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親子で安心して通い続けられる
クリニック独自の工夫

せせらぎこどもクリニック

(藤沢市/藤沢駅)

最終更新日:2024/11/15

せせらぎこどもクリニック 親子で安心して通い続けられる クリニック独自の工夫 せせらぎこどもクリニック 親子で安心して通い続けられる クリニック独自の工夫
  • 保険診療

子どもが急に熱を出した時やちょっとしたけが、ワクチン接種のスケジュール調整など、困った時に頼りになる小児科クリニックは、子育て家族にとって欠かせない存在だ。子ども人口の多い藤沢市にある「せせらぎこどもクリニック」は、そんな子育て家族の困り事に対応したいと、道海秀則院長が開院したクリニック。診察室の他に、診療ブースを多数設けて発熱患者に対応するほか、子どもに多い喘息やアトピー性皮膚炎の診療にも力を入れる。漫画家との提携で親も子も楽しめる院内の雰囲気も特徴だ。また良質な診療を効率的に提供するためにはスタッフの対応も重要と、スタッフの意見を取り入れた働きやすい環境も整備。親子で安心して通い続けられ、スタッフもやりがいを持って働けるクリニックをめざすという道海院長に聞いた。

(取材日2024年10月4日)

子どもや保護者の負担を軽減する工夫や、スタッフにも配慮した診療環境で、安心して楽しく受診できる

Q親子で安心して通えるように、どのような工夫を行っていますか?
A
せせらぎこどもクリニック ホスピタリティを持ってハード面ソフト面どちらにも気を配る

▲ホスピタリティを持ってハード面ソフト面どちらにも気を配る

急な発熱にも可能な限り対応します。お子さんと一緒に来られた親御さんも希望があれば診療を行います。家族がお子さんと同じ病気に感染することは多いですから、一緒に診療することで、ご家族の負担を少しでも減らしたいと考えています。ご家族の花粉症や皮膚症状なども対応します。また病気や治療の説明は丁寧に行いますが、それ以外の部分は感染症のリスクも考えて、効率良くスピーディーに行うことを心がけています。必要な場合は速やかに検査を行うのも特徴で、ご家族の検査を同時に行うことができます。

Qスタッフとの連携にも力を入れているそうですね。
A
せせらぎこどもクリニック スタッフたちと連携し、一丸となって患者に寄り添う

▲スタッフたちと連携し、一丸となって患者に寄り添う

検査や処置がスムーズに進むようお子さんをあやしたり、保護者の悩み事を聞いたり、小児科クリニックではスタッフの果たす力を大きいものです。ですから、当院では、なんでも院長が決めてトップダウン式に進めていくという体制ではなく、スタッフの意見や提案を積極的に取り入れて話し合っていくスタイルを取っています。何か新しい取り組みなどを始める時には、必ずスタッフの意見を聞くようにしていますから、風通しはいいのではないでしょうか。また広いスタッフルームがあり、昼休みの休憩時間を2時間設けて、昼食後、ゆっくり休憩できるようにしています。僕もスタッフと雑談をしながら、一緒に昼食を取ることが多いですね。

Qスタッフの働きやすさにも配慮されているのですね。
A
せせらぎこどもクリニック クッションがたくさんあり、リラックスして休めるスタッフルーム

▲クッションがたくさんあり、リラックスして休めるスタッフルーム

そうです。午前中忙しくても、昼休みにしっかり休めば気分転換もでき、元気になってくれるかなと思います。お昼寝用のクッションも、それぞれ好きなものを一つずつこちらで購入しているんですよ。また、有給も取りやすくしています。実は、妻が看護師なので、スタッフの気持ちや、働きやすい職場環境について、いろいろとアドバイスしてくれるのです。スタッフ一人ひとりが安心して仕事に打ち込める、忙しいけど充実していると思ってくれるようなクリニックをめざしたい。もし妻が、当院で働いたとしても満足してもらえるようなクリニックが目標です。スタッフと一緒にこのクリニックをつくることで、それが患者さんへ還元されればと思います。

Q漫画家さんとのコラボも行っていると聞きました。
A
せせらぎこどもクリニック かわいらしい院内。発熱患者用の動線の確保もしている

▲かわいらしい院内。発熱患者用の動線の確保もしている

医師が主人公の作品の連載経験のある漫画家さんと提携しています。もともと僕が作品のファンで、彼と友人関係だったのです。連載が終了したとのことだったので、契約して子宮頸がんワクチン啓発のポスターを描いてもらったり、僕の似顔絵を制作してもらったりしています。当院のホームページで新連載も始めました。子ども向けの内容で描いてもらっています。また、院内のクラゲのマークは、僕が自分で作りました。「カニのマーク」をたどっていくと発熱患者さんは他の患者さんと接することなく、発熱患者さん専用の外来ブースに入ることができます。こうした工夫で、楽しくわかりやすく受診できるようにと考えています。

QITの活用など、その他の取り組みについても教えてください。
A
せせらぎこどもクリニック 待ち時間の削減、検査結果のデータ化などさまざまな工夫を凝らす

▲待ち時間の削減、検査結果のデータ化などさまざまな工夫を凝らす

ITを活用して効率的にかつ、良質な診療を行いたいと考えていて、検査結果をすぐにデータ化できるアプリケーションも制作しました。これにより、新型コロナウイルスやインフルエンザの感染状況もリアルタイムで把握できます。また発熱の外来の各ブースには、専用のスマートフォンを置いて、患者さんの保険証の確認などに活用しています。ですから、患者さんやご家族は受付に行くことなく、受付スタッフはブースへ移動する必要がなく、きちんと確認ができて電子カルテの作成や処方箋の発行ができます。もともと僕はオタクなので、こうしたシステムを自分で作るのも好きで、勤務医時代には聴診器のデジタル化ユニットの開発にも携わっていました。

ドクターからのメッセージ

道海 秀則院長

お子さんも親御さんも、安心して通い続けられる、そして、スタッフも充実感を感じながら安心して働き続けられるそんなクリニックにしたいと思っています。別にかかりつけ小児科があるけれど、予約が取れない、発熱患者を受け入れていないというような場合は遠慮なく当院を受診してください。何か悩みや困り事があったら、ぜひご相談ください。当院では多くの患者さんに安心して来ていただけるように、新しい仲間も募集しています。僕も含めて、お互いに切磋琢磨して成長しながら地域に役立ちたい。「せせらぎこどもクリニックに行けばなんとかしてくれる」と言われるような、地域の小児医療のコアとなることをめざしたいと思います。

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