歯の黄ばみを専用の薬剤でケア
歯医者で受けるホワイトニング

歯科医院だから扱える薬剤で黄ばみにアプローチ。ホワイトニングをきっかけに歯の健康意識向上をめざしたい

Q歯はどうして黄ばんでしまうのですか？

A

▲洗練された空間でリラックスして受けることができる

歯の着色が起こる原因でよくいわれるのは、コーヒーやお茶、ワインといった飲み物や、カレーなどの食べ物を何度も口にするうちに、少しずつ進行するというものです。実際、ホワイトニングまでしなくても、表面の汚れを落とすだけで1段階や2段階、白さが増すことも期待できます。ですが、もともとの歯の色にも個人差があり、すごく白い人もいれば黄色い人もいるので、今の黄ばんで見える歯が本当に着色によるものかどうかは、調べてみないとわかりません。着色だと思ったら虫歯だったとか、プラスチックのかぶせ物が飲み物などを吸って茶色くなっていたとか、通常の着色とは異なるケースも見られます。

Q歯の黄ばみが気になるだけで歯科医院に相談してもよいのですか？

A

▲患者の要望に寄り添った治療を行う川口院長

もちろんOKです。歯が痛いときじゃなくても、口の中に気になることがあれば、いつでも相談してください。黄ばみが起こる理由はさまざまで、患者さんが誤解している可能性もありますから、確かめる意味でも一度受診されるといいでしょう。歯科医院で行う治療は、虫歯治療などどうしても痛いものが多いのですが、審美性の向上を目的としたホワイトニングなら、ウキウキした気分で受診できますよね。歯を悪くして痛みが出る前にクリーニングやホワイトニングで気軽に来院すれば、もしその場で虫歯が見つかったとしても、早期発見により軽い治療だけで済むかもしれません。だから、美容サロンに行くように気軽に利用してもらいたいと思います。

Q川口先生のもとで行うホワイトニングの特徴を教えてください。

A

▲QOLを大切にした診療をめざしているクリニック

患者さんそれぞれの希望と条件に合わせ、適切な薬剤を用いるようにしています。当院で行うものとしては、しみにくく使用後も食事制限の必要がない薬剤か、強めの作用が期待でき、しみないように知覚過敏抑制剤を併用しながら使う薬剤のどちらかです。初めての人には前者を、1回でもホワイトニングを経験している人には後者を勧めています。そのほか患者さん自身が専用のジェルを使って行うホームホワイトニングも選択できます。ただ、ホームホワイトニングだけで目標の白さに到達するにはかなりのジェルが必要になってしまうと思われるので、歯科医院で行うオフィスホワイトニングを併用することを提案しています。

Qホワイトニングを歯科医院で行う場合とそうでない場合の違いは？

A

▲こだわったホワイトニングを行う

歯科のホワイトニングでは一般的に過酸化水素を含む薬剤を使用しますが、手で触るとやけどをするなど取り扱いに注意が必要なもので、歯科医師だけが扱うことを認められています。一方、医薬部外品や化粧品に属する製品を使用する美容サロンで行われているのは、歯のクリーニングに相当するものだと推察されます。現在、歯を漂白する目的で学術的に認められているものは、いずれも過酸化物からなるホワイトニング剤を使用する方法となっているため、ホワイトニングを希望される場合は、歯科医師による歯科医院でのケアをお勧めします。もし虫歯が見つかったら、治療してからホワイトニングを始められる点も歯科医院だからこそできることです。

Qホワイトニングがもたらすメリットについてお聞きします。

A

▲気さくでやわらかな雰囲気のスタッフも魅力的だ

歯が人の気持ちに与える影響はとても大きいのだなと思います。新型コロナウイルスの感染拡大によって長い間マスク生活を余儀なくされましたが、あの経験があったからこそ、今マスクを外した口もとへの意識が高まっているのかもしれません。ニッコリ笑ったときに白い歯がのぞくと雰囲気が明るくなりますし、それが気持ちにも良い影響を与えて、気分良く次の行動へ向かうことができるようになるのではないかと思います。また、白い歯を維持するために、日々のホームケアにも気を使うなど、お口の健康意識が向上すれば、虫歯や歯周病の予防にもつながり、長い目で見ると大きなメリットとなるでしょう。