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鼠径ヘルニアの手術を日帰りで
忙しい人にも選択肢を広げる

大阪日帰り外科そけいヘルニアクリニック

(大阪市北区/大阪駅)

最終更新日:2022/10/12

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  • 保険診療

足の付け根の筋肉に穴が開き、そこから腸などが出入りしてしまう鼠径ヘルニア。脱腸とも呼ばれ、鼠径部の膨らみや痛み、不快感などが生活に支障を来すほか、進行すると腸などが戻らなくなる「嵌頓(かんとん)」になる恐れもある病気だ。中高年の男性をはじめ、子ども、女性と患者層は幅広い。以前は入院での手術が一般的であったが、近年では医療技術や薬剤の進歩によって、日帰り手術も行われるようになった。「大阪日帰り外科そけいヘルニアクリニック」でも、内視鏡による手術を日帰りで実施。岩村宣亜(せんあ)院長は、手術を日帰りで行うことで「お忙しい方、手術を迷っている方にも治療の機会や選択肢を広げていきたい」と話す。そこで同クリニックで受けられる鼠径ヘルニアの日帰り手術について、特徴を詳しく聞いた。

(取材日2022年9月7日)

高度な専門性に基づく内視鏡手術を麻酔科医とともに実施。クリニックでの日帰り手術をより安全に

Q内視鏡を用いた鼠径ヘルニアの手術の特徴を教えてください。
A
1

▲傷が小さく痛みも少ないため、スムーズな日常復帰が見込める

鼠径ヘルニアの手術は大きく2種類。1つは切開で筋肉の穴(開口部)へアプローチして穴をふさぐためのメッシュを置く鼠径部切開法で、もう1つは内視鏡でおなかの中からメッシュを置く方法です。内視鏡手術ではおなかに炭酸ガスを入れてスペースを確保し、腹部の表面に5ミリほどの傷を3ヵ所開け、2ヵ所からは鉗子(かんし)という長いクリップのような器具を、1ヵ所からは内視鏡を挿入してモニターに映し出された画像を見ながら手術します。傷がごく小さく痛みが少ないので、スムーズな日常復帰が見込める手術です。また患部を拡大していますので、精度の高い処置が可能ですし、術後合併症の慢性疼痛が少ないことも報告されています。

Q入院して行う鼠径ヘルニアの手術と、違いはありますか?
A
2

▲日帰り手術に対しての不安も相談しやすい

術式が同じであれば、入院と日帰りで手術内容や手術時間そのものに違いはありません。気になるのは術後の対応で「もし何かあっても、入院していれば安心」と思われる方もいるかもしれません。ただ、手術で用いる麻酔薬や鎮痛薬、筋弛緩薬などの効果や投与法は以前より格段に進歩しており、多くの方は術後数時間で普段どおりに活動できると見込めますので、さほど心配はないと考えています。日帰りなら入院費用がないというメリットもあります。なお、過去に開腹手術をした方、心不全や肺気腫など心肺にコントロール不良な疾患がある方、またご高齢の患者さまでは、慎重に検討を行って入院手術をご紹介することもあります。

Qこちらでは、土日や祝日も診療をされていると伺いました。
A
3

▲完全予約制で待ち時間も軽減されるため、気軽に来院が可能

ご自身が鼠径ヘルニアであることに気づきながら受診すらしていない、という患者さまは多いです。働き盛りであれば忙しくて時間が取れず、またインターネットなどで少し調べれば根本的な治療法は手術になるとわかりますので「手術は怖い」と腰が重くなる方も。当院は完全予約制で待ち時間がさほどありませんし、土日や祝日にも診療していますので、ご都合のよいタイミングで、気軽に相談に来ていただけます。また、鼠径部の診察に恥ずかしさや抵抗感のある方もいらっしゃいますので、女性の患者さまについては必ず女性看護師も診察に関わり、身体的・社会的背景にも配慮しながら、患者さまの思いに沿った診察を行うように心がけています。

Q手術に麻酔科の医師が参加するメリットをお聞かせください。
A
4

▲安全な手術が受けられるように体制を整えている

今日の医療は医師や各職種がそれぞれの専門性で患者さまを支えており、当院での手術も同様です。手術では全身麻酔を使用しますが、もし私1人で手術を行うと、全身状態や呼吸に変化があった際には内視鏡の操作を止めて状況を確認し、投薬や処置を看護師に指示しなければなりません。その時間や手間は多少なりとも手術の質に影響するでしょう。また、鼠径ヘルニアに限らずクリニックの手術で起きた生命に関わる事故は、気道系の救急対応に問題がある場合が多いと感じています。徹底した体制のもとで安全な手術を受けていただけるように、麻酔科の医師が術中の全身管理を行いますし、初診の問診でも全身麻酔の可否を慎重に確認しています。

Q手術を受ける際の注意点について教えてください。
A
5

▲注意点を丁寧に教えてくれる院長

基本的にはお一人で歩いて受診できる方でしたら手術は可能ですが、ご高齢の患者さまでは術前の全身状態の評価をより入念に行うとともに、ご家族さまとも積極的に連絡を取ったり、術前の説明にはキーパーソンの同席をお願いしています。ご年齢を問わず、手術当日は車の運転ができませんので、公共交通でご帰宅ください。また、術後はメッシュのずれを防ぐために1ヵ月程度は腹筋などおなかに過度な力がかかる行動は控えてください。ただ、オフィスでの座り仕事程度でしたら、翌日から出社される方は多いですよ。なお、日常的にタバコを吸われる方には、手術の前後で禁煙をお願いしております。

ドクターからのメッセージ

岩村 宣亜院長

鼠径ヘルニア、いわゆる脱腸は珍しくない病気ですし、悪性疾患でもありません。ただ、自然に治るものではないですし、腹圧は常に中から外へかかり続けるために穴は徐々に広がって、もし嵌頓になってしまうと緊急手術の可能性もあります。大事なのは、鼠径部に膨らみや痛みがあり「鼠径ヘルニアではないか?」と思った時点で、自己判断せず早めに受診すること。私は現在の症状や将来的な嵌頓のリスク、さらに患者さまのご年齢やお仕事といった社会的背景も含めて、手術がどの程度必要なのか判断してお伝えしています。日帰りの内視鏡手術では身体的、時間的な負担がかなり軽減されていますので、まずはお気軽にご相談いただきたいと思います。

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