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石井 康鉉 院長の独自取材記事

Kデンタルクリニック成城

(世田谷区/成城学園前駅)

最終更新日:2022/07/15

石井康鉉院長 Kデンタルクリニック成城 main

成城学園前駅南口そばにある「Kデンタルクリニック成城」。老若男女問わず多くの人が行き交うこの地で、石井康鉉(いしい・こうけん)院長が2022年に開業した。予防歯科と精密な診療に尽力するこのクリニックでは、歯科衛生士の担当制を導入。患者とのコミュニケーションを大切にし、相談しやすい環境づくりを行っている。広く開放感のある院内には、個室の診療スペースを設けプライバシーに配慮。小さな子どもから高齢者まで、心地良く利用してもらうためのこだわりが詰まっている。気さくな人柄と誰にでもわかりやすい説明で信頼を集める石井院長に、クリニックのコンセプトや今後の展望などを聞いた。

(取材日2022年6月22日)

患者と信頼関係を築き、長く付き合っていきたい

クリニックのコンセプトについて教えてください。

石井康鉉院長 Kデンタルクリニック成城1

予防歯科と精密な治療、そして良好なコミュニケーションをコンセプトとして掲げています。開業するにあたり、以前勤めていた歯科クリニックで得た経験が大きなものになっています。そのクリニックでは、まず歯科助手か歯科衛生士が患者さんに話を聞き、その後、歯科医師がカウンセリングを行っていました。歯科助手や歯科衛生士の聞き取りを挟むことで、患者さんが気軽に話をすることができ、歯科医師が改めて説明を行うことで理解が深まり、治療に納得感が生まれていました。当院でもそのコンセプトを採用したことで、患者さんの満足感につながっているかと思います。

予防歯科の部分では、歯科衛生士は担当制を導入されているのですね。

当院では、2人の歯科衛生士が完全担当制で患者さんの口内メンテナンスを行っています。理由は、歯科衛生士に責任を持って患者さんにあたってもらえることと、患者さんに安心して相談してもらえるからです。「親身になって考えてくれる」、「この衛生士さんに聞けばなんでもわかる」と患者さんに思っていただきたいですからね。以前勤めていた歯科クリニックが担当制を導入しており、歯科衛生士さんは患者さんと接する時間が長く、信頼関係を築きやすいというメリットを感じていました。患者さんが話す内容は、家庭内のことに及ぶ場合もあります。歯の磨き方は生活習慣によって変わってくるので、プライベートな内容もお話ししてくださるとアドバイスもしやすいです。治療も大事ですが、その後のメンテナンスを通して地域の皆さまと長くお付き合いしたいという思いが強いですね。

院内も広々として洗練された印象ですが、こだわりがあれば教えてください。

石井康鉉院長 Kデンタルクリニック成城2

院内で一番にこだわったところは、完全個室型の診療室です。オープンな状態だと診療の際に落ち着かず、相談しづらいですよね。そのため、プライベートな空間を必ず設けたいと思いました。また、親御さんが小さいお子さんをベビーカーに乗せて来た場合、ベビーカーごと診療室に入っていただけるんです。半個室だと、親御さんがお子さんの声を気にされるケースも多いので、その点にも配慮しています。うれしいことに、患者さんからは、「個室でここまで広い診療スペースは初めて見た」と言っていただきました。待合室も、ホテルのロビーを意識しています。開放感を感じられるような設計にしたので、スタッフルームから待合室の様子がわかりやすいですし、風通しも良いので換気もしやすいです。小さいお子さんから高齢の方まで診療することを考えて、内装や設備にこだわっています。

補綴学を研究後、インプラント治療に取り組む

歯科医師をめざしたきっかけや学生時代に注力されたことなどについて教えてください。

石井康鉉院長 Kデンタルクリニック成城3

子どもの頃、鶴見大学の歯学部に検診に行った際、矯正の先生から「模型のようにきれいな歯並びだから研究のために来てほしい」と言われました。先生に歯並びを褒められたことで歯科医師に対してポジティブなイメージを持ち、興味につながったことがめざしたきっかけです。もともと医師・歯科医師・薬剤師といった医療系の仕事に就きたいと思っていたこともあり、神奈川歯科大学に進みました。そこで、補綴学に興味を持ったことで大学院へ進み、入れ歯・ブリッジ・インプラントの研究をしました。歯周病をモデルとしたインプラントの研究を行ったときに「予防としてのインプラント」に興味を持ち始め、卒業と同時にインプラント治療ができる歯科クリニックで勉強しました。

予防の一つとしてインプラント治療を捉えているのですね。

「予防のためのインプラント」と聞くと意外に思われるかもしれませんが、歯がなくなった際、保険適応の治療では基本的に入れ歯かブリッジという選択肢になりますよね。それぞれにメリット、デメリットがありますが、ブリッジの場合は、健康な歯を削るというデメリットがあります。削る歯が神経を抜いている場合、ブリッジにしたときの10年後の歯の生存率は大幅に下がるともいわれています。ですから、いずれ壊れるとわかっているのにわざわざ治療するのはナンセンスではないか、できるかぎり自分自身の歯を保ってほしいと考えながら、インプラント治療を行っています。インプラントだと、噛み心地はもちろんですが、掃除がしやすい・虫歯のリスクが下げられるといったメリットが期待できます。インプラント治療は、治療をしたからおしまいではなく、そこから予防という目標に向かってスタートすると思って「予防としてのインプラント」に取り組んでいます。

インプラント治療においてこだわっていることはありますか?

石井康鉉院長 Kデンタルクリニック成城4

インプラントのメーカー選びにはこだわっており、主要メーカーのものをそろえています。その理由は、インプラントに万が一トラブルが起こった際にパーツがないと困るからです。主要メーカーであれば、たとえ生産を終了していても基本的にパーツを注文することができます。海外によく行かれる方にとっては、現地でメンテナンスが行えるのが大きなメリットですね。国内でも地方のクリニックに受診した際、主要なメーカーであれば扱っているでしょうから、その点を考えて主要メーカーのみを扱うようにしています。

患者にとって身近な存在の歯科クリニックでありたい

診療の際に心がけていることをお聞かせください。

石井康鉉院長 Kデンタルクリニック成城5

まず、診療するときは専門用語はあまり使わないようにして、できるだけわかりやすい説明をすることを大切にしています。「この患者さんにはどうやったらわかりやすく伝わるか?」ということをいつも意識していますね。言葉だけではわかりづらいところは、アニメーションツールを使った説明も行っています。また、私の治療方針は、小さなお子さんから高齢の方まで、価値観を押しつけないようにすることです。こちらからさまざまな治療方法を提案し、メリット・デメリットを説明した上で、患者さん自身に治療方針を決めていただく。それが一番心がけていることです。患者さんには、「この中で良いのはこの治療ですが、どれになさいますか?」という聞き方をしています。インプラントについては、ケースバイケースで選択肢の一つとしてご提案させていただいております。

開業後の患者さんの反応はいかがですか?

受診に来られる患者さんは、新型コロナウイルス感染症が流行する状況でなかなか歯医者に行けなかったという方、近くではかかりつけにできそうなところが見つからず遠くの歯医者に通っていたという方が多いですね。院内が明るくきれいなことや、予防歯科に注力していることに惹かれて来られている患者さんもいらっしゃいます。これからも成城学園前をはじめとした地域の患者さんと、確かな信頼関係を築き、患者さんと一緒に予防歯科も頑張っていきたいです。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

石井康鉉院長 Kデンタルクリニック成城6

当院では、小さなお子さんから高齢の方まで、すべての方に親しみやすく気軽に相談できるようなクリニックをめざしています。治療だけでなく、ホワイトニングなどに関しても積極的に扱っていますし、クリーニングに関してもきめ細かに対応できるよう衛生士に指導しております。エステやマッサージに行くときのような「自分へのご褒美」といった感覚で来ていただけるとうれしく思います。地域の患者さんにとって身近な存在でありたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療:60万5000円
総入れ歯(コバルト):44万円
部分入れ歯(コバルト):両側:38万5000円
            片側:18万7000円
ホームホワイトニング:3万3000円
オフィスホワイトニング:2万2000~5万5000円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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