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矢島 俊巳 院長の独自取材記事

やじまクリニック

(千代田区/飯田橋駅)

最終更新日:2021/11/09

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大学病院の心臓血管外科医として数多くの手術を担当してきた医師が新たに選んだ道は、「何でも相談できる地域のかかりつけ医」だった。外科手術に至るような重篤な状態になる前に、予防医療で患者の健康を保つことが、「やじまクリニック」の矢島俊巳院長の願いだ。クリニックは「病気にかかってから行く場所」であるという既成概念を打ち破り、「健康をキープし、笑顔で人生を過ごすために行く場所」になることをめざし、生まれ育った飯田橋に開業。そんな矢島院長に、地域医療にかける思いや日々の診療、今後の目標などについて、じっくりと語ってもらった。

(取材日2011年10月14日/更新日2021年11月8日)

大学病院の心臓血管外科医から開業内科医へ転身

まずは医師になろうと思った理由を教えてください。

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小学校5年生の頃だったと思いますが、スキー連盟の役員だった父が地域の方を引率してスキー教室に行った時、いきなり吐血したんです。幸いなことに緊急手術で命を救ってもらい、それから外科医に興味を持つようになりました。もともと幼い頃から「お医者さんになりたい」という漠然とした憧れを持ってはいましたが、父は医師ではないし、私は長男なので家業を継ぐ可能性もあり、具体的には考えていなくて。しかし母にも医師になることを勧められ、憧れが明確な目標に変わった時、父は「違う道に進んでもいいんじゃないか」と言ってくれたんです。浪人した時も、父は変わらず「気が済むまでやれ」と支えてくれて。おかげで念願の医師になることができました。

開業を決めたきっかけは何でしたか。

私は1981年に日本医科大学を卒業してから約30年間、付属病院の医局に所属していました。開業を決意したのは心臓外科の激務をこなす体力が落ちてきた50歳過ぎの頃で、2010年9月、50代後半で自分のクリニックを持ったんです。ずっと心臓血管外科を専門にしてきたので、内科での開業に少々ためらいもありましたが、大学病院で手術に携わるうちに、手術に至る前の段階が特に重要だと考えるようになっていて。外科手術はあくまでも最終手段であるべきで、重症になる前に何とかしたほうが良い、手術をしないで済むように予防医療に重きを置いたほうが良いと感じ、そこに注力するクリニックをつくりたいという思いがありました。

予防医療というと、具体的にはどういったことをするのでしょうか?

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高血圧や肥満、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病の予防のために生活改善に向けた相談に乗ったり、禁煙のサポートをしたりしています。高度最先端医療も大切ですが、今後は予防医療もさらに重要な役割を担っていくでしょう。そのためかかりつけ医に通う習慣ができれば、この国の重症患者は減っていくと思いますし、私もその一端を担いたいと考えています。実は、恥ずかしながら私自身もメタボリック症候群で高脂血症でした。「医者の不養生」と笑われてしまいそうですが、肥満は外科医の職業病のようなもので(笑)。緊急手術のために昼夜を問わずに呼び出される毎日で、不規則な生活を送らざるを得ないからです。50歳を過ぎてから、そろそろ健康や日々の生活について真剣に考えなければと思い、気合いを入れてダイエットしたんですよ。

健康的に生きていくための予防医療に力を注ぐ日々

肥満やメタボリック症候群を解消することで健康的な生活をめざせますか。

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そうですね。例えば高血圧は体重を減らすと改善に向かうとされています。また、老化も影響しますが特に肥満は動脈硬化を引き起こす要因の一つといわれているので、早めに対策を打ちたいところです。私は体重が今より12、3kg多かった時、中性脂肪の数値が高く、血糖値も上がっていました。このままだと糖尿病になってしまうと思い、ダイエットをスタート。妻の協力のもと、食事や運動を徹底的に管理して体重を落としましたが、もし1人だったら難しかったと思います。ですからもし生活習慣でお悩みなら、医師の力を借りるのも手。当院で健康診断を受けていただければ食事や運動のアドバイスをしますよ。当然ですが、メンテナンスをしている人と、していない人では先々の健康度に差が生じてきます。健康をキープして元気に年を取り、人生を笑って過ごすお手伝いができたらうれしいです。

喫煙も健康を害する習慣の一つということで、禁煙治療を?

はい。喫煙は肺がんの原因になるほか、心臓にも大きな負担をかけます。禁煙治療を希望する患者さんは増えている傾向にありますが、受動喫煙が社会問題になっている今だからこそ、喫煙者の方には良いタイミングだと思って禁煙治療に取り組んでみてもらいたいです。一定の条件を満たす方なら健康保険が適用されます。先ほどお話しした肥満もそうですが、タバコも病気のリスクを高めることを知っていただき、ご自身の健康のためにも禁煙を検討していただけたらと思います。

診療の際に心がけていることを教えてください。

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患者さんの話をじっくりと聞くことですね。長い方だと、1人20分くらいかかることもあります。例えば、おなかが痛いにしても胸が苦しいにしても、それが病気かどうか判断するのは難しいことなんです。あれこれ聞いているうちに、病気が原因ではなく不安やストレスのせいだろうとわかってくる場合もあります。かかりつけ医の役割は、患者さんの訴えの中に隠されている重篤な病気があるかないかを見分けることなんです。すぐにでも検査を受けなければならない状態なのかをしっかり見分けることが地域のクリニックに最も求められていることだと思います。ですから、自分では「大した病気じゃない」と感じていても、気軽にクリニックを訪れてみてほしいです。そうすれば、これは病気ではないとか、もっと詳しく調べましょうなどとお伝えしますし、場合によっては大学病院や総合病院を紹介して、適切な治療につなげます。

地域医療を支える「かかりつけ医」の新たな役割

ここまでお話ししていて、親しみやすいお人柄を感じます。

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ありがとうございます。「病は気から」ということわざがあるように、医師と患者さんに信頼関係ができていれば、会話を通して患者さんの気持ちが晴れるだけでも治療が良いほうに向かうことがあります。「笑顔は健康の秘訣」もあながちうそではないと思うので、患者さんが私と話して、満足して不安が解消されたなら、それだけで帰ってもいいと思っているくらいなんです。もちろん病気ではない患者さんには、検査もしないし、薬も出しません。ただ、ご本人の訴えや希望もあるのでそれを聞いて、不安を解消するよう努め、対応するのも医師の役目だと思っています。患者さんにモテそうですって? そうですね、ご高齢の患者さんにはモテているかもしれません(笑)。

地域の方の健康診断も担当されていらっしゃるんですよね。

地域の方の健康維持に貢献したい思いがあって開業したので、千代田区民をはじめ、働く人や学生さんなどの健康診断、特定健康診査・特定保健指導などに対応しています。歯科医院では定期検診が一般的になっていますが、内科のクリニックでの定期健康診断ももっと浸透してほしいですね。また、この10年間で近隣に企業やマンションが増加したため、開業当時と比べて専門である循環器以外にもさまざまなご相談をいただくことが増えました。当院では患者さんが病気の治療のために来院した時、必要であれば総合的な検査を行いますが、会社などで健康診断をしている方には、検査結果を持ってきてもらって細かく分析、アドバイスしています。基本的に、皆さん要注意のところ以外はほとんど読み飛ばしていると思うので、気になるポイントがあれば説明しますよ。

患者さんに最も伝えたいことは何でしょうか。

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敷居が高い病院ではないので、世間話をしに寄るような気分で、保健室代わりだと思って気楽にいらしてください。あとは、病気は最終的に自分で治していこうという意識が大事だということはお伝えしたいです。大学病院時代にも、よく患者さんやご家族に「私が病気を治すのではありません」と話していました。医師は「道」を間違えないようにする先導役で、実際に走るのは患者さんご自身。ご家族は沿道の声援者で、先導役・競技者・声援者の3者が連携してこそ病気が快方に向かうと思っています。先導役が道案内をすればゴールまでのルートをたどりやすいということです。そして、ゴールをめざすためにはまず信頼関係を築くことが大事なので、患者さんのお話をきちんと聞くようにしています。皆さんの声にしっかり耳を傾け、協力しつつ健康な生活を送るサポートができたらこれ以上うれしいことはありません。

自由診療費用の目安

自由診療とは

・ビタミン注射/2100円~、・AGA/初診料3300円、再診料/2200円、薬剤料/フィナステリド:7350円(1ヵ月分28錠)、デュタステリド:9400円(1ヵ月分30錠)・ED/初診料3300円、再診料 2200円、薬剤料 シルデナフィルクエン酸塩(50mg):3150円(2錠単位)、タダラフィル(20mg):4200円(2錠単位)

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