川口祥子院長の独自取材記事

麻布デンティスト歯科・口腔外科

(港区／赤羽橋駅)

最終更新日：2024/01/15

ホテルのようなモダンな内装に、先進の医療機器。赤羽橋駅から徒歩2分とアクセスの良い「麻布デンティスト歯科・口腔外科」は、高度な歯科治療を追求し、内装や接遇にもこだわりを持つクリニックだ。川口祥子院長は口腔外科の分野で研鑽を積んだ歯科医師。大学病院の口腔外科や麻酔科で研究・臨床に携わりながら、都内の大手法人の分院長として一般歯科やクリニック運営についても学んできた。これらの幅広い経験を生かし、2023年7月に生まれ育った麻布の地で開業。患者の思いを大切にし、「当院を選んでくださった患者さんには、笑顔でお帰りいただきたいんです」と話す。スタッフの笑顔と女性らしい心配りにあふれた院内で、同院の特徴や地元への思いなど話を聞いた。

（取材日2023年8月18日）

尊敬する叔母や先輩に学び、質の高い医療を求めて開業
気軽に来院して、自分の歯に興味を持ってほしい
生まれ育った麻布の地に貢献できるクリニックをめざす

尊敬する叔母や先輩に学び、質の高い医療を求めて開業

歯科医師をめざした理由とご経歴をお聞かせください。

もともと医療に関する職業に興味があり、叔母が歯科医師だったこともあってこの道を選びました。進路を決めた際に叔母がとても喜んでくれたことを今も覚えています。もし歯科医師でなかったら看護師をめざしていただろうと思います。歯科医師も看護師も、患者さんに近い目線で心のケアもできる素晴らしい職業。医療従事者の中でも、患者さんに近く気持ちに寄り添える立場を求めていたんですね。明海大学を卒業後は、いくつかの大学病院で口腔外科や麻酔科の研究・臨床に携わり口腔外科領域を研鑽しました。大がかりな手術も多かったのですが、まだ1年目や2年目で執刀医でもない私に「あなたがいてくれれば安心できる」と、患者さんが頼ってくださるのがとてもうれしかったです。

大学病院の他、クリニックでも研鑽を積まれてきたそうですね。

はい。医局に入った年から開業する少し前まで勤務していたのは、埼玉県の寄居町にある「のぞみデンタルクリニック」です。院長の田村希先生からは、一般歯科の治療技術だけでなく、スタッフ教育や患者さんへの対応も含めて多くのことを学びました。「クリニックもサービス業であり、患者さんに満足してもらってこそ」という考えが身についたのは当時の経験が大きいですね。とても優しい先生なのですがスタッフには時に厳しく、私も何度も注意を受けながら成長してきました。田村希先生は女性の歯科医師として、またクリニックの経営者として、私が師と仰ぐ存在です。

なぜ開業を選ばれたのですか？

患者さんの身近な場所で、幅広く歯科治療を提供したかったからです。大学病院の口腔外科では難症例の手術にも携わりながら、都内の大手法人歯科に勤め、お子さんから高齢の方まであらゆる年代の歯の悩みに向き合ってきました。またその中で自由診療に関しての経験も積んできました。この経験の広さが私の強みです。「ちょっと心配な症状があるけれど、大学病院に行くほどでない」という時にぜひご相談いただきたいですね。クリニックは「痛い、怖い、暗い」などネガティブな印象を持たれがちですが、当院はホテルのようなモダンな雰囲気です。スタッフの接遇にも気を配り、質の高い医療を提供できるよう努めています。

気軽に来院して、自分の歯に興味を持ってほしい

こちらではどのような診療が受けられるのでしょうか？

虫歯・歯周病・根管治療・インプラント治療・矯正・審美歯科など、歯に関するお悩みにはほぼ対応可能です。1階の手術室には心電図やマイクロスコープを備え、口腔内スキャナー、炭酸ガスレーザー、パウダークリーニングも院内に完備。検査用のデジタルエックス線や歯科用CTも先進のタイプです。リラックスして治療を受けたい方には笑気麻酔も用意しています。口腔外科は専門的に学んできていて、口内のできものや親知らず難症例などにも積極的に対応していますので、大学病院に行くのはちょっと……という時は気軽にお越しいただきたいですね。

こちらで受けられるホワイトニングについて詳しく教えてください。

2種類の薬剤を用意しており、求める白さや痛みの感度によって使い分けています。ホワイトニングライトにもこだわり、薬剤を効率的に活性化させることを重視しながらも、歯牙への影響を抑制した先進の機器を導入しました。私はホワイトニングが、皆さんが歯に興味を持つきっかけになればと思っているんです。歯がきれいになると気持ちが良いですし、ホワイトニングを受けに当院にいらして、ご本人も気づかなかった虫歯が見つかることも考えられますので、ぜひ体験してみてくださいね。

診療の際は、どのようなことを心がけていらっしゃいますか？

患者さんの求める治療を提供できるよう心がけています。専門的な医療技法を求める方もいれば、仕事の合間にいらしてスピーディーな治療を求める方もいらっしゃいます。歯科医師の自己満足よりも、患者さんの満足を大切にしたいですね。治療の際は痛みへの配慮も欠かしません。麻酔方法にも工夫を凝らし、ホワイトニングでも一つ一つの工程を丁寧に行っています。私自身が痛みに弱いので、患者さんにも痛い思いをさせたくありませんから。歯はQOLを高める要因の一つ。一人ひとりの症状を見極めながら、歯科医療を通じて健康な生活のお手伝いをしていきたいと思っています。

スタッフとの連携や教育にも力を入れているのだとか。

当院の歯科衛生士は高度なクリーニング技術の提供に努めるだけでなく、患者さんの生活習慣まで考えたアドバイスの提供を心がけています。せっかく虫歯を治療しても、ご自宅での歯磨きが不十分だとまた同じことの繰り返しになってしまうんです。院内講習会やセミナーへの参加で歯を見る目を養い、もし疑わしい症状があればすぐに私に報告するよう体制を整えています。また先ほども挙げたとおり、接遇面も当院が重視するポイント。受付スタッフは身なりや言葉遣いなど、患者さんが不快に思われないよう細部まで気を配っています。数あるクリニックの中から当院を選んでくださった患者さんには「ここに来て良かった」と笑顔でお帰りいただきたいですね。

生まれ育った麻布の地に貢献できるクリニックをめざす

東麻布は先生の地元だと伺いました。

そうなんです。東麻布は麻布の中でも庶民的な暮らしやすい街。緑も多くて治安も良く、子育てもしやすいです。実際、若いファミリー層から高齢の方まで、さまざまなライフスタイルの方がお住まいなんですよ。赤羽橋駅・麻布十番駅・田町駅と、複数の路線が徒歩圏内なのも便利ですね。私はこの街が本当に大好きで、大学進学で離れたことで、より一層地元の良さを実感したくらいです。小学校から高校までは同じく港区内の東洋英和女学院に通っていました。当院の患者さんはこの辺りにお住まいの方が多く、「私の娘も東洋英和女学院に通っているんですよ」と親しみを持ってくださる方もいらっしゃいます。東洋英和女学院の優しさと協調性のある校風もとても好きですね。日々の診療で「たとえ患者さんから見えない部分でも、患者さんのことを考えて気を配りたい」という思いをスタッフと共有していますが、これは東洋英和女学院で養われたように思います。

開業したばかりでお忙しい中、休日のリフレッシュ方法をお聞かせください。

舞台が大好きで、大好きな歌劇団を見に一人でも出向きますし、今年91歳になる祖母と一緒に劇場に足を運ぶこともあります。私も中学高校と部活でミュージカルに携わっていましたが、歌劇団の舞台はまるで夢のようにすてきです。クラスメートの中には演劇の道に進んだ人もいるんですよ。いつか歌劇団のメンバーが当院にいらしてくだされば……と夢見ています（笑）。

最後に、今後の展望をお願いいたします。

生まれ育った地元で開業することができましたので、地域に貢献できるクリニックへと成長していきたいです。近くには商店街があってお祭りが開かれるのですが、そのような行事にも参加できるようになるといいですね。もちろん、歯科医師として地域の皆さんの歯の健康を守るのは大前提です。歯や口に違和感があればいつでも受診してほしいですし、もし何もなくても、ホワイトニングを体験しにお気軽にいらしてください。