痛みに配慮したクリーニングと
自分に合ったセルフケアで予防を
Kデンタルクリニック成城
(世田谷区/成城学園前駅)
最終更新日:2024/10/11
- 保険診療
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予防歯科が大事なことは理解していても、歯のクリーニングの最中に痛みを感じた経験から足が遠のいている人もいるだろう。しかし、痛みには必ず原因があり、原因を追究することでストレスのないメンテナンスにつなげることは可能だという。エアフローなどを完備し予防歯科に力を入れている「Kデンタルクリニック成城」の石井康鉉(いしい・こうけん)院長も、「ストレスをかけない方法での歯のクリーニングに努めていますので、諦めずに続けてほしいです」と注意を呼びかける。高いスキルを持つ歯科衛生士たちによるPMTCを勧めるなど、一人ひとりに工夫を凝らす。ライフスタイルや年齢に配慮したきめ細かなメンテナンスを実施する重要性などについて、石井院長に詳しく教えてもらった。
(取材日2024年9月18日)
目次
歯のクリーニングで痛いと感じたことがある人こそ、PMTCによるきめ細かな予防ケアを
- Qクリーニングで痛みを感じるという人は多いのでしょうか。
-
A
通常ならば、クリーニング中に歯が痛くなることはありません。もし、痛みを感じるならば歯肉炎などを起こしているのかもしれません。歯茎に炎症があると、プラークや歯石を除去するスケーラーなどが触れた時に痛みを感じてしまうのです。また、知覚過敏が強く出ているときも、口腔内を清掃する際に使う水がしみることもあります。知覚過敏とは冷たい水などが歯に触れた時に痛みを感じる症状ですが、一般的に歯科医院で使用している水は冷水に近いため、どうしても刺激となってしまうのです。
- Qクリーニング時の痛みを和らげる方法はありますか?
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A
保険診療では、事前に知覚過敏が出やすいところに薬を塗ったり、歯茎が炎症を起こしている場所を避けたりしてクリーニングしていきます。何回かメンテナンスに通ううちに歯茎の状態の改善につながり、痛みを感じなくなることも期待できます。一方、自由診療になりますが、エアフローという歯面清掃器を使用すればさらに痛みの心配がなくなるでしょう。エアフローは歯や歯茎を傷つけることなくクリーニングするための機器で、温水モードも搭載しています。当院では超音波スケーラーの痛みさえも排除できるよう先進機種を導入しています。超音波スケーラーで歯に響く振動が苦手な方もご相談ください。
- Qこちらではクリーニングの際も最大限痛みに配慮しているとか。
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A
はい。当院では歯科衛生士の担当制を採用し、まずは患者さんのお話をじっくりと伺うようにしています。過去にクリーニングで痛かった経験があるならば、背景を把握した上で対応していきますので、担当者に遠慮なくお話しください。当院の歯科衛生士はスキルが高いメンバーがそろっているので、ストレスを感じさせることは少ないと自負しています。さらに、痛みに対して強い不安をお持ちの方にはPMTCをお勧めすることもあります。PMTCとは専用機器を用いたクリーニングです。もちろん、PMTCならばエアフローも使用できるので、痛みが苦手な方はご検討ください。
- Qクリニックだけではなく自宅でのケアも大切と伺いました。
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A
どんなにクリニックできれいにクリーニングしても、ホームケアを怠っていては口腔内の環境も悪化していき虫歯や歯周病になりかねません。予防歯科は患者さんご自身の日々の頑張りによって大きく左右されます。しかし、当院では無理なセルフケアを患者さんに押しつけるようなことはしません。対話を繰り返して、一人ひとりのライフスタイルに合ったプランを模索していきます。ご希望があれば、まずは3日間の生活リズムを記録していただいた上でプランニングすることも可能です。歯ブラシ、デンタルフロス、うがい薬、歯磨き粉など、その方に合ったセルフケア用品についてもアドバイスさせていただきます。
- Q年齢別でのセルフケアのポイントを教えていただけますか?
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A
例えば、20代〜30代は歯周病よりも虫歯のリスクが高いので、歯ブラシを選ぶ際には毛先が歯の表面にしっかりと当たるタイプを選ぶと良いでしょう。一方、30代後半から60代にかけては歯周病にかかりやすくなってくるので、毛先が歯茎の汚れをかき出せるようなタイプを選択するようにしてください。予防歯科に注力しているクリニックならばドラッグストアにない歯ブラシや歯磨き粉なども紹介してもらえるでしょう。当院でも、虫歯予防用、歯周病予防用、虫歯予防も歯周病予防もできるハイブリッドタイプ、知覚過敏用などの歯磨き粉など各種そろえていますので、一度手に取ってご覧いただければと思います。
自由診療費用の目安
自由診療とはPMTC/1万3200円(税込)、成人矯正/77万円~