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菅 重尚 院長、飯塚 弘文 先生の独自取材記事

Kクリニック山王

(大田区/大森駅)

最終更新日:2020/10/07

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5階建てのビル内で婦人科、内科、胃腸内科、小児科のほか、乳腺外科、下肢静脈瘤の診療も行っている「Kクリニック山王」。2006年の開業以来、検査と診断、治療までをトータルに、質にこだわった医療を提供している。消化器がん、乳がんを専門に外科の医師としての経験を積み重ねてきた菅重尚(かん・しげなお)院長は、消化器と乳腺疾患の先端医療の提供に加え、検診と人間ドックを強化。病気の予防、早期発見、早期治療に注力している。2015年に同院に着任した飯塚弘文先生は専門の心臓血管外科をはじめ、下肢静脈瘤の診療を担当している。菅院長と飯塚先生に、婦人科と消化器、人間ドック、下肢静脈瘤の日帰りレーザー治療などの幅広い医療を提供する同院の診療について話を聞いた。
(取材日2020年9月24日)

検診、診断、治療。一貫した診療で患者ニーズに応える

2006年の開業当初から、さまざまな診療科に対応されていたのですか?

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【菅院長】僕はもともと乳腺と消化器、末梢血管の外科を専門にしてきました。開業に際しては、僕が乳腺、胃腸系の診療を担当。外科を専門にしていたことから全身管理にも携わっていたので、一般内科、小児科も設置しました。当初は、婦人科の先生と小児科の先生とともに運営する予定でしたが、小児科の先生が来れなくなったため、予定していたフロアを検診専用に変更し、人間ドックにも力を入れていくという方針が固まりました。3階には婦人科と乳腺外科の診療を行うレディースフロアを設け、現在は僕以外に4人の女性医師診療にあたっています。

どのような訴えの患者さんがいらっしゃいますか?

【菅院長】患者さんはどの科にもバランス良く来てくださっていますね。生活習慣病の患者さん、胃腸系統にトラブルを抱えている方、下肢静脈瘤のレーザー治療を受けに来られる患者さんも多いですね。
【飯塚先生】下肢静脈瘤は、若い方から高齢者まで幅広い年齢層が患う病気です。遺伝性があるので10代で発症する方もいますが、生まれつきの血管奇形などがある場合は、下肢静脈瘤の手術をしてはいけないケースもあります。若い方の場合は、ほかの病気の可能性も考えた注意を要しますね。今まで僕が担当した下肢静脈瘤の手術で、最高齢の方は90歳でした。立ち仕事の人や女性に多く、女性の場合は妊娠中に発症し、産後一時的に回復するものの50歳前後で悪化し、手術に至る方も多くいらっしゃいます。

人間ドックにも注力されていると伺っています。その理由は?

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【菅院長】外科におけるがん治療は二次治療、つまり手術になります。進行がんだと転移などの可能性もあるため、手術も場合によっては難しくなってきますが、その前に、早期がんのうちに発見できれば、転移などの心配も少なく手術もしやすくなります。そこで、検査に注力して、早期にたくさんのがんを見つけるほうが患者さんのためになりますし、医療の提供の仕方として良いのではないかと考え、人間ドックに力を入れてなるべく早い段階で治療する方向へとシフトしました。外科の医師として重症患者さんを診てきたからこそ、検診の重要性を感じ、そちらにかじを切ってもいいのではないかと思ったのです。

それぞれの医師の専門領域を生かした診療を提供

こちらのクリニックではどのような検査機器を備えていますか?

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【菅院長】当院が導入している先進機器の一つに80列のマルチスライスCTがありますが、これは大学病院で使われてるCTと同等の性能で、高性能の機器を使うことでより診断能力の向上を図っています。診断データは光ファイバー回線で慶應義塾大学病院の放射線科に送り、専門の医師が遠隔診断を行います。このように、大学病院で行っているのと同じクオリティーでの検査が可能なのと、クリニックの受診しやすさを併せ持っているところが、当院の人間ドックの特徴です。また、私の専門領域でもある消化器の検査ではハイビジョンの経鼻内視鏡を用いて、患者さんの負担の軽減を図りながら、精度にこだわった検査を実施しています。
【飯塚先生】当院では、胃カメラの検査だけでも多くの件数を実施しています。マルチスライスCTやカラー超音波、常駐する検査技師など、検査体制をしっかりと整え、診断まで積極的に行うのが当院の診療スタイルです。

下肢静脈瘤の診療で、何か気になる傾向はありますか?

【飯塚先生】現在増えているのは、足の症状で来られる患者さんです。静脈瘤で受診するというより、足が痛い、重い、むくむ、つるなどの症状があって来院される方がほとんどです。当院は下肢静脈瘤を専門に扱ってはいるものの、静脈も動脈も診ますし、整形外科的な要因による症状も診ています。整形外科的なケースでは、紹介した他施設でMRIを受けてきていただき、治療が必要であれば専門の医師に紹介します。とにかく痛みの原因を探して差し上げたいと考えていますね。何より診断をつけることが大切なので、静脈瘤という分野に特化しながらも、多くの患者さんが必要としている部分を幅広く担っていきたいと思っています。

ところで、先生が医師をめざされたきっかけは何だったのでしょう。

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【菅院長】きっかけは、ある村の医師が書いた随筆です。その医師は、以前は「医は仁術なり」という言葉があったけれども、今はあまり聞かなくなったと、その随筆の中で書いています。でも、彼の父親は「医は仁術なり」を実践した人だったと綴られています。村人から呼ばれれば嫌な顔一つせず走り回り、お金のない人は無料で診療し、村の人たちの健康のために尽くした。だから、決して裕福ではなかったけれども、いつも旬の野菜や果物が村人から届けられていたと。仁術の実践について書かれたその随筆を読み、「ああ、こういうのもいいな」と思ったことが、医療の道を志すきっかけになりました。高校生の頃はコンピューターが好きだったのでITの道も考えた時期もありました。その趣味が高じて、まだ紙のカルテが主流だった2006年の開業時から電子カルテを導入、人間ドックのデータベースシステムも自分でつくりました。

患者目線の優しくアットホームなクリニックでありたい

診療で大事にしていることを教えてください。

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【菅院長】自分の身内を診るような感じで診療することです。その患者さんが、このクリニックで幸せになれるかなということを考えながら診療していますね。丁寧に話を聞こうと心がけてはいますが、日々多くの患者さんがいらっしゃるため、時間の制限の中で精いっぱい頑張ろうと思っています。患者さん目線の優しくアットホームなクリニックでありたいと思います。

飯塚先生は診療でどのようなことを大事にされていますか?

【飯塚先生】患者さんが「何に困っているか」をしっかり把握することです。患者さんが困っている内容によって治療方針は変わります。例えば静脈瘤の場合、若い女性であれば見た目が一番気になるだろうし、高齢者の男性であれば、見た目は気にならないけれども単純に痛いことに困っているかもしれません。どの部位に症状がある場合でも「何が一番つらいですか?」ということを聞いて、手術のタイミングを決めます。大学では心臓や血管の手術を行っていましたが、下肢静脈瘤の手術は大学よりもクリニックで行うことの多い治療です。検査から診断、手術までに一貫して携われるところが、診療のやりがいにもなっています。

今後の展望をお聞かせください。

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【菅院長】これからも患者さんの健康、病気の早期発見をめざしていくというところは変わらないですね。今後は、PET-CT(陽電子放出断層撮影)を含めた人間ドックの構想もあります。基本的に自分は大丈夫だと思っていても、実は何かしら体に問題があるかもしれませんから、人間ドックを受けることはとても大切です。40歳を過ぎるとがんや生活習慣病を患うリスクが増えます。ぜひ自分の体をチェックしに来てください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

人間ドック/1万2000円~

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