川本 祐輝 院長、岡田 花帆 先生の独自取材記事
御殿山おとなこども歯科・矯正歯科
(枚方市/御殿山駅)
最終更新日:2024/08/07
御殿山駅から徒歩約2分の交通至便な場所に2023年に開業した「御殿山おとなこども歯科・矯正歯科」。院内は白とブルーを基調とし、爽やかで落ち着いた雰囲気だ。おもちゃや絵本の置かれたキッズスペースの壁には、職場見学に来た子どもたちからの感謝の手紙が飾ってあり、ひときわ目を引く。院長を務めるのは、快活で笑顔がすてきな川本祐輝先生。「この仕事が好きなので、たとえ休みがなくても苦じゃないんです」と言い切るほど、歯科医療への熱意に満ちあふれた人物だ。取材では、川本院長と岡田花帆先生に、診療方針や患者への思いなどについて聞いた。
(取材日2024年2月8日)
ポジティブな精神で患者一人ひとりと向き合う
まずは、院長にこちらのクリニックを開業された理由をお伺いします。
【川本院長】開業して院長の立場になれば、歯科医師として自分のやりたいことに柔軟に取り組むことができる、そう考え大学生の時には開業することをイメージしていましたね。大学卒業後は複数のクリニックで勤務医として経験を積み、2023年に開業しました。私は九州歯科大学出身ですが、開業の場所にこの地を選んだのは、大阪の主要都市に近く、歯科治療への意識が高い方たちが多いと考えたためです。歯科医師が提案する治療を疑問を持たずに受け入れてくれるというよりは「どうして削る必要があるの? 根拠は?」などと積極的に疑問や意見をぶつけてくれる患者さんを相手にし、自分の治療技術を高めていきたいと思ったためです。
岡田先生は、どのようなご縁でこちらに入職されたのでしょうか。
【岡田先生】私は川本院長と出身大学が一緒で九州で学んだのですが、若い時にいろいろと挑戦したいと考え、大学卒業後は親戚もいて縁のあった大阪で、保険診療をメインにするクリニックに就職しました。私も患者さんと歯科治療について高い熱量で話し合えるような、歯科医師として鍛えられる環境に身を置きたいと考えていたんです。以前の勤務先では一般的な歯科治療に関してたくさんの経験を積むことができましたが、さらに矯正治療やインプラント治療を学んでステップアップしたいと転職を考え、いくつかのクリニックを見学しました。その際、治療のことだけでなく、経営やスタッフのマネジメントのことなども学びたいと思っていたため、院長との距離の近さを重視していたんです。そんな中、川本院長とお会いして診療方針に共感したのと、院長と近い距離でコミュニケーションを取りながらチャレンジさせていただける環境に魅力を感じて入職を決めました。
お互いに、歯科医師としての魅力はどのようなところにあると感じていらっしゃいますか?
【川本院長】岡田先生の魅力は、何事にも前向きでチャレンジする意欲があることですね。真面目ですし、わからないことがあると積極的に教えを請いに来てくれます。そして学んだことを自分の糧にして、難しいことであっても乗り越えられる力があるところも強みです。中でも素晴らしいと思っているのは、患者さんへの姿勢です。患者さんに寄り添い、どんな時も逃げずに向き合う姿勢は、歯科医師としての一番の魅力でしょう。
【岡田先生】川本院長はいつもポジティブで、ネガティブなことを言っているのを一度も見たことがありません。私も含めてスタッフにお説教などは一切しませんし、むしろやる気が出るような前向きな声かけをしてくれるのでとてもありがたく感じています。おかげでスタッフたちはポジティブな気持ちで働くことができ、その精神が患者さんへも伝わって、院内に良い循環が生まれていると思っています。
子どもから高齢者まで全世代が通いやすいクリニックへ
患者層や院内の特徴、雰囲気について教えてください。
【川本院長】比較的20代、30代の患者さんが多いですが、小さなお子さんからご高齢の方まで、全世代の方がまんべんなくお越しくださっています。皆さんに居心地良く過ごしていただけるよう、院内のBGMにもこだわっており、診療室は個室仕様です。小さなお子さん連れの方は、ベビーカーのまま入室していただくことが可能ですし、キッズスペースもご利用いただけますよ。
【岡田先生】スタッフたちが密にコミュニケーションを取れる環境があるので、それが当院の雰囲気の良さにつながっていると思います。川本院長の患者さん第一の姿勢にスタッフ一同納得していて、皆で連携してより良い診療を提供しようと結束しています。
診療ではどのようなことを大切にされていますか。
【川本院長】患者さんのお困り事や不安を聞く姿勢を一番大切にしています。口腔内にトラブルが発生している場合、どこかに原因があるはずですから、検査などを行い原因を見極め、適切な治療方法をご提案できるよう努めています。そしてご納得いただいた上で治療を進めることを大切にしていますね。患者さんがお帰りになる時に「またこのクリニックに来たい」と思っていただけるような診療が目標です。
【岡田先生】私も、こちら側が一方的に良いと思う治療を推し進めたり、逆に患者さんの言うことをそのままうのみにしたりするのは違うと思っていて、患者さんの同意のもとで治療を進めることを大切にしています。同時に、自分が患者さんの立場だったときにされたい治療、自分が家族にしたいと思える治療をご提案できるよう努めています。
患者さんへの対応で、工夫されていることはありますか?
【川本院長】患者さんと初めてお会いする際の第一印象は特に大事にしています。例えば治療の話にすぐに入るのではなく、その場がなごむようにお天気の話題を挟むこともありますね。クリニックへ来るのが久しぶりで緊張されている方もいらっしゃいますので、安心していただけるようなお声がけをするというのは常に意識しています。
【岡田先生】私は患者さんのお話をよく聞くとともに、その方にご質問をしてコミュニケーションを深めることを意識しています。歯科には痛みを伴う治療もありますし、人として距離が近くなったほうが受け入れてもらいやすい場合もあると思うので。歯科治療以外の会話をすることも多いですね。
治療に恐怖心がある人へも来て良かったと思える診療を
クリニック名に「矯正」とありますが、矯正治療への思いをお聞かせいただけますか。
【川本院長】患者さんの将来のことを考えると、やはり歯並びは大切だと思います。歯並びが良いと歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病になるリスクを減らせると言われています。また、外見的な自身にもつながりますし、患者さんへのメリットは大きいのではないでしょうか。「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という8020運動がありますが、達成されている方は歯並びが良い傾向にありますね。
【岡田先生】歯並びが悪いと、歯の磨きにくさにつながる場合があります。虫歯治療をしたとしても、また同じ部分の磨き残しから虫歯を繰り返すといったケースも少なくありません。歯科医師としてはそれがとても歯がゆいので、小さな頃から歯並びに目を向けていただき、必要に応じて矯正治療をご検討いただくのがいいと思います。
今後の展望についてお伺いします。
【川本院長】今後も患者さんファーストで、ご満足いただける診療を追求していきたいと思っています。良い診療は優秀なスタッフがいて初めて成り立つものですので、スタッフの働きやすさや満足度も高めていきたいです。また、歯科では使用する道具と材料の選択がとても重要なので、当院では先進の機器を多数取り入れています。患者さんのために新しい機器も活用しながら、さまざまなニーズにお応えしたいです。
【岡田先生】院長と患者さんの懸け橋的存在になれるよう頑張っていきたいと思っています。患者さんの中には、女性の歯科医師を希望される方もいらっしゃいますので、自分に求められる役割を考えながら、日々の業務に邁進していきたいですね。
最後に読者へのメッセージをお願いいたします。
【川本院長】皆さんがクリニックに来るきっかけはさまざまだと思いますが、重い腰を上げて来てくださるのですから、当院ではその1回を大切にしたいと思っています。歯科治療が苦手な方でも、その1回を乗り越えられたら、次回来院するハードルがぐんと下がることでしょう。当院にお越しいただいたら僕は全力で向き合い、「来て良かった」と思っていただけるような診療を、自信を持って提供させていただきます。
【岡田先生】皆さんそれぞれにいろいろなお悩みをお持ちだと思います。歯科治療へ恐怖心があるといったことも含めて、遠慮なく私たちにご相談ください。
自由診療費用の目安
自由診療とは矯正治療/15万円〜、マウスピース型装置を用いた矯正/80万円〜、インプラント治療/35万円〜
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。