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小林 孝弘 院長の独自取材記事

立川駅前こばやし内科・胃と大腸内視鏡クリニック

(立川市/立川駅)

最終更新日:2024/08/09

小林孝弘院長 立川駅前こばやし内科・胃と大腸内視鏡クリニック main

立川駅徒歩1分の場所に、精密な内視鏡検査を受けられる「立川駅前こばやし内科・胃と大腸内視鏡クリニック」がある。院長の小林孝弘先生は、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医の資格を持ち、大学病院や内視鏡検査を専門とするクリニックで研鑽を積んだ内視鏡検査のスペシャリストだ。「内視鏡検査を怖がるあまり、検査を受けずに病気が進行してしまう人を少なくしたい」という強い想いを胸に開業。同院での内視鏡検査で行っている工夫について小林院長に聞いた。

(取材日2024年6月28日)

先進の内視鏡検査装置とくつろげる空間を備える

どういった患者さまが多くいらっしゃいますか?

小林孝弘院長 立川駅前こばやし内科・胃と大腸内視鏡クリニック1

院名にもあるとおり、胃と大腸の内視鏡検査を希望する方が多くいらっしゃいます。患者さまの年齢層は幅広く、20代の方からご高齢の方までさまざまです。特に、普段は第一戦でお仕事に邁進されている忙しい方が多いのが特徴です。当院は、患者さまが検査を受けやすい、アクセスしやすいクリニックをコンセプトにしています。アクセスのしやすさとは、交通の便もそうですし、受診への障壁を少なくしたいという意味もあります。特に内視鏡検査は痛みや苦しさを経験したことのある方が多く、なかなか検査を受けようという気になれないものです。当院では、そうした痛みや苦痛への配慮を最大限行うことで、内視鏡検査へのマイナスイメージを払拭していきたいと考えています。

受診のしやすさ、アクセスのしやすさにこだわったそうですね。

まず、多くの患者さまがアクセスしやすいよう、立川駅前の立地に開院いたしました。お忙しい方にも通院しやすいよう、土日検査に対応しております。予約も少しでも取りやすいよう、24時間ウェブ予約、SNS予約システムを導入するとともに、複数診療体制を進め、検査枠を増やし、検査待ち期間が少なくなるよう努めています。また、受診へ前向きになっていただきたいと考え、内装にも工夫をこらしました。明るく落ち着いたイメージで、白を基調としながらところどころに木目を使用しました。外からの光も差し込むので、温かい雰囲気です。また、大腸の内視鏡検査では下剤によって腸をきれいに導く前処置が必要ですが、ご自宅ではなく院内で前処置をしていただくことも可能です。その際、ゆっくりと下剤を飲むことができるようにプライバシーが守られた個室もあります。

苦痛や痛みに配慮した内視鏡検査について教えてください。

小林孝弘院長 立川駅前こばやし内科・胃と大腸内視鏡クリニック2

特徴の1つ目は、内視鏡検査を消化器内視鏡専門医の資格を持つ医師のみが行うことです。軸保持短縮法や、水浸法といった挿入技術を駆使して苦痛の少ない検査を実施します。2つ目は、麻酔や鎮静剤を使用し、ウトウトした状態で検査を受けられることです。3つ目は、細い内視鏡や経鼻内視鏡、先進の内視鏡検査機器の導入です。内視鏡機器にAIが搭載され、消化器内視鏡専門医による検査とAIによるサポートで検査精度のさらなる向上が見込めます。4つ目は、下剤の飲みやすさです。私とスタッフ一同で、試飲し飲みやすいものをそろえました。他にも、検査後に患者さまが横になったまま休めるストレッチャータイプのベッドや、おなかが張りにくいガスの使用など、患者さまへの負担軽減に最も注力しています。また大腸カメラが困難な患者さまには、細くて長い特殊な極細径内視鏡も用意しています。以前大腸カメラでつらい思いをした方も諦めずにご相談ください。

内視鏡検査はすべて消化器内視鏡専門医が実施

診療体制について教えてください。

小林孝弘院長 立川駅前こばやし内科・胃と大腸内視鏡クリニック3

できるだけ多くの患者さまに対応するため、また医療安全の観点からも複数医師での診療体制の構築を進めております。大腸内視鏡検査では、早くても1人20分以上かかります。検査時間を短くすると、精度が落ちてしまうので、時間をしっかりとかけることが大切です。検査と外来診療担当を分けることで、より多くの患者さまに精度にこだわった検査を提供できると思います。

診療において工夫していることはありますか?

小林孝弘院長 立川駅前こばやし内科・胃と大腸内視鏡クリニック4

できる限り多くの患者さまを診ることと、あまりお待たせしないようにすることの両立は難しいですが、さまざまなシステムを導入し改善に努めております。まず、予約優先制にすることで、予約の患者さまについては待ち時間を短縮できるようにしました。診療時間外でも、24時間ウェブ予約やSNS予約システムからご予約いただけます。初診の方には、ウェブ問診を事前にご入力いただくことでスムーズな受診が可能です。また、当院ではカルテの入力を医療クラークが行います。医療クラークとは、医師の事務を代行するスタッフです。医療クラークにカルテ入力を代行してもらうことで、医師は患者さまの診療に集中できますし、入力時間の削減にもつながります。多くの患者さまを診察し検査しながら、診療をスムーズに提供できるよう、今後も可能な工夫は続けていきたいと思います。

患者目線の医療を提供し、継続的な受診につなげる

先生が医師として大切にしていることは何でしょうか?

小林孝弘院長 立川駅前こばやし内科・胃と大腸内視鏡クリニック5

患者さま目線での診療を行うことですね。私は大学病院で10年ほど勤務していたのですが、大きい病院では患者さま一人ひとりに寄り添った診療が難しくなってしまいます。それは大きな病院の役割上仕方がないことです。他方クリニックに求められるのは、患者さま目線のより近い医療です。検査日については、希望を伺って決定しますし、待ち期間がなるべく短縮できるよう努力しております。できるだけ苦痛の少ない検査を希望される場合は、麻酔や鎮静剤を使用します。検査後は、鎮静剤の作用が弱まるまでお休みいただくことも可能です。外来でポリープ切除も施行しますし、胃と大腸の同日検査も行えます。患者さまが医療機関に合わせるのではなく、患者さまの日常生活の中で、負担なく通院できるように土日診療も決めました。そうした患者さま目線の診療を、今後も大切にしていきたいですね。

大学病院での勤務が開業のきっかけにもなっているのですね。

そうですね、大学病院では多くの内視鏡検査を行ってきました。その中には、かなり病気が進行してしまっている方も少なくありませんでした。40~50代の働き盛りの世代では、仕事を長期で休まなくてはいけなくなったり、病気によってご家庭に影響が出る患者さまもいます。もっと早く検査を受けられれば……と思うこともしばしばありました。例えば大腸がんは、早期発見で治療の有用性が見込める病気です。しかし内視鏡検査へのイメージが悪いばかりに、検査を後回しにする方が多くいらっしゃいます。内視鏡検査が苦痛でなければ、もっと検査を受けて病気を予防できる人がいるはずです。そうした期待もあり、内視鏡検査を気軽に受けられるクリニックを開業しました。

どういった人が内視鏡検査を受けるべきでしょうか。

小林孝弘院長 立川駅前こばやし内科・胃と大腸内視鏡クリニック6

35歳を過ぎたら、胃は1~2年に1回、大腸は3~5年に1回は内視鏡検査を受けたほうがよいでしょう。会社の健康診断などで、便潜血検査が陽性になった方は必ず大腸の内視鏡検査を受けることをお勧めします。ただし、陰性であっても、小さながんやポリープが潜んでいることは十分にあり得ます。便秘や下痢、血便、腹痛といった症状がある方は、大腸カメラを検討してみてください。また胃カメラでは、特にピロリ菌に感染していた場合は、除菌と定期検査が推奨されます。ピロリ菌は胃がんのリスクを大きく高めるため、除菌が必要になります。ですが除菌をして安心してしまい、その後の定期検査を受けなくなってまう方も少なくありません。除菌後でも胃がんができる可能性が年に0.35%程度あるといわれているので、定期的な検査を受けていただき、がんが早期発見できれば、手術ではない方法での完治も見込めます。

今後どういったクリニックをめざしていきたいですか?

当院はミッションとして「地域の皆さんをがんから守り、健康寿命を延ばすための効率的で適切な医療を提供する」ということを掲げています。ですので、胃や大腸の内視鏡検査を多くの患者さまに提供させていただき、快適に検査を受けていただけるようにしていくことが目標です。また、予防医学に力を入れて、人間ドックについても拡充し力を入れていきたいと考えております。品質にこだわった内視鏡検査をより多くの方に提供し、病気予防や早期発見につなげていきたいです。特に内視鏡検査でつらい経験をした方は、ぜひ当院の検査を受けてください。胃と大腸の同日検査も行えて、時間の節約にもなりますので、どうぞお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

胃内視鏡検査/2万4000円、大腸内視鏡検査/2万5000円、人間ドック/4万9800円~

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