石井 菖太郎 院長の独自取材記事
横浜綱島フォレスト消化器内科・内視鏡クリニック
(横浜市港北区/新綱島駅)
最終更新日:2026/07/15
東急新横浜線・新綱島駅直結のビル3階に構える「横浜綱島フォレスト消化器内科・内視鏡クリニック」。白と茶色のインテリアで統一された洗練された空間が広がる同院は、2024年4月の開院から地域住民のおなかの悩みに寄り添い続けてきた。2025年4月に新院長として就任した石井菖太郎(いしい・しょうたろう)先生は、日本医科大学を卒業後、同大学付属病院の消化器内科や八丈島での地域医療など、多様な現場で内視鏡診療の研鑽を積んできた専門家。前体制からの「精度を重視したスピーディーな内視鏡検査」を引き継ぎつつ、若年層の些細な不調にも耳を傾けるきめ細かな診療スタイルを特徴とする。就任から1年が経過した石井院長に、自身の医療への原点や同院ならではの検査体制、そして今後の展望について詳しく話を聞いた。
(取材日2026年5月18日)
目の前の人に本当に必要なものを見極めることを大切に
院長ご就任の経緯についてお聞かせいただけますか?

日本医科大学を卒業後、同大学付属病院の消化器内科に入局し、消化器・肝臓内科の領域で研鑽を積んでまいりました。その後、複数の医療機関で経験を重ねる中で、八丈島での離島医療にも携わる機会をいただくことに。離島では医療へのアクセスが限られているため、患者さんが本当に必要な医療を受けられない現実に直面することもあり、その経験が私の診療観に大きな影響を与えていると感じます。地域に根差し、消化器疾患の早期発見に寄与する医療を提供したいと考えていた矢先、縁あってこちらのクリニックでの院長就任のお話をいただきました。偶然、理事長や前院長と同じ日本医科大学出身という共通点もあり、スムーズにバトンを受け取ることができました。
離島医療の経験は先生にとってどのような意味があったのでしょうか。
八丈島では、医療機関が限られる環境の中で患者さんに向き合う経験をしました。専門領域にかかわらず、あらゆる患者さんを一人で責任を持って診る必要があり、高度な医療機関への搬送もすぐには難しいからこそ、「目の前の患者さんに何が本当に必要か」を見極め、守り抜くといった力が鍛えられたと感じています。受診してくださった方に対して、的確な診断と適切な対応を迅速に届けることの大切さを、肌感覚で学ぶことができました。現在のクリニック診療でも、患者さんが抱える些細なサインや不安を見逃さず、誠実に向き合う姿勢を大切にしています。どのような症状であっても、まずは当院でしっかりと受け止め、適切な医療の方向性を示すという、トータルなプライマリケアの精神に深く結びついています。
現在、どのような患者さんが多く来院されていますか?

年齢層でいうと、30代の患者さんが最も多いという印象です。働き世代の方々が、胃の痛みやもたれ、便通トラブルなどを抱えて来院されるケースが増えています。下痢や便秘、おなかの張りなどの症状を繰り返すものの、検査では異常が出ない機能性ディスペプシアの方もいらっしゃいます。また、女性の患者さんも多く、ホルモンバランスや生活リズムの変化が消化器症状に影響しているケースも少なくありません。若い世代の方が「なんとなく胃が重い」「おなかの調子が悪い」という段階で気軽に相談できる場所でありたいと思っていますし、そういった方々に積極的に来ていただけるクリニックをめざしています。
受けやすい内視鏡検査とトータルに伴走するアプローチ
内視鏡検査に注力していらっしゃるのですね。

内視鏡検査は得られる情報量が多く、診断において非常に有用なツールです。当院では、小さな病変であっても早期に発見できるよう、AIを搭載した先進の検査機器を導入。検査室の照明にはブルーライトを採用しています。また、少しでも抵抗なく受けていただけるよう、さまざまな工夫をしているのも特徴です。平日は朝9時から、土曜・日曜も検査を受けられるほか、胃と大腸の同日検査も可能です。女性患者さんが安心して受けられるよう、女性医師による検査も選択できる体制としています。鎮静剤を用い、痛みや苦痛に配慮した検査を受けられるのも特徴。検査終了後の覚醒がスムーズな新しい鎮静剤も導入しています。また、必要であれば検査終了後にゆっくりお休みいただけるよう、リカバリールームも設けています。忙しさや苦痛への抵抗感からこれまで内視鏡検査を避けてきたという方にこそ、ぜひ受けていただきたいと思っています。
検査中にポリープや病変が見つかった場合の対応を教えてください。
熟練した医師の目で診れば、内視鏡を通した見た目である程度の病変の性質は判断できます。しかし、確実な診断のために必ず組織を採取する生検を行います。採取した組織にがん細胞が含まれているかどうかを病理検査で厳密に確かめるためです。もし内視鏡での観察の時点で、明らかに進行したがんなど治療を急ぐべき重大な病変が疑われた場合には、病理結果を待つ時間をできる限り無駄にしないよう、迅速に動きます。すぐに適切な治療が受けられる高度医療機関への紹介状をご用意し、患者さんにお渡しすることで、スムーズに次のステップへ進んでいただけるよう、スピード感を持った対応を心がけています。
検査で異常が見つからなくても不調が続く方へはどのようにアプローチされますか?

内視鏡検査で「がんや炎症などの異常はありません」と告げられて安心する一方で、「じゃあこのおなかのモヤモヤ感や痛みは何なのか」と戸惑う患者さんも多いもの。30代といった若い世代でも、検査で目に見える異常がないからこそ、原因がわからず深く悩んでしまうケースも多々あります。機能性ディスペプシアや過敏性腸症候群など、胃や大腸に腫瘍や炎症が見当たらないにもかかわらず、つらい症状が慢性的に続く病気も少なくありません。当院の役割は、単に大きな病気がないことを確認するだけではなく、おなかの不調の背景にある、胃腸の動きの乱れや、ストレス・精神的な要因などを見極め、症状を和らげるための適切なアプローチの提案をめざしています。検査結果に安堵したその先にある患者さんの本当の悩み解決に向けて、トータルケアで伴走いたします。
おなかに関する悩みや気がかりを迷わず相談できる場に
診療の際に心がけていることがあれば教えてください。

患者さんがわからない言葉を使わないことでしょうか。6年間医学部で専門教育を受け、2年間の初期研修を経て日々臨床の現場に立っている私たち医師と、一般の患者さんでは、医療に対する理解の下地がまったく異なって当たり前。患者さんに対しては、「このくらい伝わるだろう」という慢心は捨て、できる限り具体的にわかりやすくお伝えするように意識しています。検査についても、詳しい内容や次に受けるべき間隔など、なるべく具体的にお話しするように心がけています。
先生が医師を志されたきっかけは何だったのでしょう。
家族や親戚など身近な人に医師はおらず、中高で仲の良かった級友の影響が大きかったように思います。意志を持って勉強に取り組んでいる姿を見て、自分もやってみようと思ったのがきっかけです。そんなきっかけではありましたが、実際に医師になってみると、ほかの職業はできないと思うほど自分に向いていると感じました。医師という仕事は専門性が取り沙汰されがちですが、それ以前に人と向き合う仕事です。困っている人の力になることが、自分自身のためにもなっているような、そんな確かなやりがいを感じながら日々診療しています。
今後の展望とメッセージをお願いします。

新綱島エリアは再開発が進み、住む方も増えている活気あるエリアです。ここで地域の中核を担うクリニックとしての地位を確立するとともに、広く周辺エリアからも困っている方をお迎えできるようになっていければと思っています。消化器内科というとどこからどこまでが範囲かわからないという声もありますが、おなかのことで何か気になったら、大抵のことには対応しています。例えば、婦人科や泌尿器科の領域であっても、こちらで診ることで適切な科におつなぎすることができます。受診する科に迷うような場合も、気軽にご相談ください。当院は新綱島駅に直結しており、土日も診療・検査が可能です。忙しい方にも通いやすい体制ですので、ご活用いただければと思います。
自由診療費用の目安
自由診療とは胃カメラ検査/1万5400円、大腸カメラ検査/2万5300円、胃・大腸同日検査/3万5200円
※金額につきましては変更となっている場合もございます。詳細はクリニックまでお問い合わせください。

