異所性蒙古斑やADMも対象
保険適用で受けられるレーザー治療
上野御徒町ファラド皮膚科
(台東区/御徒町駅)
最終更新日:2026/01/20
- 保険診療
あざやしみ、ほくろなど、皮膚の疾患は人目にふれるものが多い。「上野御徒町ファラド皮膚科」では、皮膚疾患の悩みに幅広く対応すべく、医療機器の充実に力を入れている。上條広章院長は皮膚科・美容皮膚科ともに多数の実績を積み重ねてきたドクター。その知識と経験を生かし、日帰りで行うさまざまな皮膚科手術や処置に対応している。皮膚の治療と聞くと、やや高額な自己負担での治療をイメージしてしまうが、実は保険適用で行える処置は多いことをご存知だろうか。さらに、生まれつきのあざや、一般的なものとは異なるしみであっても、保険適用でのレーザー治療が可能な場合があるという。今回は、中でもより多くの人に知ってほしいという異所性蒙古斑と後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)について、詳しい治療の流れと併せて教えてもらった。
(取材日2025年12月16日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Q異所性蒙古斑、後天性真皮メラノサイトーシスとは?
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A
異所性蒙古斑は、お尻以外の場所に生まれつきできる青あざのことです。徐々に薄くなっていく場合がほとんどですが、もとのあざが濃いと大人になっても残ってしまうことがあります。また、腕や足など服で隠せない部分の青あざは目立つため、気にする女性からの相談が多いですね。そして後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)ですが、10代後半から30代にかけて現れるしみで、両頬などにグレーまたは青っぽい色素斑が出てきます。ほかのしみや肝斑と比べて、同じような大きさのしみが集まって左右対称に現れるのが特徴です。しかし診断が難しく、一般的なしみケアで改善が見込めず、そこで初めてADMだと気づくパターンも少なくありません。
- Qそれぞれの治療方法について教えてください。
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A
異所性蒙古斑やADMは、メラニン色素をつくり出すメラノサイトという細胞が皮膚の深い部分にあるのが原因です。どちらも塗り薬や飲み薬での治療は難しいため、レーザーによる治療を行います。治療には、原因であるメラニンに吸収されやすく、破壊力も強いQスイッチルビーレーザーと呼ばれる種類のレーザー治療器を使用します。1回の照射時間は5分ほど、0歳のお子さんからでも照射できます。ただし、強い日焼けがあるとやけどや水膨れなどの副作用が出やすくなったり、かえってしみが悪化したりなどのリスクがあるため治療ができないことがあります。
- Q費用面が気になりますが、保険適用でしょうか。
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A
どちらも保険適用での治療が可能です。異所性蒙古斑は、お子さんで2~3回、大人で4~5回の照射が目安になります。レーザーを照射することで青あざの回復を促します。ADMについては3~5回の照射が目安です。それぞれ3ヵ月から半年ごとに1回のペースで処置を進めていきます。ただ、あざやしみの濃さ・範囲によって治療の進み方は異なります。回数はあくまでも目安になりますので、患者さんの症例や体調などを考慮しながら治療計画を立てています。異所性蒙古斑もADMも、女性だけでなく男性からのご相談も多い疾患です。治療方法や費用面、副作用など、不安や疑問がありましたらなんでもお尋ねください。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1問診・診察
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問診票に記入後、医師による問診と診察がある。発症時期やこれまでの経過、常用薬やアレルギーの有無についても確認され、適切な治療法やレーザー治療の可否、薬の処方について判断される。
- 2検査・診断結果の説明
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ADMの診断にあたり、特殊な拡大鏡によって皮膚の内側の色素分布などを調べることがある。検査結果の説明の後、レーザー治療についての説明が行われる。場合によっては当日の処置も可能。処置後は約1週間、保護テープを貼る必要があるため、大切な予定の前は避けるのが良い。費用や治療スケジュールなど、気になることは気軽に相談しよう。
- 3レーザー治療
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Qスイッチルビーレーザーと呼ばれる種類のレーザー治療器を使用。処置前には、強い日焼けや体調不良がないかの確認が行われる。化粧や日焼け止めはレーザーを弾いてしまうため、治療効果を出すために落とす。レーザーの1回の照射時間は5分ほど。ゴムで弾かれたような痛みを感じることが多いため、基本的には表面麻酔のクリームを使用する。
- 4施術箇所をテープで保護
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処置後は傷をきれいに治すためのテープや軟こうが処方され、看護師より注意点やスキンケアについて、今後の流れなど説明がある。洗顔は当日から可能で、化粧も保護テープの上からであれば問題ない。激しい運動や、レチノールなど強い成分が入った化粧品の使用は避ける。
- 5経過観察
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経過観察のため、定期的に診察を受ける。水膨れや赤み、かさぶたがないかを確認するため、原則として翌日に受診し、問題がなければさらに1週間後に再び受診する。患部が安定するまで紫外線には気をつける必要がある。

