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身体的、経済的な負担が少ない
下肢静脈瘤の日帰りレーザー治療

Kクリニック山王

(大田区/大森駅)

最終更新日:2020/10/07

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  • 保険診療

下肢静脈瘤は、足の静脈で起こる血管の病気。血管には心臓で作られた酸素と栄養分を含むきれいな血液を全身に送る「動脈」と、老廃物を含む汚れた血液を心臓へと戻す「静脈」がある。静脈には逆流防止のための弁がついており、重力に逆らって下から上へと流れる足の血液の流れを補佐しているが、この弁が壊れると血液の逆流で血管が拡張してしまう。それにより皮膚に瘤のようなものが出て、血管がボコボコと浮き出て赤色や紫色で目立つ、あるいは足がだるい、浮腫むなどの症状が現れる。「Kクリニック山王」では、この壊れた弁を持つ血管そのものを焼き、血液が通らない状態をつくる「日帰りレーザー治療」に対応している。心臓血管外科を専門とし、手術経験も豊富な飯塚弘文先生に、治療の流れについて話を聞いた。(取材日2020年9月24日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q治療をレーザーで行うメリットは何ですか?
A

メリットは3つあります。1つ目は目立つ傷が残らないこと。治療のために体に空ける穴は輸血の針よりも細く、皮膚を切らずに処置するため手術後に目立つ傷は残りません。特に女性は傷が目立つことを気にされると思うので、その点ではレーザー治療はお勧めです。2つ目は日帰り手術が可能だということです。患部を切らないので傷が小さく、手術を受けた翌日から日常的な生活を送ることができます。3つ目は保険適用内であるということ。2011年に初診の検査から治療後の経過観察まで保険適用になったので費用面も安心だと思います。

Q手術中や手術後に痛みはありますか?
A

手術後や手術中も痛みを感じることはほとんどありません。治療は患部を切らず、輸血の際に用いる針よりもさらに細い約1.8mmの針を使って行います。しかも、手術中は針を通す場所に局所麻酔を施すので、痛みが苦手な方でも安心して治療に臨むことができると思います。手術後も多少の違和感はあるかもしれませんが、傷口が小さいので、激しい運動以外は日常生活が通常どおり行えます。日帰り手術が可能なのもレーザー治療ならではのメリットですね。手術後、万が一痛みが伴った場合は我慢せずに相談してください。

Qどのような人が治療を受けるべきですか?
A

足の見た目に違和感のある人、足に不快感がある人、血管がボコボコと浮き出ていたり、皮膚がガザガザしているなどの症状がある人は治療をお勧めします。下肢静脈瘤は足の静脈で起きる血管の病気で、男女問わず発症する可能性があります。また、筋力や生活習慣の関係上、女性や立ち仕事をしている人がかかりやすい傾向にあります。下肢静脈瘤は自然治癒しない病気なので、早期の段階での検診や治療が非常に重要です。重症化するとレーザー治療が行えない場合もあるので、少しでも気になることがあったら受診することをお勧めします。

検診・治療START!ステップで紹介します

1診察

足の見た目に違和感があるのか、足に重みやだるさがあるのかなどの自覚症状や生活状況などを確認。遺伝性のある疾患であるため、特に10代の患者には家族歴も確認するほか、発症した時期などさまざまな面から問診を行う。初診の所要時間は、診察、超音波検査、血液検査、手術日の予約を含めて約45分。

2検査の実施

検査は超音波検査と血液検査の2つ。超音波検査で深部静脈血栓症が起きていないか、血液の逆流がないかどうか、静脈がきちんと閉じているかなどを調べる。検査を通して下肢静脈瘤の進行程度を正確に把握し、精密な診断を行う。腫瘤があるなど、かなり進行している場合はすぐに手術に移行、逆流があっても無症状なら手術の時期を待つなど同院では効率の良い治療を心がけているという。

3手術日の予約

診察と検査による診断をもとに、適した治療方法を定める。レーザー治療ができるのは、下肢静脈瘤の中でも伏在型静脈瘤(ふくざいがたじょうみゃくりゅう)のみだという。よほど重症化していない限りレーザー治療が可能だ。治療について心配なことがある場合は医師と相談し、不安をできるだけなくして手術に臨みたい。時期にもよるが、検査の2日後から予約が可能。

4レーザー手術の実施

下肢静脈瘤治療の経験豊富な医師が治療を行う。患部に局所麻酔をした後、数ミリ程度の穴をあけ、レーザーカテーテルという細い管を患部に挿入して、血管を塞ぐために患部自体を焼いていく。体にメスを入れないので、患者の身体的な負担が少ないという。所要時間は片足で約30分。治療した静脈は血液が通らなくなるが、他の太い静脈が機能しているため支障はないという、手術後は休憩の後歩いて帰ることができるそう。

5術後のケア

手術の翌日、1週間後、1ヵ月後のタイミングで経過を観察。治療した箇所で再度血液の逆流がないか、血管が閉じているか、血管の状態などを中心にチェックする。定期的な経過観察は重要だという。診察の所要時間は10分前後と、短時間で済むこともメリットの一つ。半年後に最終チェックを行い治療が終了する。

ドクターからのメッセージ

飯塚 弘文先生

下肢静脈瘤は基本的に女性に多くみられる疾患です。特に、妊娠中に発症し、産後落ち着いたものの、50歳前後に再び悪化するケースが多くみられます。また、立ち仕事に従事している男性に症状が出ることも少なくありません。下肢静脈瘤は自然治癒することのない病気ですが、早期に発見できれば身体的にも時間的にも負担の少ない日帰りのレーザー治療が可能です。当院では何よりも患者さんの気持ちを重視した手術のタイミングや治療方針を大切にしていますので、安心してご相談いただきたいと思います。

Dr
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