用したいですね。
気軽に何でも相談できるクリニックに
日本内科学会総合内科専門医として、幅広く診療されておられますね。

疾患を広く捉え、人を診るということが、現在の高齢化社会では必要なことかと思います。地域のよりどころになるような診療所にしたいと思っています。まずは総合内科の目線で患者さんを診察し、必要に応じて専門の外来や、場合によっては他院の専門の外来、高次医療機関などへの紹介を考えます。特にご高齢の方や持病、基礎疾患のある方は症状が悪化する前に受診いただくことが重要です。専門の外来にかかっている方で風邪症状ではなかなか受診できないような場合もあるかと思いますが、当院ではそのような懸念もございません。他院に通院中の方でも、お気兼ねなく来院いただけます。それこそがプライマリケアを行う当院の役割ですね。
読者へのメッセージをお願いします。

今後も3つの柱を大切にしていきながら、地域の信頼を得るべく精進してまいります。それには、日々の対話がとても重要。コミュニケーションを大切にしながら、プライマリケアから専門の外来まで幅広く対応しておりますので、何かご相談があれば、ぜひお気軽にお越しください。夜19時まで受けつけしていますし、英語対応も可能です。早めの受診、早めの治療が、健康維持のためには肝心です。よく笑い、よく話し、元気にお過ごしください。

