田中クリニック横浜公園

田中クリニック横浜公園

田中冨久子 院長

頼れるドクター

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横浜公園の美しい緑をすぐ目の前に見る「田中クリニック横浜公園」。アーチ型の窓の先には、美しい横浜の町並みが浮かぶ。「いくつになっても生き生きと過ごす女性の力になりたいんです」と、力強く微笑むのは田中冨久子院長だ。何でも受け止めてくれる懐の深さは、その温かくざっくばらんなお人柄からにじみ出たもの。長く脳とホルモンについての研究を重ね、その世界ではまさに重鎮とも呼べるベテラン医師。豊富な知識と経験をもとに、「ホルモン補充療法」を実践、更年期障害のさまざまな症状で悩む女性たちに、救いの手を差し伸べ続けている。「もっと自分の体を大事にしてほしい」という田中院長に、日々の診療で感じる思いや、「ホルモン補充療法」のこと、医師を目指した理由やご自身の自由な時間などプライベートなお話まで、たっぷりと語っていただいた。
(取材日2011年10月28日)

「ホルモン補充療法」で更年期障害を根本から治療

―こちらを開業されたのはいつですか?

2011年1月です。関内は市役所など公官庁もある、まさに横浜の中心。私は横浜市立大の出身で学生時代からよく来ていましたし、研究生活に入ってからは先輩に連れられて近隣の飲食店に来ることもしょっちゅうでしたから(笑)。ずっと馴染みのある、大好きな町だったんですよ。窓の外に見える横浜公園は、木々の緑も春のチューリップもとてもきれい。すぐ目の前の横浜スタジアムは、試合がある時には、またちょっと雰囲気も変わります。そんなふうに、横浜の町と一緒に過ごしていかれるのがいいなあと思いました。ここは更年期女性外来を主に診療をしているので、患者さんはほとんど女性。ホームページのほか、開業したての頃、いろいろな雑誌に取り上げていただいたこともあり、そちらをご覧になったという方や口コミで聞いていらっしゃる方がほとんど。岩手県や八丈島、なかにはハワイからという方もいらっしゃいますね。

―「更年期女性外来」では、実際にどのような治療をするのでしょう?

まず、更年期というのは、女性の閉経をはさんだ前後10年間で、だいたい40代後半から50代前半。その時期になると、卵巣で合成・分泌されていた卵巣ホルモンの分泌が減少し、ついには全く欠落してしまうのですが、それによって起こってくるさまざまな自覚症状を一般に「更年期障害」というんです。のぼせ、ほてり、めまい、耳鳴り、疲れやすい、などなどです。卵巣ホルモンの中でも、とくにエストロジェンという物質の減少が更年期障害の背景にあるので、初診の方は血液検査をし、エストロジェンの血中濃度などを測定。甲状腺機能異常からも更年期と似た症状が起こるので、見分けるため、甲状腺ホルモンなどについても同時に検査します。その結果と、ご自身の自覚症状などを問診で伺って、現状を把握し治療方針を決定していくんですよ。当院で行っているのは、その欠落したエストロジェンを薬で補う「ホルモン補充療法」が中心。エストロジェンは、更年期の自覚症状をきれいに取り去ります。また、閉経前の子宮や膣、乳房をはじめ、皮膚、血管、脂質代謝、糖代謝、骨、脳など女性のからだのあらゆる働きを守ってくれていたものなので、これを補充することで閉経以降も女性の体を守ってくれることになります。もちろん、まだご本人に自覚症状が出ていなかった症状にも非常に有効ですから、例えば、脂質代謝異常によって起こる動脈硬化や骨密度減少によって起こる骨粗しょう症、脳を活性化することで認知症予防にもなると言われています。更年期後も女性の平均寿命まで30〜40年はあるわけでしょう?より健康に、快適に過ごしていくために、ホルモン補充療法は、とても効果があると思いますね。

―ホルモン補充療法で副作用などの心配はないのですか?

なかには乳房の張りや痛み、性器出血などが起こったり、子宮内膜がんや乳がんなどの発症リスクが上がるとも言われています。でも、私はこれまでずっと女性ホルモンについて研究してきましたが、エストロジェンの欠落が女性の体に与える影響のほうが、がん発症リスクよりよっぽど重大だと実感。それに最近は、子宮がんや大腸がんなどに関しては、ホルモン補充療法を受けたほうがむしろ発症リスクが若干下がるというデータもありますし、乳がんに関してもホルモン補充療法開始5年後までのデータでは、必ずリスクが上がるという確かな報告もないんですよ。よく、ホルモンはこわいという意識を持っている方もいますが、使い方さえ誤らなければ少しもこわくないんです。当院では、ホルモン補充療法の期間中、がん検診を含む婦人科検診を1年毎に受けることを約束していただき、また、健康チェックを定期的に実施してきちんと患者さんの体の状態を把握するようにしていますから、安心して受けていただきたいですね。

―健康を取り戻して変わられる方も多いのでしょうね。

本当にそうなんですよ。今、社会に出て仕事をされている女性が多くなっているでしょう?そして、更年期になって「記憶力がうせてしまった」「仕事に集中できない」「朝、会社に行く気にならない」と悩み、「もう会社を辞めるしかない」と、真剣に思いつめていた沢山の方々がホルモン補充療法を受けるうちに、みるみる元気になっていらっしゃいます。販売実績を挙げたとか、会社で表彰されたとか、自覚症状が改善されるだけでなく、仕事でいい結果を出す方も大勢いらっしゃるんです。「会社を辞めるのをやめた」「老後の展望が開けてきた」と、言っていただくのは私にとっても大きなよろこび。ホルモン補充療法を「魔法の薬みたいですね」とおっしゃる方もいましたよ。



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