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竹内 翔祐 院長の独自取材記事

たけ内科 新橋駅前院

(港区/新橋駅)

最終更新日:2023/12/14

竹内翔祐院長 たけ内科 新橋駅前院 main

新橋駅から徒歩約1分にあるのが、「たけ内科 新橋駅前院」。新橋駅に近いビルの4~7階で診療を行う同院は、目的別にフロアが分かれているため、患者同士が接触する機会は少ない。院内待合室で感じがちな緊張感を患者にほぼ感じさせることのないよう、診察室まで案内することに努める。竹内翔祐院長は大学卒業後、東京蒲田の病院で勤務する中、横浜港に停泊した客船にて新型コロナウイルス感染症疑いの患者の治療にも対応。専門性を生かし、2021年4月に開業。「忙しい人のためのコンビニのような医院」が特徴の一つであると話し、忙しい人でも通いやすいように、遅い時間までの診療、予約・待ち時間なしにこだわる。何でも相談しやすい雰囲気で多くの患者に信頼されている同院。今回は竹内院長に、医院の特徴や今後の展望について話を聞いた。

(取材日2023年11月10日)

診療時間は長く、予約・待ち時間なしの医院をめざして

初めに、医院の特徴について教えてください。

竹内翔祐院長 たけ内科 新橋駅前院1

当院は365日、朝9時から夜の9時まで診療しており、急なご相談にも予約なしで対応しているのが大きな特徴です。診療時間をこの時間帯に設定したのは、近隣の方々にとって「くじくじ」という語呂は耳なじみが良く、覚えてもらいやすいと思ったためです。開業当初は、この地域の患者さんが来院しやすい時間帯を把握できなかったので診療可能な時間帯を広げて様子をうかがっていたところ、どの時間帯にも一定数の来院が見込めると判断できたので、変更することなく現在に至っています。当院は内科のほかに、精神科・心療内科にも対応。患者さんの中には、メンタル系の診療科に足を運びにくいと感じる方がいらっしゃいます。当院の看板に、内科と、精神科・心療内科の双方を標榜することで、メンタルのお悩みを抱える患者さんの来院ハードルを少しでも下げることができればと思い、このようなスタイルで運営しています。

この地域の人に、どのような医院として認知されたいですか?

やはり診療可能時間が長い医院として認知されたいですね。ほかに予約・待ち時間なしですぐに対応可能な医院であることも患者さんに伝わっているとしたら、とても喜ばしいです。さらに当院には、血液検査に必要な機器類がほぼそろっており、点滴も用意されています。血液検査の結果を数時間後に確認し、そのデータにもとづき診断し、適切な処置を施します。この地域の患者さんは多忙な方が多いので、当院のスピーディーなサポートに対して、好印象に思っていただけたらうれしいですね。

患者の傾向と、注力していることについて教えてください。

竹内翔祐院長 たけ内科 新橋駅前院2

働き盛り世代の多くが、勤務を終えた夕方6時以降に来院されます。主訴の多くは風邪とPCR検査で、お仕事柄PCR検査の受検が必要な方もいらっしゃるので、検査のリクエストは依然として続いています。私がめざすところは、「使い勝手の良い、便利と感じてもらえる医院」です。当院の患者さんの大半は勤務者なので、勤務者にとって便利な医院とは何か、私が出した答えは「交通の便が良く、待ち時間が少ない医院」です。おかげさまでこのポリシーに賛同いただける方が増え、当院を同僚に紹介してくれているのか、同じ職場の方が来るケースもあります。当院を広く知っていただくための方法として、新橋という地域性から現在はインターネット広告を活用中です。患者さんの意向や傾向を優先した形で柔軟に対応する医院であり続けたいです。

道を拓くには、自分の置かれた場所で力を存分に発揮

大学卒業から開業までの経緯を教えてください。

竹内翔祐院長 たけ内科 新橋駅前院3

家族や親戚に医療従事者がいるわけではないのですが、高みをめざして学びを深めることで将来の選択肢が広がるのではないかと考え、医学部進学を決めました。大学卒業後、東京の独立行政法人とご縁がつながることに。地域医療や介護の提供機会の確保、および公衆衛生や福祉環境の改善を目的とする団体で、2019年春から私はそちらで研修していました。勤務後1年も経過しない時期に、世の中はコロナ禍に突入。この時に、横浜港に停泊していた客船の患者の治療を対応することになりました。この経験から「新型コロナウイルス感染症に詳しい医師」として、私の専門分野を確立することができました。そして、2021年にはこの専門性を生かす形で当院を開業し、現在に至ります。 

東京でのご経験についてお伺いします。

2019年3月に佐賀大学医学部を卒業しました。仲間の卒業後の勤務地は、大きく3つに分かれます。地元に残るか、地元を離れるか。さらに地元を離れる人のうち、福岡に向かうか、東京にチャレンジするかの2択です。私は、東京へ出向く道を選びました。東京の土地勘を持ち合わせていなかった私にとって、羽田空港の近隣に勤務先を見つけることができたのはラッキーでした。医学部を受験したとき、卒業後に学ぶ勤務地を選択したとき、いずれのタイミングにおいてもその選択前に今後の確固たる展望を見据えているわけではありませんでした。これまでの私の人生を振り返ると、自分が置かれた場所で自分が存分に力を発揮できる道を選び、一歩ずつ前進しているという感じです。そして、偶然巡り合った好機が自分の転機につながっているように思います。

新型コロナウイルス感染症疑いの患者を対応する中で、何を感じましたか。

竹内翔祐院長 たけ内科 新橋駅前院4

未知の感染症の対応の最前線を目の当たりにしていましたが、やはりさまざまな情報に左右されずに行動することが大切だと感じました。政府や行政から発令が出ている場合は、その発令にしたがって自宅に待機することだったり、できるだけ外出を控えることなどは守るに越したことはないと思います。今は、インターネットを通して、自分自身でたくさんの情報に触れることができるため、偏った情報を目にしてしまうかもしれません。しかし、その情報に翻弄されずに、責任をもった行動をすることが自分自身や自分の周りの方たちも守るためには大切だと感じます。

モットーは、待たせない便利なコンビニ医院

これまでの経験の中で、現在の治療方針につながっていることはありますか。

竹内翔祐院長 たけ内科 新橋駅前院5

私は医療従事者の一人ではあるものの、医療従事者としての感覚よりも、一般的な思考の傾向が色濃く残っていると思います。一般的な感覚からすると、病院へ行くのは煩わしいことの1つではないでしょうか。患者さんが感じる煩わしさを少しでも軽減したいと思うからこそ、当院は「待たせない・便利」をモットーに掲げて医療の提供をめざしています。薬局の閉店後であれば、院内処方も可能です。とりわけこの地域の患者さんは、忙しい方たちばかり。患者さんの悩みを一つ一つ丁寧に解決していくことを大切に考えています。こうした当院の方針をご評価いただけたら、とてもうれしいですね。

今後の展望についてお聞かせください。

現在、国分寺に当院と同じ診療内容の別院を建設しています。今後私が運営する医院が増加したとしても、私がぶれることなく貫きたいことは、患者さんの負担が小さくなるよう、医療の提供をめざすこと。常に必要な工夫を施し、そのポリシーに徹する所存です。患者さんに医院の存在を認知してもらう方法は、地域によって異なると考えています。当院のように都心に位置する医院であれば、ネット広告を活用し、郊外ではクチコミが有効的だと思っています。建設中の国分寺の医院は、その中間に位置づけられるので、今後はその方法についても検討が必要だと思っています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

竹内翔祐院長 たけ内科 新橋駅前院6

当院は、忙しい患者さんの気持ちや事情を優先した診療を行っています。患者さんと医師の立ち位置に関し、医師を上位ととらえがちなケースがあります。その状況下では、「患者さんには、待っていただくのが当たり前」となる傾向が否めません。私は、その考え方に異論を唱えたい。患者さんは時間の制約がある中でわざわざ来院してくれるわけで、その方の時間や事情は尊重されるべきだと思います。当院は、朝9時から夜9時まで予約なしで受診可能です。日常的な不調でお悩みの方は、内科と精神科をカバーする当院にご相談ください。

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