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坂井 みのり 院長の独自取材記事

0歳からのこどもクリニック

(横浜市戸塚区/戸塚駅)

最終更新日:2022/12/28

坂井みのり院長 0歳からのこどもクリニック main

戸塚駅西口徒歩約6分の「0歳からのこどもクリニック」は2022年11月に誕生したばかり。ママでもある坂井みのり院長を中心とする経験豊富なスタッフたちが、同じビル内のあおのウィメンズクリニックと提携しながら0ヵ月の新生児から成長を一緒に見守ってくれるクリニックだ。毎朝、陽光をたっぷり浴びるのが好きな坂井院長らしく院内は大きな窓から光が入り、明るく清潔な空気に満ちている。感染症対策も念入りに施され、待合室はメインの待合室以外にも、ワクチン・健診用、発熱などの感染症症状のある人用の3ヵ所を用意。オペ室にも採用される精密な空気清浄機を導入し、一般エリアと感染症エリアでは出入り口や診察室などの動線も換気システムも分けられている。いつでも優しく明るくポジティブな坂井院長に話を聞いた。

(取材日2022年12月15日)

生まれた直後から何でも相談できる場所をめざして

「0歳児からのこどもクリニック」という院名に込めた想いを教えてください。

坂井みのり院長 0歳からのこどもクリニック1

私は開業以前、新生児に特化した診療をしていまして、NICUで低体重や少ない妊娠週数で生まれた子どもたちをたくさん見てきました。NICUなどを無事に卒業した子どもたちは、発達などのフォローアップのために卒業後も数ヵ月ごとに診察させていただきますが、常々0歳児の子どもと親を支える場の少なさを感じていました。熱や咳など何らかの病気を疑う症状を診てくれる小児科は身近にあると思いますが、日常生活で困っていることを相談できる場所が非常に少ないんですよね。例えば、寝かしつけや夜泣き、日常生活で感じる育てにくさなどがそれにあたります。特に出産し産院を退院してから1ヵ月健診までのような、かかりつけ医がまだ決まっていないような時期は特に悩みが大きいのではないかと、自分自身の経験も含めて思い、そういった時期をサポートしたいと考えたのです。

坂井院長の実体験からの想いがあったのですね。

私は小児科の医師ですから、出産前はいろいろと知っているつもりだったんです。でもいざ自分が出産してみると、本当にわからないことだらけで。病気ならば、学んだことや診察経験からわかることはありますが、そうではない日常生活に関してはわからないことばかり。どこに相談していいかすらわからないこともありました。寝たと思ってもどうしてすぐ起きてしまうのか。体重は増えてるのか、母乳は出ているのか、おそらく大なり小なり、他のお母さんたちも同じ思いをされているのだろうな、と考えたんです。もし身近に病気だけでなく生活のことでも何でも相談できるクリニックがあったら、いいのではないかと。当院は、困ったことがあったら気軽に相談できて、解決のための良いヒントがもらえる、そんなクリニックをめざしています。何か悩んだ時にここに相談すれば解決するかも、って思ってもらえたらうれしいです。

子育てが孤独な母親の「孤育て」ともいわれる時代に相談できる場所があることはうれしいことですね。

坂井みのり院長 0歳からのこどもクリニック2

今は祖父母世代が近くにいない家庭も多く、さらにコロナ禍も重なりインターネットから情報を得ている方も多いと思います。両親や親戚、近所のママ友、地域の支援センターなどリアルなネットワークで人間関係がつながっていけばいいのですが、なかなか難しいときもあるでしょう。ネットの情報は、正しいことも間違ったことも同じ熱量で書いていることもあります。誰かの体験談でも、時代にマッチしていなかったり、偏った意見でも大きな声だと、正しい小さな声が飲み込まれてしまったり。ですから当院では医療機関として適切な情報、科学的根拠のある情報をお伝えして、親御さん方が納得して決断ができるようサポートしていきたいです。また常駐の保育士、発達相談ができる心理士など多職種のプロがおりますので、ちょっとした親御さんの一言からSOSを拾ったり、何か安心できるアドバイスができると思っています。

何でもいつでも相談できる体制を整える

診察には保育士も同席するのですね。

坂井みのり院長 0歳からのこどもクリニック3

当院では、診察中は親御さんが診察や医師との話に集中できるよう、必要に応じて保育士が診察に同席することもあります。診察でいざ医師にいろいろ聞こうと思ったら子どもがぐずりだして退散せざるを得ない。そんな場面は多くの親御さんが経験しているのではないでしょうか。ただでさえ具合が悪く、ぐずぐずの子どもを抱えての通院は本当に大変で、支度して来院するだけで疲労困憊ですよね。医師と親御さんのお話の場を整えるために保育士がおりますので、病気のこと、心配事、困り事、何でも安心してお話しください。

「あおのウイメンズクリニック」との連携はどのようなものですか?

0ヵ月のお子さんって、退院したら1ヵ月健診まで病院に行く機会がないんですよね。出産すると産院で1ヵ月健診を行い、その後各種ワクチンを打つ2ヵ月頃までにかかりつけを決めていくのですが、その間もいろいろなことが起こります。何か相談したいと思ったときに、産院と同じところに小児科があればわかりやすいですよね。「あおのウィメンズクリニック」では出生したすべての新生児の診察をさせていただいています。入院中の気になること、体重の増え方や母乳の様子、黄疸など、何かあればどんなタイミングでどう関わるか、すべて連携しながら行うことができます。私自身、1ヵ月健診までがすごく長く感じられたんです。相談できる場が知っているところにあれば、それだけでも心強いのではないでしょうか。

睡眠トラブルの外来について、教えてください。

坂井みのり院長 0歳からのこどもクリニック4

当院では新生児期から乳幼児までの睡眠のトラブルに対応する外来を行っています。乳幼児の睡眠に関して相談できるところは全国でとても少ないのですが、悩んでいる方はたくさんいらっしゃいます。今だけだから、相談するほどのことでもない、こんなものだ、と我慢しないでください。乳幼児の睡眠トラブルの外来は3回1セット。まず私が身体的な診察をします。赤ちゃんの中には、アトピー性皮膚炎でかゆくて眠りが浅い、発達の特性があって寝るのが得意ではないという子もいます。身体的な問題が見当たらなかったら、2回目3回目の診察を通して生活スケジュールや環境を整えるために、乳幼児睡眠の専門家による睡眠カウンセリングを行います。45分間じっくりとお話を伺いながら子どもやご家庭に合った、生活に落とし込んだ具体的なアドバイスをします。

その困り事を1秒でも早く解決へ

発達相談もされていますね。

坂井みのり院長 0歳からのこどもクリニック5

自分の子どもの発達の具合がどうなのか、というのは一番気になるところですよね。当院ではご家族やお母さんから見て、子育てで困っていることが、発達の特性によるものなのか、成長の時期的なものか、ご本人の性格なのかを見極めて、療育などの支援の必要性、環境整備、お子さんとのかかわり方などの具体的なアドバイスをさせていただきます。さまざまなエピソードを心理士が丁寧に聞きながら、どう対応するのが良いのか、お話しさせていただきます。現在療育センターの予約は予約が半年以上先になることもあるようですので、まずは当院へご相談ください。

母乳の外来があり、貧血の外来も開設予定なのですね。

母乳の外来は母乳を飲んでいる期間全体のアドバイスを行います。完全母乳で保育園に入るがどうしたらいいか、卒乳について、そこからつながって離乳食や幼児食のご相談にも応じています。貧血の外来は2023年から本格的に開始予定です。予防医療に積極的に取り組む団体と共同で1歳前後の「隠れ貧血」に対応していく予定です。今でも当院では1歳健診でサチュレーションモニターを使って針を用いずにヘモグロビン値のスクリーニング測定をしています。貧血が疑われたら採血をして診断します。貧血は今後の発達に大きな影響を及ぼすといわれています。治療は鉄剤に頼るだけでなく、食事の取り方などの栄養指導を中心にしていく予定です。さらに男女ともに患者の多い思春期の貧血にも対応できるようにしていきます。

読者へのメッセージをお願いします。

坂井みのり院長 0歳からのこどもクリニック6

お母さん方に「困っていることはありませんか?」と聞くと、ほとんどの方は「あります」とお答えになると思います。小児科は病気になったら行くところだと思っていませんか。でも違います。病気だけでなく日常生活で困っていること、悩んでいることも我慢せずご相談ください。私たちは一秒でも早くお悩みを解決に近づけ、子どももママもご家族も笑顔になってほしいと願っています。悩んでいる時間がもったいないので、不安に思ったり、困ったりしたときは、お気軽にご相談くださいね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

新生児から乳幼児期の睡眠トラブルの外来:2回目以降3500円(1回目は保険適用内)

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