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英 賢一郎 院長の独自取材記事

はなぶさ脳神経外科・皮ふ科クリニック

(西宮市/西宮駅)

最終更新日:2024/02/15

英賢一郎院長 はなぶさ脳神経外科・皮ふ科クリニック main

阪神本線・西宮駅から徒歩約7分。国道171号線沿いに新しくできた商業ビルの2階に「はなぶさ脳神経外科・皮ふ科クリニック」はある。脳神経外科の医師として急性期を扱う総合病院や脳神経外科専門病院で研鑽を積んだ英賢一郎院長が、頭痛やしびれ、めまい、物忘れなど、身近な症状をメインに診療を行い、英真希子副院長が皮膚科を担当するクリニックだ。脊椎外科分野も専門とする英院長は、脳を原因としたしびれだけではなく、背骨や手足の神経を原因とするしびれの診断・治療も得意としている。院内にはMRIやエックス線などの検査機器がそろい、即日の検査・診断に対応。「頭痛やしびれ、物忘れなど、何科にかかっていいのかわからない、そういった時は脳神経外科を頼ってください」と話す英院長に開業のきっかけから同院の特徴まで話を聞いた。

(取材日2024年1月31日)

頭痛やしびれなど、身近な悩みに対応する脳神経外科

脳神経外科のクリニックは珍しいと思います。開院のきっかけを教えてください。

英賢一郎院長 はなぶさ脳神経外科・皮ふ科クリニック1

時代は大きく変わってきて、脳神経外科の医師が求められるものも、変わってきたと感じています。昔は大きな病院で脳出血、くも膜下出血、脳腫瘍といった手術がメインの医師という位置づけでしたが、今は頭痛やしびれ、物忘れなど多くの人が悩む症状の治療に対するニーズも高くなってきました。特にめまいやしびれなどは、他の診療科に行ってもなかなか原因がわからず、一時的な対症療法で終わってしまうことも多いようです。たくさんの人がお悩みの頭痛やしびれ、物忘れなどに対して、しっかりと原因からアプローチし、治療していく、そんな身近なクリニックが必要ではないかと思い、当院を開院しました。

どのような病気を診てもらえるのですか?

頭痛、しびれ、めまい、手足・顔のまひ、物忘れ、認知症、腰痛、首の痛みなども、脳と脊椎脊髄の専門家として診療を行います。ほかに頭部打撲などの外傷の診療も行っています。脳神経外科の医師として、脳出血、くも膜下出血、脳腫瘍なども診てきましたから、術後のフォローも可能です。 また脳梗塞などは生活習慣病による動脈硬化が原因と考えられます。高血圧や糖尿病、高脂血症などの生活習慣病を放置していると、どんどん動脈硬化は進みますから、当院では生活習慣病の治療にも力を入れています。数多くの患者さんを診てきた経験から、MRIの画像を見れば先の予測が立ちます。脳卒中や脳梗塞を起こさないためにどのようにコントロールをしていくか、逆算して治療にあたることを大切にしています。こうやって診療内容を並べると、意外にも身近な疾患ばかりだとわかっていただけたと思います。皆さんには内科と同じように使っていただけたらと思います。

院長は脊椎脊髄の専門家でもあるのですか?

英賢一郎院長 はなぶさ脳神経外科・皮ふ科クリニック2

日本では、脊椎脊髄は整形外科の分野だと思われていますが、海外では脊椎脊髄は脳神経外科の診療領域にあたります。私は日本脳神経外科学会脳神経外科専門医ですが、脊椎脊髄外科も専門としていますので、脳と脊椎のほぼすべての領域にわたって診療を行えます。患者さんの訴えとして多いしびれや痛みというのは脳からではなく、首や腰の脊椎に原因があることのほうが圧倒的に多いです。ですから、脳と同時に脊椎脊髄、末梢神経も一緒に診断できるというのは重要なのです。これまで脊柱管狭窄症や頸椎椎間板ヘルニアなどの手術も数多く行ってきました。当院では、力の入り具合や反射なども見て、総合的に診断を行っています。どの科に行くべきか迷うという時も、ご相談ください。

検査するだけでなく、患者の心情に寄り添って診療する

診療する上で大切にしていることは何ですか?

英賢一郎院長 はなぶさ脳神経外科・皮ふ科クリニック3

患者さんの気持ちに寄り添って診療することを大切にしています。例えば、頭痛であれば8割以上は一次性頭痛といって脳の異常ではないことがほとんどです。また若い人の物忘れも、可能性としてほとんど脳に問題はありません。まずはMRIでしっかりと診断し、大きな病気でないことを否定する。ですが、それだけで終わっては、「じゃあ、何に原因があるのか」と、もっと患者さんを悩ませてしまうこともあります。患者さんの不安な気持ちを少しでも解消することが治療だと思っています。例えば、心因的なものであると思えば、漢方薬や抗不安薬も処方して経過を見ます。検査で不安の解消と安心の獲得にはつなげ、その先の治療までしっかり行うことが何より大事だと思っています。

ところで、院長が医師をめざしたきっかけは何ですか?

私の家系に医師はおらず、親戚にも医療関係者はいないんです。ですが、将来は医者になると言ってた仲の良い同級生にも影響を受けたように思います。その中でも脳神経外科を選んだのは、私自身が片頭痛持ちだったこともあり、くも膜下出血や脳腫瘍という病気に少し興味がありました。 小学生の時に、すごく強くズキズキする右こめかみの頭痛が脳腫瘍ではないかと不安になり、この痛みの原因かもしれない腫瘍を自分で取り除きたいと思い込んでいたことなども、脳神経外科医になりたいという伏線だったのかもしれません。 脳の病気は「倒れたらもう助からない」というようなイメージがありますが、現在は多くの病気で治療方法も格段に進歩しており、回復も見込めます。もちろん、今は倒れる前の再発防止や予防面に力を入れています。患者さんの症状とMRIをチェックして、事前に介入することで病気を防ぐことに、大きなやりがいを持っています。

救急の現場や研究に携わるなど、さまざまな経験を積んでこられたそうですね。

英賢一郎院長 はなぶさ脳神経外科・皮ふ科クリニック4

主には脳神経疾患の手術全般を行ってきましたが、救急医療や外来診療にも携わり、数多くの患者さんを診療してきました。2002年からは京都大学再生医科学研究所、 国立循環器病研究センター再生医療部に国内留学し、骨髄幹細胞を使用した再生医療分野の基礎研究に従事していました。また2018年にはアメリカのデューク大学脳神経外科に留学し、脳神経外科の医師として知られている福島孝徳教授のもとで、髄膜腫を中心とした脳腫瘍、頭蓋底腫瘍、三叉神経痛、顔面けいれんの手術などについても学んできました。そもそも日本では自ら積める経験の数がどうしても少なくなりますが、留学したことでさまざまな経験を積むことができ、さらに自信もつきました。より負担が少なく改善をめざせる方法はないかと考える力もついたように思います。

早期発見・早期治療で、健康寿命の延伸を

クリニックをつくる際にこだわった部分はありますか?

英賢一郎院長 はなぶさ脳神経外科・皮ふ科クリニック5

1.5テスラのMRIですね。脳神経外科医として、怖い病気をまずは否定しなくてはいけません。病院ではMRIの検査は数ヵ月待ちということも多く、その間患者さんは不安を抱えて過ごすことになります。そういった方を少しでも減らせるように、当院では即日検査ができる体制を整えています。MRI検査の経験が豊富な専任の放射線技師がおり、撮影した画像はすぐに診察室へデジタルデータとして送られてきます。なので、緊急性の有無をその日のうちに診断し、緊急性が高い方はすぐに連携している病院に紹介することもできます。MRIは脳、脊椎だけでなく、整形外科、眼科、耳鼻科、婦人科、泌尿器科など他分野の撮影にも有用です。当院では近隣の他分野のクリニックからの撮影も受けつけており、読影をつけてお返しもしています。さらにMRI室やエックス線室の壁紙は明るいものにするなど、よりリラックスして検査をやすくしているのもこだわりです。

皮膚科を担当する真希子先生との共通の趣味などはありますか?

2人の共通の趣味は、旅行とおいしい食事です。おいしい食事には、何よりもそれに合うお酒を選ぶのが楽しいですね。アメリカに留学していた時には家族みんなで大型のキャンピングカーをレンタルし、グランド・キャニオンを回ってきました。いつか自分たちのキャンピングカーを持って、日本全国を回ることができたらというのが夢なんです。

最後に読者の方へメッセージをお願いします。

英賢一郎院長 はなぶさ脳神経外科・皮ふ科クリニック6

頭痛や手足のしびれ、痛み、物忘れなど、よくある症状が脳からかなと不安に思うなら、気軽に脳神経外科を受診してほしいと思います。軽い症状でも、不安だなと思うことがあれば、受診していただき、検査を受けてもらえたらと思います。何も問題がなければ安心できることはもちろんですが、何か問題が見つかれば治療開始のきっかけにもなります。脳や脊椎脊髄、末梢神経の病気は何よりも起こさないことが大事です。今以上に悪くさせないためにも、早めに受診して、健康寿命を延ばしていきましょう。

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