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川﨑 ゆりか 院長の独自取材記事

きぬ皮フ科クリニック

(流山市/流山おおたかの森駅)

最終更新日:2023/03/01

川﨑ゆりか院長 きぬ皮フ科クリニック main

流山おおたかの森駅東口より徒歩2分の場所に2022年10月に開業した「きぬ皮フ科クリニック」。院長の川﨑ゆりか先生は、日本皮膚科学会皮膚科専門医として、皮膚科、小児皮膚科、美容皮膚科、アレルギー科を診療している。同クリニックがめざすのは、地域住民の笑顔と安心できる生活をサポートする施設であること。経験と知識を生かし、科学的根拠に基づいた適切な治療に努めている。また、川﨑院長は一人の女性、妻、2児の母として、「良質な美と健康」にもこだわり、症状が見た目に現れやすい皮膚疾患に対する患者の不安にも真摯に向き合う。一人ひとりの生活環境に配慮し、診療方針を決めているそうだ。このような繊細で行き届いた対応と、笑顔あふれる明るい雰囲気が魅力の同クリニックについて、川﨑院長に話を聞いた。

(取材日2022年11月17日)

患者と真摯に向き合う医療をめざして

先生はなぜ皮膚科の医師を志したのですか?

川﨑ゆりか院長 きぬ皮フ科クリニック1

私の父は産婦人科医で、現在も群馬県で診療を続けている現役の医師なんです。子どもの頃から医療が身近にあったので自然と医師をめざすようになり、東京女子医科大学医学部に進学しました。大学在学中に軽音楽をきっかけに夫と出会ったのですが、偶然にも夫も産婦人科の医師をめざしていて、お義父さんも産婦人科の医師だったんですよ(笑)。そのような環境でしたが、私は皮膚科を選びました。皮膚科の疾患はほとんどが「見える」んですよね。皮膚や細胞を自分の目で見て原因を調べ、改善に導いていく。こういった皮膚科の特徴に、医療としても学問としても大変興味を持ちました。患者さんご自身にも周りの方にも症状が「見える」というのは、時には苦痛となり心にも影響してしまうことがあります。そんな患者さんの悩みに真摯に耳を傾け、医療の視点から寄り添える医師でありたいと思ったのがきっかけですね。

先生のご経歴と勤務医時代のことを簡単にお聞かせください。

東京女子医科大学医学部を卒業後は東京女子医科大学東医療センターに勤務しました。一次から三次救急まで受け入れ、地域住民に親しまれた基幹病院です。同病院では救急医療にも携わり忙しい日々でしたが、患者さんと直接対話をする機会も多く、温かい医療をめざす私にとって、基礎となる良い経験となりました。その後、東京女子医科大学病院、帝京大学医学部附属病院に勤務しました。どちらも大学病院でありながら、実はアットホームなんです。医師同士が役職に関係なく積極的に議論していたのを今でも覚えています。大学病院では、蜂窩織炎(ほうかしきえん)や帯状疱疹などの入院症例、乾癬や水疱症などの稀な疾患、壊死性筋膜炎、やけど 、悪性腫瘍など、命に関わる病状の重症患者さんを診る機会もありました。多岐にわたる症例を実際に診療し、医師としての知識や経験を深め、皮膚科を専門とする医師として研鑽を積むために重要な時期であったと思います。

どうして開業を決意されたのでしょう。

川﨑ゆりか院長 きぬ皮フ科クリニック2

理想 とする「温かい医療」を形にしたいと常々思っていて、また私自身が「女性」「妻」「母」でもあるので、それぞれの役割のバランスを取りつつ、医師としても社会に貢献できる方法を模索していたんです。そんな中、「地域に根差したかかりつけ医として、日本皮膚科学会皮膚科専門医として、皆さんが笑顔で安心できる生活を守る。そして良質な美と健康を医療の側面からご家族ごとサポートする」という目標が明確になり、開業を決めました。開業場所に流山市を選んだ理由は、夫の出身地で、お義父さんが経営する産婦人科クリニックがあるからです。実は皮膚科と産婦人科は関連性が強く、両方の悩みを抱える女性が年齢を問わず多いんですよ。なので、連携して治療を進められる利点もあると考えたことと、地域に専門性のある皮膚科が少なかったことを踏まえ、できれば尊敬する大先輩のお義父さんと一緒に地域医療に貢献したいと思い、この地を選択しました。

落ち着いた雰囲気と充実した医療設備のクリニック

クリニックの診療内容について教えてください。

川﨑ゆりか院長 きぬ皮フ科クリニック3

当 クリニックは皮膚科・小児皮膚科・美容皮膚科・アレルギー科を標榜し、皮膚全般の悩みに性別年齢を問わず対応しています。重度の症状や療養が必要な症状については、大学病院や地域の基幹病院との病診連携で対応しますのでご安心ください。湿疹や皮膚炎などで来られる方が多いですが、症状も原因も生活習慣も患者さんによって千差万別です。糖尿病や膠原病、悪性腫瘍などと関連して生じる皮膚症状もたくさんありますし、実は爪のトラブルや脱毛といった髪の悩みも皮膚科の診療範囲なんです。ですからお一人お一人の状態をしっかり診て、こまやかな診療を心がけています。きちんとした検査、適切な処置と投薬によって安心して診療を受けてもらいたいですね。皮膚疾患のほとんどは命には関わりませんが、見た目に現れるものが多いので、患者さんの気持ちに大きく影響するんです。不安を取り除き、笑顔のある生活のお手伝いができるように努めたいですね。

美容皮膚科を標榜されているだけあり 、医療機器も充実していますね。

レーザー機器や診断・治療機器など複数の機器をそろえました。患者さんの症状によって使い分けています。例えば、加齢に伴うしみ、生まれつきのあざ等には「 Qスイッチルビーレーザー」、ほくろやイボ 、血管腫など盛り上がった病変の切除に用いる「炭酸ガスレーザー」、乾癬・アトピー性皮膚炎・円形脱毛症には「紫外線治療用の機器」などを備えています。これらの機器で治療するためには、まずは適切な診断と治療方針の決定が重要です。機器を用いることが適しているのか、飲み薬や塗り薬のほうが良いのかなど、ぱっと見ではわからないことも多いです。そのため、必要に応じた選択ができるように、複数の機器をそろえました。今後、患者さんのニーズによって治療機器を増やすことも考えています。

すてきなデザインの院内ですがこだわりなどはありますか?

川﨑ゆりか院長 きぬ皮フ科クリニック4

一般皮膚科の診療以外に、美容皮膚科の患者さんもいらっしゃいます。子育てや仕事で忙しい日常からひととき離れ、「リラックスしてきれいになってほしい」。その思いから、医療機関のイメージから離れ、ちょっとした雰囲気を演出してみました。ホテルのラウンジのような、上質なおもてなしと居心地の良さを感じられる雰囲気づくりです。ヨーロピアン調の雑貨は夫のセレクトなので、ぜひくつろぎながらご覧いただければと思います(笑)。

地域のかかりつけ医としてこまやかな医療を

先生が診療で大切にされていることは何ですか?

川﨑ゆりか院長 きぬ皮フ科クリニック5

日本の医療は日進月歩ですが、テクノロジーでは担えないのが、人と人の信頼関係だと思います。信頼は尊敬する心から生まれるものだと思っているので、患者さんだけではなくスタッフに対しても、常に尊敬の心を持って接するように心がけています。最近は電子化が進んでいるため、診療中も電子カルテの画面へばかり目が向きがちですが、なるべく患者さんの目を見てお話を聞けるように意識しています。

皮膚科の診療の大切さについて教えてください。

皮膚科は「見える」症状が多いんです。命に関わるものが少ないとはいえ、患者さんご本人にはとても大きな気持ちの不安があります。気持ちがふさぎ込んでしまったり、周囲の人と関わることに対して不安になったりもします。だからこそしっかりお話を聞いて、原因を突き止めて早期に治療をすることが必要であると考えています。患者さんの気持ちに寄り添った、いつでも相談できる地域のかかりつけ医でありたいですね。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

川﨑ゆりか院長 きぬ皮フ科クリニック6

まだ開業したてで漠然としていますが、皮膚科を専門とする医師として、病気を治すだけではなく人としての美や健康についてもしっかりサポートしていきたいです。この地域は自然豊かで都心へのアクセスも良く、都会と田舎の「良いとこ取り」なので、働く世代・子育て世代の人口も年々増えています。こんなにすてきな街に一緒に住む地元民の一員であることに幸せを感じています。この感謝の気持ちを忘れずに、女性の医師ならではの絹糸のようなこまやかな診療で、患者さんの顔をしっかりと見る、お一人お一人に応じた医療を提供して、この地域にしっかりと根を張っていきたいです。この地域が明るく健康的な地域であってほしいと願っていますので、ニーズがあれば医療機器を増やすことも含めて、当クリニックの役割の一つと考えています。またそうあり続けたいと考えています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

しみケア/1100円~

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