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糖尿病をチーム医療で見守る
糖尿病は早期発見・早期治療が鍵

神楽坂やまもと内科クリニック

(新宿区/飯田橋駅)

最終更新日:2024/02/21

神楽坂やまもと内科クリニック 糖尿病をチーム医療で見守る 糖尿病は早期発見・早期治療が鍵 神楽坂やまもと内科クリニック 糖尿病をチーム医療で見守る 糖尿病は早期発見・早期治療が鍵
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健診で血糖値を指摘されたものの、どこに相談すべきか迷っている人もいるのではないだろうか。糖尿病は「そのうちに」と先延ばしにしている間に自覚症状がないまま悪化することも多いので注意が必要だ。「神楽坂やまもと内科クリニック」の山本剛史院長も「少しでも気になることがあればできるだけ早く受診を」と警鐘を鳴らす。大学病院で20年以上にわたり糖尿病代謝内分泌の診療にあたってきた山本院長だからこそ、早期発見・早期治療の重要性は身にしみている。長く付き合っていかなければいけない疾患であるため、患者が通いたくなるような温かな空間をスタッフ一丸となって追求していきたい。そう意気込む山本院長と、看護師の村上久枝さんに、そもそも糖尿病とはどのような疾患なのか、チーム医療でどう向き合っていくのか詳しく話を聞いた。

(取材日2024年1月31日)

精密な検査で糖尿病の早期発見に努め早期治療をスタート。多職種のチーム医療で手厚くサポート

Q糖尿病とはどのような病気なのでしょうか。
A
神楽坂やまもと内科クリニック 仕事帰りや学校帰りに気軽に通院できる好立地にある

▲仕事帰りや学校帰りに気軽に通院できる好立地にある

【山本院長】糖尿病とは膵臓から分泌されているホルモンの一種であるインスリンの分泌に異常が起きる病気です。血中の血糖値を下げる働きをしているインスリンが分泌されない、あるいは分泌量は十分でも効きが悪いことが原因で慢性的な高血糖状態に陥っています。自己免疫疾患である1型糖尿病はまれで、日本人の糖尿病患者の9割以上が2型糖尿病です。肥満や過食、運動不足、喫煙、飲酒、ストレスなどの生活習慣の乱れが原因といわれています。いずれにせよ、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病神経障害、脳血管障害、虚血性心疾患、閉塞性動脈硬化などの合併症にくれぐれも注意が必要です。

Q糖尿病の検査はどのような方法で行いますか?
A
神楽坂やまもと内科クリニック  HbA1c検査の即日結果によりスピーディーな治療を提供

▲ HbA1c検査の即日結果によりスピーディーな治療を提供

【山本院長】まず、血液検査を行い血糖値やヘモグロビンA1cの数値を確認することで糖尿病を発症しているかどうかを判定します。ヘモグロビンA1cとは赤血球中のヘモグロビンがどれぐらい糖と結合しているかを示す値ですが、当院では検査結果が出るまで1分もかかりません。忙しい毎日を過ごしている方も気軽に利用できるよう検査機器にはこだわりました。また、2型糖尿病の前段階である境界型糖尿病と診断された方、妊娠糖尿病の既往歴がある方、家族歴が濃厚な方などは定期的にブドウ糖負荷試験を受けていただければと思います。やはり、糖尿病は早期発見・早期治療が何よりも大事ですからね。

Q糖尿病にはどのような自覚症状がありますか?
A
神楽坂やまもと内科クリニック 定期的な検査が早期発見のポイント

▲定期的な検査が早期発見のポイント

【山本院長】急激にインスリンが不足しない限り、初期症状はほとんどありません。病状が進行するうちに頻尿・多尿、喉が異常に乾く、全身の倦怠感などが見られるようになります。寝ている間にふくらはぎがつりやすくなる人もいますね。「何を食べても痩せてしまう」「1ヵ月に体重が3〜4kgも落ちてしまった」といった場合は、進行した糖尿病かもしれません。また、健診で血糖値に異常ありと言われた場合も必ず受診するようにしてください。自覚症状がないからといって放置しているうちに症状が悪化してしまうこともありますし、合併症を予防するためにも早期治療は非常に重要です。

Qこちらではチーム医療で糖尿病治療を行うそうですね。
A
神楽坂やまもと内科クリニック 多職種が一丸となり、チームで患者をサポートする

▲多職種が一丸となり、チームで患者をサポートする

【山本院長】臨床検査技師、管理栄養士、看護師、受付事務と僕という5人体制のチームで糖尿病治療にあたります。多職種のスタッフが集っているので、それぞれの専門性を生かしていろいろな方向から患者さんをサポートできるのは強みといえるでしょう。また、糖尿病治療では食事と運動のコントロールが欠かせないため、患者さんを取り巻く環境を整えることも大事です。管理栄養士が食事作りを担当するご家族に栄養指導もできるのでご相談いただければと思います。さらに、服薬治療が必要になることもありますし、インスリン注射も行いますが、看護師による指導もあるのでご安心ください。

Q看護師として患者さんと接する際、大切にしたいことは何ですか?
A
神楽坂やまもと内科クリニック 院長、スタッフともに患者と丁寧なコミュニケーションを心がける

▲院長、スタッフともに患者と丁寧なコミュニケーションを心がける

【村上さん】糖尿病は長く付き合っていかなければいけない病気で、治療は生活の一部にならざるを得ません。例えば、日々薬を飲むのは必須なのに、怠れば命に関わる合併症のリスクを高めてしまいます。なかなか大変だと思いますが、だからこそ患者さんのお気持ちをしっかりと受け止めたいです。患者さんお一人だけではなく、そのご家族との関係も大事にしつつ寄り添いたいと思っています。これらはすべて山本院長が医師として大切にされていることでもあり、「人と人として患者さんと向き合いたい」というお考えに、私を含めてスタッフ全員が共感してここに集いました。これからスタッフ一同できめ細かな糖尿病治療を実践していきたいです。

ドクターからのメッセージ

山本 剛史院長

糖尿病の大半を占める2型糖尿病の治療では生活習慣の改善が鍵です。しかし、仕事の都合などでどうしても変えられない部分もあるでしょう。そんな時は、できることから無理なく変えていくようにしてみませんか。どんなに小さなことでも、一つ悪い習慣をあらためることで変化を感じていただければ、新たなチャレンジへの意欲もわくのではないでしょうか。患者さん一人ひとりのライフスタイルを尊重しながら、無理なく治療を進めていきましょう。糖尿病治療はつらいというイメージかもしれませんが、前向きに続けられるようにスタッフ一同でサポートしていきますので、ぜひ一度ご相談ください。

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