便潜血検査で陽性なら受けるべき
早期発見に有用な大腸内視鏡検査
横浜駅前ひさゆき消化器内科・内視鏡クリニック
(横浜市西区/横浜駅)
最終更新日:2026/03/06
- 保険診療
腸・胃・食道などの消化管にできる炎症や潰瘍、腫瘍。これらの病気の有無を簡易的に調べるために、健康診断や人間ドックで広く利用されている「便潜血検査」。しかし、検査で陽性になっても「大腸内視鏡検査を受けるのはおっくうだ」という人は多い。そこで、便潜血検査で陽性の場合も、患者の負担を軽減した大腸内視鏡検査をスムーズに行えるよう努めているのが「横浜駅前ひさゆき消化器内科・内視鏡クリニック」だ。同院は先進の内視鏡システムを導入し、AI機能も活用しながら微細な病変の早期発見に取り組んでいる。また診察から検査後のフォローまで、院長が一貫して担当するのも心強い。今回は、胃と大腸の同日検査も行うなど、多忙な現役世代にも受けやすい同院の大腸内視鏡検査の実際について、久行友和院長に教えてもらった。
(取材日2026年2月5日)
目次
ポリープなど病変の早期発見で大腸がん回避をめざして、便潜血検査で陽性の場合は大腸内視鏡検査の受診を
- Q便潜血検査で陽性の場合、どんな病気が考えられますか?
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A
▲苦痛の少ない内視鏡検査を受けることができる
便潜血検査が陽性になる場合とは、便に微量の血液が混ざっているという状態を示しています。実際は痔や肛門裂傷などの肛門周辺が病気である場合が多いのですが、そのほかにも大腸ポリープや大腸がんをはじめ、潰瘍性大腸炎やクローン病といった炎症性腸疾患、虚血性腸炎といった消化器系のさまざまな疾患が考えられます。痔など命に関わらない病気のこともありますが、大腸がんや大腸がんに進行する可能性のある大腸ポリープの場合も少なくないので、やはり便潜血検査が陽性の場合は、消化器内科など専門的な医療機関を受診して、大腸内視鏡検査を受けていただきたいと思います。
- Q大腸ポリープから大腸がんになる可能性は高いのでしょうか?
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A
▲内視鏡検査の研鑽を重ねてきた久行院長
大腸ポリープとは、大腸の粘膜にできる小さな組織の塊のことです。良性の場合もありますが、放置するとがん化するタイプや、小さいうちから早期にがん化しやすいタイプもあります。そのため、ポリープは小さい段階で発見し、切除することが重要です。また、大腸ポリープがあると便潜血検査が陽性となる場合があります。しかし、多くは自覚症状がないため、早期発見のためには大腸内視鏡検査を受けることが大切です。
- Qでも大腸内視鏡検査は不安ですし、恥ずかしさもあります。
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A
▲不安に感じることは気軽に相談できる
大腸内視鏡検査は、大腸がんや大腸ポリープの早期発見に欠かせません。恥ずかしさや痛みを心配される方は多いと思いますが、最近の内視鏡検査は患者さんの負担を軽減するために工夫されています。とても不安が強い場合は、眠ったような状態で恥ずかしさも感じずに受けていただけるよう、検査前から鎮静剤を使うこともできます。また、内視鏡検査そのものより、腸の中をきれいにするために下剤を飲む前処置がつらかったという方もいらっしゃいます。便の色が透明な黄色になったら腸の中がきれいな状態なので、下剤は全量飲まなくて良いとお伝えするなど、当院では負担を軽減するように努めていますので安心していただければと思います。
- Q便潜血検査が陰性なら、大腸がんは心配しなくても大丈夫ですか?
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A
▲内視鏡が苦手な人でも受けやすい工夫をしている
便潜血検査が陰性でも大腸がんの確率は0.2%ぐらいあるともいわれています。大腸ポリープがある可能性はもっと高いと考えられるので、陰性だから大丈夫というわけではありません。初期のがんもポリープも症状がないことも多いので、40歳ぐらいから定期的に大腸内視鏡検査を受けておくと、大腸ポリープの早期発見が可能になり、大腸がんになるリスクや進行するリスクが下がるとされています。また、便潜血検査が陰性であっても、便秘や下痢を繰り返す、腹部膨満、便が細くなる、血便があるといった症状がある場合は、大腸内視鏡検査を受けたほうが良いでしょう。
- Q大腸内視鏡検査を受ける際の注意点を教えてください。
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A
▲穏やかで優しい口調で話す久行院長
検査の1週間前ぐらいから消化の良い食事を取るようにして、検査前日は飲酒を控えてください。消化の良い食事を用意するのが難しいという場合には、繊維質が残りにくい検査食を利用することもできます。また便秘しやすい方は、検査までに便秘を解消するために下剤を服用するなどしておいたほうが良いでしょう。検査で大腸ポリープが見つかり切除した場合には、検査終了後も出血のリスクがあるので、1週間ぐらいは禁酒し、遠方への外出や運動は避けてください。通常の通学や通勤などはできます。また、ポリープが見つかった場合は、その数や大きさ、性質などにより、医師に指示された間隔で内視鏡検査を受けて経過を観察することも大切です。

