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ひどい虫歯、しみる歯にも
再治療・抜歯リスク軽減を図る根管治療

AKIRA DENTAL CLINIC

(平塚市/平塚駅)

最終更新日:2023/06/29

AKIRA DENTAL CLINIC ひどい虫歯、しみる歯にも 再治療・抜歯リスク軽減を図る根管治療 AKIRA DENTAL CLINIC ひどい虫歯、しみる歯にも 再治療・抜歯リスク軽減を図る根管治療
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虫歯の感染などが歯の根にまで達してしまった際に必要となる根管治療。再度感染が起きれば再治療が必要になるだけではなく、抜歯のリスクも高まってしまうため繊細な治療が求められる。そこでマイクロスコープを用いた精密な根管治療に加え、外科治療にも取り組んでいるのが「AKIRA DENTAL CLINIC」だ。同院では、以前に根管治療を受けたにも関わらずまたズキズキ痛む、噛むと痛いといった場合の再治療や、「歯を抜くしかない」と言われた場合のセカンドオピニオンにも対応している。「抜歯をしてしまえばインプラントや歯牙移植、ブリッジなどの治療が必要になるため、可能な限り歯を抜かずに済むような対応をしたい」という川西章院長に、根管治療をはじめ、予後不良に対する歯根端切除術や意図的再植術について詳しく話を聞いた。

(取材日2023年5月1日)

丁寧かつスピーディーな根管治療で再感染や抜歯のリスク、患者負担の低減を図る

Q根管治療とは、どのような場合に行う治療なのでしょうか?
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AKIRA DENTAL CLINIC 根管治療について説明を行う川西院長

▲根管治療について説明を行う川西院長

簡単に言えば歯の根の先に膿がたまっている状態の時に必要になるのが根管治療です。あるいは熱いものや冷たいものがひどくしみるなどの神経症状が強い場合にも行います。それに虫歯の感染が深すぎて根の中が傷んでしまい、神経を取り除かなければならないという時にも根管治療を行います。そういったパターンが症例としては多いのですが、中には歯周病と根の先の病原が混在してしまうというケースがあり、その際には根管治療だけではなく歯周病治療を一緒に行うこともあります。いずれにしても治療の方法は根の中の感染した部分を取り除き、洗浄、消毒をし薬剤を詰めて封鎖する。感染源の除去を狙うという点から歯周病治療と同じイメージです。

Qマイクロスコープによる精密治療を行っていると伺いました。
A
AKIRA DENTAL CLINIC 肉眼で見逃さないためにマイクロスコープを使用している

▲肉眼で見逃さないためにマイクロスコープを使用している

根管治療には必ずしもマイクロスコープが必要というわけではありませんが、歯の根は非常に細いために肉眼では見逃してしまうというリスクが生じます。同じく患部を拡大して見る器具には歯科用ルーペもありますが、それ以上に大きく見ることができるため、根を見逃さないことはもちろん、きちんと感染源を除去できたかどうかを判断する際にも非常に有用です。ただしマイクロスコープがあるからといって根管治療の成功率が上がるわけではありません。何より重要なのはしっかりと感染源を除去することですから、当クリニックでは根管治療に限らず、虫歯の治療など精密に見る必要がある場面では積極的にマイクロスコープを活用しています。

Q症状が改善しなければ歯を抜くしかないのでしょうか?
A
AKIRA DENTAL CLINIC 根管治療後も歯根端切除術や意図的再植術で改善の見込みがある

▲根管治療後も歯根端切除術や意図的再植術で改善の見込みがある

根管治療を行っても痛みが残る、神経症状があるというケースはもちろん考えられます。だからといって安易に抜歯をすることはお勧めしません。例えば根の先に穴が空いて膿の袋ができてしまっているという場合であっても、歯根端切除術で歯茎を切開して根の先を切り膿の袋をかき出すことで治療が可能です。また意図的再植術という治療方法を選択することもあります。これは歯を一度抜歯し、根の中の感染源の除去をして、薬剤を充填して元に戻すという手法です。これら歯根端切除術や意図的再植術を行うことで抜歯をせずに改善できる見込みがある場合もありますから、根管治療がうまくいかなかったとしても諦める必要はありません。

Q歯根端切除術や意図的再植術の長所と短所を教えてください。
A
AKIRA DENTAL CLINIC 口腔内の状況を診て、歯を残せる可能性について話す

▲口腔内の状況を診て、歯を残せる可能性について話す

メリットはやはり患者さんご自身の歯を残せる可能性が出てくるという点です。どちらの治療も再感染、再治療のリスク低減を図ることができます。デメリットは歯根端切除術も意図的再植術もどちらも外科処置になるため、術後に痛みや腫れが出る可能性がありますし、全身疾患がある患者さんだと治療できないことがあります。例えば血液をサラサラにするための薬を服用している、骨粗しょう症の治療薬を飲んでいる、あるいは糖尿病の治療をしているなどですね。全身疾患があるのにもかかわらず外科処置をしてしまうと、全身的なリスクが高まり命に危険が及ぶ場合もあります。ですから誰しもが受けられる治療というわけではありません。

Q根管治療や歯根端切除術などの際に心がけていることは?
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AKIRA DENTAL CLINIC 迅速な治療で患者の負担を減らす工夫をすると語る川西院長

▲迅速な治療で患者の負担を減らす工夫をすると語る川西院長

根の治療に関しては唾液から再感染する確率が高いので、治療中にはラバーダムというゴムのシートを患部にかぶせて唾液の流入を防いでいきます。根管治療において感染経路を絶てるかが非常に重要になってくるので、保険診療、自費診療にかかわらず実施しています。また歯根端切除術や意図的再植術は外科処置ですから、可能な限り丁寧にスピーディーに行うことを心がけています。手術時間が短くなれば再感染のリスク低減にもつながりますし、何より患者さんの負担が減りますから。あとはなるべく術後の歯茎が下がらないように注意しています。せっかく外科治療を行ったのに見た目が悪くなってしまっては、患者さんも満足できませんからね。

ドクターからのメッセージ

川西 章院長

根の治療は基本的に感染源を除去することが目標。それでは痛みや神経症状が治らなければ歯根端切除術や意図的再植術といった外科的アプローチを行い、どうしても無理だという状況になるまでは抜歯を避けたいと考えています。また根管治療は、何度も通院して大変なため、治療期間を長くしないのも一つのポイントにしています。歯によっては根の本数が多く、その分時間がかかってしまう場合もありますが、なるべくスピーディーに行うことを心がけています。外科処置をすれば歯を抜かずに済む可能性もありますので、根管治療をしても痛みがある、神経症状が治らないという方は気兼ねなくご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

歯根端切除術/15万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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