藤井 誠士郎 理事長、山口 雄大 院長、五十嵐 鎮秀 先生の独自取材記事
サークル帝塚山眼科
(大阪市住之江区/玉出駅)
最終更新日:2024/07/12

大阪メトロ四つ橋線・玉出駅から徒歩3分の場所に位置する「サークル帝塚山眼科」。長らく大学病院や総合病院で研鑽を積み、角膜の感染症や神経眼科の分野でも研究を重ねてきた山口雄大院長、涙道内視鏡手術など先進の手術にも対応する藤井誠士郎理事長、子どもの診療や斜視を得意とする五十嵐鎮秀先生が協力して、一般眼科診療から大学病院などでも行われる専門性の求められる手術まで幅広い疾患に対応しているのが特徴。数々の実績に基づいた技術と丁寧な診療を求めて、子どもから高齢者まで多くの患者が訪れる同クリニック。その秘密を探るべく、詳しく話を聞かせてもらった。
(取材日2024年5月24日)
3人の眼科医が得意分野を生かし、幅広い診療を提供
まずはクリニックの特徴を聞かせてください。

【山口院長】当院は医療法人P.V.E.Cの2つ目のクリニックとして開業しました。地域の方が複数の医療機関に行かなくても、ある程度の眼科疾患に関して対応でき、一般的な眼科の病気はもちろんのこと、幅広い手術や訪問診療にも対応しています。岸和田にある本院の「ハーブ岸和田眼科」とも連携し、複数の医師が常にコミュニケーションを取っているのも当院の強みです。
【藤井理事長】些細なことでも相談し合えるよう、グループ内の連絡網があるんです。気になることはすぐに共有できますし、症例検討会も頻繁に行っているので、患者さんの情報、病態がすべての医師に共有されているので担当医が変わる際も問題なく治療を進められるようにしています。
どういった患者さんが多いのでしょうか?
【山口院長】年齢層はお子さんからご高齢の方まで、幅広くお越しいただいています。花粉症をはじめとしたアレルギー性疾患や目の異物感を自覚するドライアイのご相談が多いですね。設備や技術を含めてより良い医療をめざして診療していますが、相談内容としては身近な疾患も数多く診ています。花粉症で目がかゆいので目薬が欲しいといった一般的な相談から、高度な技術を必要とする手術まで幅広く対応しています。
【五十嵐先生】当院ではオルソケラトロジーというコンタクトレンズを使った近視矯正などに対応していますので、最近はお子さんの診療も増えています。近視になる前に予防したいと相談されたり、学校の健康診断で近視などを指摘されて受診されたりするお子さんもいらっしゃいます。
先生方の得意分野について教えてください。

【山口院長】私は和歌山県立医科大学を卒業し、大学病院や関連病院で内科的な疾患が関連する分野を専門とし、中でも細菌やウイルスによる感染症について深く学んできました。角膜の感染症やぶどう膜炎のような、生活と密接に関わる目の病気が専門ですね。重症の患者さんも担当してきましたし、その分野の診療のためのガイドラインの執筆に携わった経験もあります。また、神経眼科という領域でも研鑽を積み、知識を深めてきました。主に大学病院で診るような専門性が求められる疾患でも診療できるのが私の強みです。
【五十嵐先生】私は兵庫医科大学で斜視・弱視の治療に携わってきました。斜視や弱視は幼少期に見つかることが多い眼疾患で、早期に適切な処置をすることが重要です。健康診断で異常を指摘された場合や「おかしいな?」と感じたら、早めにご相談ください。
白内障手術だけでなく涙道内視鏡手術にも対応
手術にも積極的に取り組んでいるそうですね。

【山口院長】手術は藤井理事長の得意分野です。一般的な眼科の場合、白内障の手術がメインだと思うのですが、当院では白内障だけでなく、緑内障の手術、濁った硝子体や眼内出血、網膜にできた余分な膜などの除去手術、網膜に空いた裂孔の修復などを図る硝子体手術、涙道が細くなったり詰まったりして涙が正常に流れない患者さんに向けた涙道内視鏡手術なども行っています。
【藤井理事長】涙道内視鏡手術が行える施設はまだ多くはないのですが、当院は設備にこだわり、大学病院や総合病院に引けを取りませんので、安心してお任せいただければと思います。外来診療の合間の時間に月曜から金曜まで毎日手術を行っていますし、必要であれば緊急手術にも柔軟に対応しています。
診療する上で大切にされていることはありますか?
【山口院長】ただ目の疾患を治療することだけが、私たちの仕事ではないと思っています。来ていただいた患者さんのトラブルを解決につなげることこそが使命だと感じています。ですから、一般的な眼科疾患だけでなく、クリニックでは受け入れが困難とされるような病状の場合でも、より良い治療ができるよう常に研鑽に努め、患者さん一人ひとりの生活状況やご要望に合わせたアドバイスができるよう尽力することを重要視しています。
【五十嵐先生】私はわかりやすい説明をすることを重視しています。どんな病気なのか、どんな治療をするのか、画像や資料を使って詳しく説明しています。特にお子さんに関することは心配なはず。私も2児の父としてその気持ちに寄り添い、保護者が少しでも安心して帰ることができるように努めたいと思っています。
手術に関してはいかがですか?

【藤井理事長】手術の不安の大部分は「どんなことをされるのかよくわからない」ことだと思います。そのため当院では手術前にはどんなことを行い、どういったリスクがあるのかを、一人ひとりにきちんと説明し、ご理解いただいてから手術を行うようにしています。
【山口院長】それに加えて、眼科の手術は覚醒したまま行いますので、緊張されている患者さんにはできるだけ手術中に、進捗がわかるようなお声がけをするよう全員が努めています。「もう半分くらい終わりましたよ」「あと5分くらいで終わりますので安心してくださいね」といった具合ですね。
【藤井理事長】私は多根記念眼科病院で修行して多くの症例に携わってきましたので、その時の学びが今も随所に生きていると思います。
小さな症状から重篤な疾患まで、何でも気軽に相談を
お互いの尊敬できるポイントは、どんなところでしょうか?

【藤井理事長】山口院長は知識も経験も豊富ですので、幅広く目の病気について安心してお任せできます。一般的な目の病気はもちろんですが、神経疾患など全身の状態に注視する必要がある病気もしっかりと診ることができます。眼科の医師なら誰でもできることではないと思いますので、すごいなと思いますね。
【五十嵐先生】藤井理事長は手術の技術が安定していて、眼科医の自分でも「もし自分が手術を受けることになったらお願いしたい」と心から思える医師です。山口院長もどんな質問にも答えてくれますし、病気や治療に対する知識の量がとにかく豊富です。お二人と一緒に仕事をしていると刺激を受けることばかりです。
【山口院長】五十嵐先生は、誰よりも患者さんの不安な気持ちに寄り添える先生。子どもたちの人気も高いですし、保護者の方々の信頼も抜群なんですよ。
クリニックの今後の展望について伺えますでしょうか。
【山口院長】せっかくご縁をいただいて当院の院長に就任しましたので、1人でも多くの地域の方に当院のことを知っていただき、地域に根差した医療を提供できたらと思っています。近隣では専門的な治療を受けることができないと思い、遠方の病院まで通う方がいらっしゃるなら、当院へお越しいただければ少しでも負担を軽減できるのではないかと思います。ちょっとした目の違和感から、専門性を要する重篤な眼科疾患まで受け入れる体制を整えることで、地域の皆さんに喜んでもらえるよう努力して、お子さんからご高齢の方まで、地域に愛される眼科になれたらいいなと思います。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。

【五十嵐先生】こんなことを相談してもいいのかな?と悩むような些細なことも、気軽に相談していただければと思っています。
【山口院長】当院では専門的な治療ができる環境を整えていますが、そこにハードルを感じずに、小さなお悩みもご相談ください。「最近視力が落ちてきて困っている」「何となく物が見えにくい気がする」といった、日常で感じる漠然としたお悩みでも結構です。患者さんによっては、取るに足らないような疑問を相談して医師を困らせないだろうかと、不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、私たちはどんなに小さな違和感でも念入りに診療させていただいています。
【藤井理事長】スタッフ一同、患者さんに寄り添い、親切かつ丁寧な診療を心がけていますし、セカンドオピニオンも受けつけています。かかりつけの眼科をお探しの方も、ぜひお待ちしています。
自由診療費用の目安
自由診療とはオルソケラトロジー/11万円~