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どのような病気を診療するのか
知っておきたい肝臓内科について

さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック 和光市駅前院

(和光市/和光市駅)

最終更新日:2023/05/08

さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック 和光市駅前院 どのような病気を診療するのか 知っておきたい肝臓内科について さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック 和光市駅前院 どのような病気を診療するのか 知っておきたい肝臓内科について
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肝臓内科は、胃腸、肝臓、膵臓、胆嚢などおなかの臓器を診る消化器内科に含まれる診療科の一つだが、聞きなじみのない診療科だという印象を持つ人も多いだろう。消化器内科と肝臓内科に違いはあるのか、どんな症状の時にかかればいいのか、という素朴な疑問も沸いてくる。「沈黙の臓器」と呼ばれ、症状が出にくいため放置されやすい肝臓の病気だが、肝臓がんや肝硬変など重篤な病気だけでなく、脂肪肝や肝炎など注意したい病気も多い。それらの病気を早期発見し、適切な治療に結びつけてくれる肝臓内科。肝臓専門の医師として長年診療してきた「さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック」の吉良文孝理事長に、肝臓内科で診療する病気や治療だけでなく、受診のコツも詳しく聞いた。

(取材日2023年4月17日)

肝臓内科は消化器内科の一つの分野。胆肝膵をはじめ肝臓周辺の臓器を専門とする診療科

Q肝臓内科とはどのような診療科なのか教えてください。
A
さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック 和光市駅前院 肝臓疾患を専門に診療してきた医師が複数人在籍している同院

▲肝臓疾患を専門に診療してきた医師が複数人在籍している同院

肝臓のみを診る科というよりも、肝臓や胆嚢、膵臓、脾臓など、肝臓周辺の臓器を診る科といっていいと思います。胆肝膵とひとまとめにした言い方もされますが、互いに関連し合った臓器なので、消化器疾患の中でも独立して扱われることが多い分野です。具体的には、肝臓がんや肝硬変、生活習慣病の一つとも言える脂肪肝、B型肝炎やC型肝炎といったウイルス性肝炎などが診療の対象になります。消化器内科に含まれる科ですから消化器内科の医師も肝臓を診ますが、特に肝臓疾患であれば肝臓内科と標榜しているクリニックでの受診が勧められます。受診の目安としてわかりやすいため、最近では「肝臓内科」を標榜する医療機関が増えています。

Qどのような時にかかれば良いのでしょうか?
A
さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック 和光市駅前院 血液検査で肝臓の数値が悪い時はまず受診しよう

▲血液検査で肝臓の数値が悪い時はまず受診しよう

受診のきっかけで一番多いのは、血液検査で肝臓の数値が悪かった時です。肝臓疾患の場合、症状が出た時にはかなり病気が進行している状態ですから、そこから治療するというよりも現状維持していくという状況になります。肝臓の病気を早期発見するためには、血液検査の結果を放置せず受診することが大切です。さまざまな原因で血液検査での肝臓の数値は悪化します。心配のないものもかなり多いですが、中には治療が必要な病気も含まれます。日常生活が送れている場合は落ち着いて受診をいただければ問題ないですので、慌てずに受診をお願いします。

Q肝臓内科でどのような病気を診るのですか?
A
さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック 和光市駅前院 肝臓内科のほか一般内科や消化器内科を標榜

▲肝臓内科のほか一般内科や消化器内科を標榜

代表的なものは、A型肝炎、B型肝炎、C型肝炎、E型肝炎などのウイルス性肝炎、脂肪肝、肝硬変、アルコール性肝障害などです。国から難病指定されている原発性胆汁性胆管炎、原発性硬化性胆管炎、肝臓がんのほか、胆のうポリープや胆石症、胆のう炎、胆管がん・胆のうがんも肝臓内科で診る病気です。慢性膵炎や急性膵炎、膵臓がんや膵嚢胞など膵臓も含めかなり広い範囲をカバーしていますから、病名を挙げるとかなりの数になります。肝臓の病気は自覚症状が現れにくく、気づいた時には病状が悪化していることも少なくありません。脂肪肝などは、腹部超音波検査などで簡単に診断できますから、不安があれば肝臓内科を受診してみてください。

Qこちらには肝臓を調べる先進のエコー機器があるそうですね。
A
さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック 和光市駅前院 先進の超音波検査機器や肝硬度測定検査機器を導入

▲先進の超音波検査機器や肝硬度測定検査機器を導入

当院では、肝臓の形や内部構造を見ることができる肝硬度測定検査を行っています。肝臓のある右側腹部に探触子を当て、発せられる振動と超音波の伝わり方から、肝臓の硬さや肝臓の脂肪量を測定するための検査です。肝臓の中に腫瘍がないかの確認もできるほか、治療前後の数値を比較し評価に用いることもできます。検査そのものは5分程度で終了し、不快感もほとんどありません。胆膵や膵臓もそうですが、肝臓の病気はまず見ることでいろいろなことがわかりますから、腹部エコー検査は診断に重要なツールです。また当院では肝硬度測定検査を実施しております。県内でもまだ少ないのではないでしょうか。

Qウイルス肝炎についても教えてください。
A
さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック 和光市駅前院 肝臓専門の医師として長年診療してきた吉良理事長

▲肝臓専門の医師として長年診療してきた吉良理事長

A型肝炎に対してはワクチンがあり、感染しても予後に心配のない病気です。B型肝炎は急性の場合注意が必要です。慢性B型肝炎は多くが出生時の感染ですが、近年では成人で急性肝炎からの慢性化が散見されます。慢性B型肝炎を放置すると、肝硬変や肝臓がんへ進行したり、長期間の治療が必要なケースも出てくるため要注意です。発症せず、持続的に感染しているキャリアの状態か治療対象かの見極めが重要な病気なので、キャリアの場合は定期的な検査で様子を見るようにしています。C型肝炎は基本的に慢性肝炎です。昔は治癒が難しく、肝硬変から肝臓がんへと進行する病気でしたが、今は飲み薬の服用だけでも完治をめざせる病気となりました。

ドクターからのメッセージ

吉良 文孝理事長

肝臓のことをよく理解している医師のもとで、適切な診療を受けていただきたいと思います。肝臓の分野には治療方法がない場合が多く、ただ単に対症療法的な薬を処方すれば良いというものではありません。肝臓ケアにとても熱心な健康意識の高い患者さんもいらっしゃいますが、専門の医師の目から診て問題がないと診断した場合は様子を見ることもあります。何もしないことに不安を感じる方もいらっしゃいますが、医師の診断を信頼していただきたいですね。原則、肝臓の治療は何かするか、何もしないかの2択です。肝臓という臓器に対する診療は、そのようなものだという認識を持っていただき、安心して肝臓内科を受診してもらいたいと思います。

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