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専門家によるチーム医療で
寛解もめざせる関節リウマチ

世田谷リウマチ膠原病クリニック 新宿本院

(渋谷区/新宿駅)

最終更新日:2023/02/14

世田谷リウマチ膠原病クリニック 新宿本院 専門家によるチーム医療で  寛解もめざせる関節リウマチ 世田谷リウマチ膠原病クリニック 新宿本院 専門家によるチーム医療で  寛解もめざせる関節リウマチ
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手指の関節の痛みやこわばりなどが出ても、冷えや年のせいかもと思って我慢したり放置したりする人も多いだろう。これらは関節リウマチの代表的な初期症状で、早いうちに適切な治療を行わないと骨の破壊が進行してしまう恐れもある。関節リウマチや膠原病に対して専門的な治療を行っている「世田谷リウマチ膠原病クリニック新宿本院」の吉田智彦先生は「関節リウマチについて誤解している方も多いようです。今は新しい薬の登場によって治療は劇的に変化していて、寛解もめざせるようになっています」と話す。関節リウマチの症状や治療方法などについて吉田先生に話を聞いた。

(取材日2022年12月16日/更新日2023年2月9日)

発症してから骨の破壊まで約2年。急速に進行するため初期の段階での治療が重要

Q関節リウマチとはどんな病気ですか?
A
世田谷リウマチ膠原病クリニック 新宿本院 日常生活でのポイントを一つ一つ説明する勝山直興先生

▲日常生活でのポイントを一つ一つ説明する勝山直興先生

「リウマチ」という名前を知っている人は多いのですが、病態や治療方法について正しく知っている人は少なく、名前の認知度とのギャップが大きいと感じています。関節リウマチは、何らかの原因で免疫システムに異常が起こり関節の靱帯や骨を異物と見なし攻撃してしまう自己免疫疾患です。発症後、放置しておくと2年くらいで骨の破壊が起きる進行の早い疾患でもあります。昔は予後が好転せず、関節リウマチの患者さんの寿命は一般的な平均寿命と比べると短かったのですが、今は治療薬が進歩したおかげで平均寿命と同程度まで延びています。初期の段階から専門的に診査診断して適切な治療を行えば健康寿命をより延ばすことも可能といえるでしょう。

Qどのような症状が出たら受診すべきですか。
A
世田谷リウマチ膠原病クリニック 新宿本院 症状について丁寧に診察を行う田邉谷徹也先生

▲症状について丁寧に診察を行う田邉谷徹也先生

朝起きてから30分くらい手がこわばっている、手指の関節が痛い、熱っぽく腫れているといった症状が出たら早めに受診してください。手指の腫れや痛みは第二関節に出るのが典型的で左右対称に生じます。関節リウマチを高齢者の病気と誤解している人も多いのですが、30代から50代の女性に多く、中にはもっと若い年齢から発症するケースもあります。また、70代から80代も発症期で、その場合は膝や肩など大きい関節に痛みや腫れが生じます。ご高齢になって膝の痛みが出ると変形性膝関節症だと思われがちですが、関節リウマチの疑いもありますので、一度リウマチ疾患の専門クリニックで診てもらったほうが良いでしょう。

Q患者が気をつけるべきことや食べてはいけないものはありますか。
A
世田谷リウマチ膠原病クリニック 新宿本院 関節リウマチや膠原病の専門的な治療を行っている吉田先生

▲関節リウマチや膠原病の専門的な治療を行っている吉田先生

近年、歯周病の人は関節リウマチを発症しやすいことがわかってきました。また関節リウマチの類縁疾患であるシェーグレン症候群は、ドライマウスの一因。口の中が乾燥すると唾液による自浄作用が低下し、歯周病が進行しやすくなるので、口腔ケアをしっかり行ってください。喫煙も同様に大きなリスクです。関節リウマチの人は免疫力が低下しやすいので、風邪やインフルエンザ、肺炎球菌、帯状疱疹、新型コロナウイルス感染症などにも注意を。予防のためのワクチン接種もお勧めします。避けるべき飲食物は特になく、食事の栄養バランスが重要です。ただ貧血のある人は鉄分を、骨密度の低い人はカルシウムやビタミンKなどを積極的に取りましょう。

Qこちらでは関節リウマチ専門の医師に診てもらえるのですね。
A
世田谷リウマチ膠原病クリニック 新宿本院 関節エコー検査は被ばくの少ない機器を採用

▲関節エコー検査は被ばくの少ない機器を採用

当院の医師は、全員が日本リウマチ学会リウマチ専門医の資格を持つリウマチを専門に診療する医師です。問診と触診をじっくり行い、血液検査やエコー検査、MRIなどの画像検査も含め診断していくのが特徴です。国内で使用できるすべての薬剤を用意し、症状に合った適切な薬を選択します。当院では抗リウマチ薬を第一選択肢とし、症状に応じて生物学的製剤やJAK阻害薬を適切に用います。ステロイドは関節注射や内服も含め最低限に抑えるよう心がけていますね。一方で、関節リウマチや骨粗しょう症の専門的知識を持つ看護師も在籍しているので、患者さんと話す時間を必ず設け、薬の飲み方や日常生活のケアなどについて丁寧に説明します。

Q薬の副作用を心配している人も多いようです。
A
世田谷リウマチ膠原病クリニック 新宿本院 初期症状が出たら早めにリウマチ専門の医師に相談を

▲初期症状が出たら早めにリウマチ専門の医師に相談を

副作用が出ないよう治療するのが基本ですが、それでも出る場合も。ですので、その症状が薬の副作用であることに患者さん自身が気づけることが大切です。例えば口内炎が出ても、副作用と気づけば主治医にすぐ相談できますよね。もし気づかないと、市販の軟膏を塗っても治らないばかりか、重篤な副作用に進展する可能性も。その点、当院では医師やリウマチケア専門の看護師が内服治療の意味や薬の飲み方、考えられる副作用について丁寧に説明し、自己注射などの指導も行います。適切な情報を患者さんと共有することは、安全安心な治療のために重要です。定期的に被ばくの少ない関節エコーの検査など行い、全身状態を確認することも欠かせません。

ドクターからのメッセージ

吉田 智彦先生

今は新しい薬が登場して、関節リウマチの治療は大きく変化しています。早期に発見してリウマチ専門の医師による診断、治療を受けることがとても重要です。寛解もめざせるようになっているので、関節リウマチと診断されても昔のように悲観する必要もないでしょう。当院では、患者さんの治療の希望と医療者側の治療の目的との合致をめざすとともに、患者さんの将来の希望や夢を実現できるよう120%の力で治療に取り組んでいます。何か初期症状が見られたら、できるだけ早く受診するようにしてください。また、当院では保険診療で漢方処方も行っていますので、体質改善などについてもご相談ください。

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