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痛みや腫れのリスクを回避するため
親知らずを放置せず早期決断を

麻布デンティスト歯科・口腔外科

(港区/赤羽橋駅)

最終更新日:2023/12/15

麻布デンティスト歯科・口腔外科 痛みや腫れのリスクを回避するため 親知らずを放置せず早期決断を 麻布デンティスト歯科・口腔外科 痛みや腫れのリスクを回避するため 親知らずを放置せず早期決断を
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東京・港区の「麻布デンティスト歯科・口腔外科」では、大学病院の口腔外科で数多くの経験を積んだ歯科医師が、痛みや腫れの少ない方法を追求しながら親知らずの抜歯を行っている。病院とは設備やスタッフの数も異なるクリニックでの手術が安全に運ぶよう、歯科医師1人とアシスタントだけで対応できるかどうかの見極めにも重きを置いている点も特徴だ。そもそも、口腔外科ではどのような症状や疾患に対して治療を行っているのか。親知らずがあるとどんなリスクがあるのか。抜歯はいつ行えばいいのか。必ず抜かなくてはならないのか。抜いた後のケアで注意するべきことは何か。痛みが出るその時まで放置しがちな親知らずの抜歯について知っておきたい知識を、川口祥子院長に教えてもらった。

(取材日2023年11月29日)

虫歯になりやすい親知らずは痛くなる前に今の状態を把握。痛みや腫れを抑えるため、抜歯は20代のうちに

Q口腔外科ではどのような治療を行っているのですか?
A
麻布デンティスト歯科・口腔外科 親身な治療を心がける川口院長

▲親身な治療を心がける川口院長

患者さんに最も身近なのは、おそらく親知らずの治療や抜歯だろうと思います。そのほか唇のけがや口内炎など、歯以外のトラブルの治療も口腔外科の範囲。さらに、舌がん、顎変形症、口唇口蓋裂など、大きな手術を伴う治療も行います。一般には、歯科医院、歯科医師と聞くと虫歯や歯周病が真っ先に浮かぶ人が多いでしょうから、口腔外科はちょっと特殊な科と言えるかもしれません。

Q親知らずを放置するとどのようなリスクがありますか?
A
麻布デンティスト歯科・口腔外科 院内は明るく、歯科の不安感を和らげてくれる

▲院内は明るく、歯科の不安感を和らげてくれる

私は口腔外科が専門ですが、親知らずは必ず抜くべきだとは考えてはいません。上下の歯全体でしっかりと噛めていて、親知らずが虫歯になっていないなら、特に抜く必要はないと思います。ただ、どうしても歯ブラシが届きにくいので、1つ手前の歯まではしっかり磨けているのに、親知らずだけ虫歯で真っ黒という人が多いのも事実で、そういうときは手前の歯を守るためにも、早めの抜歯をお勧めします。親知らずが虫歯になりやすいのは磨きにくいからだけでなく、ほっぺたの肉がくっついていて、唾液で汚れが落ちる自浄作用が働きにくいからでもあります。それだけ虫歯のリスクが高いことを覚えておいてください。

Q親知らずを抜くのに適したタイミングはありますか?
A
麻布デンティスト歯科・口腔外科 歯科医院らしくない院内で恐怖感が軽減される

▲歯科医院らしくない院内で恐怖感が軽減される

患者さん個々の状態にもよるので、すべての親知らずを抜いたほうがいいとは限らないという前提の上で言うと、もし抜歯をするなら20代のうちが望ましいと思います。20代に達すると、親知らずが今後どういう生え方をするか、どんなリスクが高いかもある程度わかってくるので、虫歯やほかの歯への悪影響が出る前に抜いておくという選択もできるからです。若くて骨がやわらかいので抜歯自体も短時間で済むことが望め、術後の痛みも比較的出にくいと思われます。なお最近は成長の早さから16歳ぐらいで親知らずが痛み出す人も多く、大人よりも痛みと腫れが出やすいようです。大人用の痛み止めが使えないため、より注意深いケアが必要になります。

Q親知らずの抜歯を行うときに意識していることは?
A
麻布デンティスト歯科・口腔外科 診察や治療の設備もしっかりと整えられている

▲診察や治療の設備もしっかりと整えられている

どうしても患者さんに不快さを強いることになるので、抜くのにかかる時間をなるべく短くしたいと思っています。そのためにはまず、不必要な切開を加えず、小さな傷で抜くことです。ただし、親知らずが歯肉に埋まっている場合など、切開を小さくし過ぎると見えづらくなり、かえって手術が長引いてしまうこともあるので、途中で切開を加えたりしながら進めていきます。あと、痛みと腫れを抑えるために、骨をなるべく削らないことも意識しますね。親知らずが引っかかってしまうと周りの骨を少し削らなければならないときもありますが、できれば歯のほうを削って小さくしてから抜いてあげるようにしています。

Q親知らずを抜いた後のケアについて教えてください。
A
麻布デンティスト歯科・口腔外科 スタッフの丁寧かつやわらかな対応も特徴だ

▲スタッフの丁寧かつやわらかな対応も特徴だ

患者さんによく説明するのは、痛み止め薬の飲み方です。痛くなったら飲んでという大まかな方針ではなく、私の場合、細かくスケジュールを組んで処方しますね。例えば、よく使う薬は服用間隔を6時間空ける必要があるので、術後2時間で1回飲んで夕食後に1回。朝起きたら痛くなくても飲んで仕事に行き、お昼を食べてもし痛くなくても、量を減らしてでも取りあえず飲む、といった具合です。また、術後は傷口から血液がある程度出ていないと予後が悪くなるので、少なくとも2~3日の間は、血の味がして気持ち悪くてもブクブクうがいをせず、水を含んで吐く程度にするようにお伝えしています。

ドクターからのメッセージ

川口 祥子院長

虫歯の場合と同じように、親知らずも痛くなってからだと、処置が大がかりになって患者さんの負荷や負担も大きくなってしまいます。今まで親知らずを意識したことがないという方は、まず自分に親知らずがあるのかどうか、どのような位置に生えているのかを把握する目的だけでも構わないので、歯科を受診してみてほしいですね。口の中というご自身の体の一部にどういったリスクが潜んでいるのかを知っておくことは、どなたにとっても大事なことのはず。いずれ抜歯の必要があるとわかっていれば、お仕事のどのタイミングで抜くかといった調整もしやすくなるだろうと思います。大きな痛みを抱える前に、ぜひ一度ご相談ください。

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