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吉良 文孝 理事長の独自取材記事

さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック 和光市駅前院

(和光市/和光市駅)

最終更新日:2025/04/01

吉良文孝理事長 さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック 和光市駅前院 main

東武東上線和光市駅前ロータリーそばの医療ビルに2023年5月6日に開業した「さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック 和光市駅前院」。東長崎駅すぐの「東長崎駅前内科クリニック」の分院である同院は、かかりつけとして内科一般に対応しつつ、胃と大腸の内視鏡検査や肝臓疾患など消化器疾患の診療に注力している。消化器・内視鏡、肝臓の専門である吉良文孝(きら・ふみたか)理事長は、これまで培ってきた知識と経験を生かし、一般内科はもちろん内視鏡内科、消化器に対応。そんな吉良理事長に、同院の特徴や診療への思いについて聞いた。

(取材日2023年4月21日/情報更新日2024年6月17日)

消化器内科疾患を中心に内科全般も診療

こちらのコンセプトについて教えてください。

吉良文孝理事長 さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック 和光市駅前院1

当院は、胃と大腸の内視鏡検査や肝臓疾患などを含めた消化器内科疾患の診療をメインに生活習慣病などの内科全般も診療する内科クリニックで2023年5月6日に開院しました。豊島区の東長崎駅には当法人の「東長崎駅前内科クリニック」があるのですが、和光市や志木市、朝霞市など埼玉県からも患者さんが多く来られていて、そこだけでは十分対応できなくなった背景もあり、新たに分院として開院しました。当院の診療方針は「おなかの悩みを解消して、人生を生き生きと過ごせるようにサポートしたい」です。和光市近隣をはじめとする方々がおなかの不調や不安を払拭できて穏やかな生活を送っていただけるよう、最前線の医療の提供に努めます。

内装や設備などのこだわりを教えてください。

3階が受付と外来スペース、4階が内視鏡専用フロアとなっており、広いスペースを最大限に生かした造りになっています。外来診療室は3室、内視鏡検査室は2室、下剤を飲んだりする前処置室が4室、内視鏡検査後に休憩するカーテンで仕切れるベットが8つあります。新型コロナウイルス感染症流行で受診離れが加速したことで、今後胃がんや大腸がんなどの消化管悪性腫瘍だけでなく、沈黙の臓器といわれる肝臓や膵臓などのがんの増加が懸念されます。早期発見・早期治療のために、患者さんが快適に受診できる充実した医療設備や医療環境を整えることが重要です。当院では先進の胃・大腸内視鏡システム、先端の超音波検査装置などをそろえています。また、これらをしっかり使いこなせる内視鏡を専門とする医師や肝臓を専門とする医師が常駐し、さらに超音波検査を専門とするスタッフもおり、お互いに連携を取りながら検査にあたります。

診療面ではどんな特徴がありますか?

吉良文孝理事長 さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック 和光市駅前院2

消化器疾患だけでなく、一般的な内科疾患や生活習慣病など内科全般をしっかり診ていく体制を整えています。また、一般的にクリニックでは一人の医師が診療にあたっていることが多いですが、それですとその医師の知識や技量によって医療レベルが決まってしまいますし、客観的な視点も抜けやすくなります。そのため、当院では一人の医師だけではなく、複数の医師で外来診療や内視鏡検査を行うようにしてきました。互いに診療のフィードバックを行い、情報を確認したり新しい知見を取り入れたりして、より高いレベルの医療をめざしていきたいですね。

先進の内視鏡機器を用いて痛みに配慮した検査を

新型コロナウイルス感染症流行を経て何か気になる症状などありますか?

吉良文孝理事長 さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック 和光市駅前院3

この新型コロナウイルス感染症流行で健康増進の重要性が再認識されたと思います。当院でも健康診断や生活習慣病診療もしっかり行っていきます。また、新型コロナウイルス感染症流行下で特に感じたのが、内視鏡検査で異常がないのにもかかわらず胃がもたれる、食欲がない、下痢をするなどの症状が増えていることです。これらは、機能性消化管疾患といわれる病気かもしれません。こうした患者さんを診療する際は、まず生活スタイルや普段から感じているストレスがないかなどしっかりお話をお聞きして、食事や運動のアドバイスや症状に即した漢方も含めた服薬治療を行うことが重要と考えます。病気と付き合っていくことで、徐々に体質を変えていく考え方が大切だと思います。

内視鏡検査について教えてください。

胃の内視鏡検査は、基本的に細い経鼻用のファイバーを使用するため嘔吐反射が少なく検査を受けられます。他院でつらかった経験を持っている方で不安が強い方は鎮静薬を使用しての検査も可能です。検査中は適宜お声がけしたり、呼吸法を工夫してもらったりして安心して検査を受けられる環境づくりも大事ですね。大腸がんは、新型コロナウイルス感染症での健診離れの影響もあり、今後も増加していくことが予想されます。大腸がんの多くはポリープが大きくなってできるものですから、病変が小さいうちに切除する必要があります。当院の大腸内視鏡検査では、痛みに配慮した「軸保持短縮法」や、痩せ型の女性や手術後の方に適した水を満たして挿入する「浸水法」を採用しています。

何か異常が見つかった場合はどのようにするのですか?

吉良文孝理事長 さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック 和光市駅前院4

ピロリ菌陽性の場合は除菌療法の相談をします。またポリープを発見した場合、よく観察を行い切除が可能と判断できれば、専用のスネアで切除するのが一般的です。ポリープの切除はほとんどの場合、日帰りで行えます。ポリープが良性か悪性かわかるのに約1週間かかりますが、その日のうちにわかる範囲で説明するなど、細かな配慮も大切にしていきたいですね。

ここに来れば安心と思ってもらえるクリニックに

これまで数多くの患者さんを診てこられたと思いますが、常に診療で心がけていることは何ですか?

吉良文孝理事長 さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック 和光市駅前院5

患者さんの目線でわかりやすい説明と話しやすい環境をつくることです。初めて受診された方は緊張されていて症状をうまく伝えられないこともありますが、顔色やしぐさを見てどんなことに不安や悩みを感じているか探るようにしてきました。診察しながら簡単な質問をしますと「そういえばこんなことが」と返ってくることもありますので、双方向のコミュニケーションが大切だと思います。また、検査を受ける患者さんは、何をされるかわからないという不安から痛みを感じることも多いので、次に何をするか、今何をしているかを丁寧に伝えるようにしています。それらがわかると体の緊張もほぐれて内視鏡も挿入しやすくなり痛みの軽減にもつながるのではないでしょうか。外来診療では、患者さんが抱えている問題点をよく話し合って迅速に解決できるよう努めています。

受診負担を軽減するためにもさまざまな取り組みを行っていらっしゃるとか。

和光市駅の南口から徒歩1分圏内という利便性の高い立地にある当院には、普段は忙しくてなかなか受診できないという方も多く来ていただいています。待ち時間をできるだけ短縮し、効率良く診療できるように、診察や内視鏡検査、超音波検査などの予約を取れるネット受付システムに加え、自宅や院内でご自身のスマートフォンから入力できるウェブ問診のシステムも導入しています。状態が安定している方には、長期の処方も行っています。クリニックならではの気軽さで、専門性の高い医療にアクセスしていただける場であり続けるために、今後も工夫を重ねていければと思っています。

最後に読者へのメッセージをお願いいたします。

吉良文孝理事長 さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック 和光市駅前院6

当院では精度の高い内視鏡検査や超音波検査を行うことはもちろんですが、高血圧や糖尿病など一般的な内科疾患も診ていくようにしたいと思っています。何か困ったことがあったらここで診てもらいたい、ここに来れば大丈夫だと地域の皆さんに思っていただけるクリニックをめざしていきたいです。検査や治療について不安や心配がございましたら、私やスタッフに気兼ねなく相談していただきたいですし、人生を生き生きと過ごすためのできる限りのサポートをさせていただければと思います。よろしくお願いいたします。

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