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滝沢 信一郎 院長の独自取材記事

馬込駅前たきざわハート内科クリニック

(大田区/馬込駅)

最終更新日:2022/08/04

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馬込駅前にある、MOA馬込メディカルモール2階に「馬込駅前たきざわハート内科クリニック」はある。エレベーターを出てすぐ左が同院だ。滝沢信一郎院長は開業にあたり、通院しやすく、緊急搬送がすぐに可能なクリニックをめざした。そのため同院の近くには駅と基幹病院がある。また、滝沢院長は検査結果が治療の根拠になると考え、正確な検査に力を注いでいる。特に血液検査は充実させていると、滝沢院長は語った。多くの病院で経験を積んできたからこそ、滝沢院長は現代医療の課題に向き合っている。可能な限り、心臓病の患者が入院しなくてもいいよう、また生活習慣病患者の状態を悪化させないようなクリニックでありたいと話す滝沢院長。優しくユニークな言葉と話しぶりでインタビューに答えてくれた。

(取材日2022年7月8日)

経験を積んで開業。患者と長く付き合うことが魅力

循環器を学ぼうと思ったきっかけはありますか?

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医師になって数ヵ月たった頃、病院内で患者さんが倒れたことがありました。すぐに医師がかけつけて対応し、その患者さんは歩いて退院していきました。後遺症もなく、社会復帰できたんです。それを見て、医師というのは人命救助する職業であるとあらためて強く感じました。同時に、循環器は命に大きく関わる分野であること、そして心臓マッサージは循環器診療において究極の人命救助であると思えたんです。心臓病は完治することが少ない病気です。患者さんは病気とずっと向き合わなければならず、医師も患者さんと長い付き合いになります。病気だけを治すのではなく、患者さんとの関係が長く続きサポートしていけることも私にとって魅力的に感じました。

多くの病院を経験されていらっしゃいますが、なぜ開業しようと思われたのでしょう。

心臓病を診療する医師にとって、夜間の緊急手術というのは日常茶飯事でした。かなり体力が必要な専門分野なので体力的にも第一線で活躍できる期間は限られています。私も年齢を重ねていき、今後は大学病院などで管理職や後進育成など手術をしない立場に進む道もありました。でもその道を選ばなかったのは、開業医だった父の姿を思い出したからです。自分も専門性を生かして、患者さんと長い付き合いをしていけるようなクリニックを開きたいと思い開業を決意しました。クリニックを開くのであれば、自分も提供したい医療が提供できますし、できる限り早い段階で患者さんの病気の芽を見つけ、適切な道筋を立てながら健康のサポートができると思ったんです。

この場所に開業した理由も先生の提供したい医療と関係がありますか?

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そうですね。とにかく患者さんにとって通いやすいクリニックにしたかったので、駅が近いというのは必要条件でした。ここは交通の便もよく、買い物帰りにも寄っていただける立地なので、患者さんも来院しやすいようです。それから、駅が近い以上に必要だった条件が、基幹病院が近くにあることでした。病状が不安定な場合には紹介できますし、検査をして状態が悪ければ、すぐに緊急搬送することもできます。連携先が多いことも当院の特徴かもしれません。基幹病院とスムーズに連携ができることは患者さんにとっても安心だと思います。

検査値は嘘をつかない。だからこそ精密に、正確に

検査に注力されていると伺いましたが、なぜですか?

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私は、治療には根拠が必要だと考えています。患者さんや医師の感覚で治療するのではなく、「ここが悪いからこういうアプローチで治療していこう」という道筋を立てることで、的確な治療につなげることができます。そのために検査は必要不可欠なんです。患者さん自身は感じていない不調でも、検査結果には不調の数値が出ます。検査の値は嘘をつかないので、治療の根拠になるんです。その人に合った治療を組み立てることができるため、検査は大切にしています。当院では特に血液検査に注力していて、一般的なクリニックではあまり実施していない、心不全や心筋梗塞の指標となる成分も検査可能です。病院で検査しようと思うと、予約をし数日から数週間待っての検査になることもありますが、クリニックであれば気軽に受けてもらうことができるので病気の早期発見にもつながると思います。

患者さんと接する上で、気をつけていることはありますか?

生活習慣病や高血圧症、糖尿病の患者さんは、病気の原因となる生活を変えることが難しかった方々です。生活を変えられなかった事情は人それぞれあると思います。世の中には、そこを責める医師もいるかもしれません。私は、患者さんを怒ることはありません。むしろ、こちらからのアドバイスを実践し、次も来院してくださる患者さんには、「よく実践してくれました」「よく来てくれました」と、まず感謝を伝えていますね。治療を続けていく上で、患者さん自身にも頑張っていただかないといけない。医師というものは本来、患者さんに指示する立場ではなく、治療のお手伝いをする立場であるべきだと思っているので、患者さんと二人三脚で病気に向き合っていきたいと考えています。

ほかにもこだわっている部分を教えてください。

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患者さんが来院してから帰るまでのスピードですね。勤務医時代から感じていたことですが、病院って時間かかりませんか? 受付から検査、診察までに数時間かかることや、検査によっては結果が出るまで数時間から数日かかることもあります。そして会計をするにも時間がかかりますよね。昨今、予防の大切さが叫ばれていますが、こうした長くなりがちな医療機関の滞在時間が気軽に受診できない原因になっていると思うのです。そのため、当院では即日検査結果がわかる機器を導入し、できる限り結果をすぐに出せるように。ウェブ問診を活用し自宅や病院に向かう電車内でも問診票に記入できるように。それからクレジットカードや電子マネーにも対応した自動精算機も導入しスムーズに会計できるようにしました。可能な限り手間やストレス減らした医院づくりを意識したので、忙しい世代にも気軽に活用してもらいたいと思います。

現代医療の課題と向き合い、解消のためにできることを

地域医療について、先生の考えをお聞かせください。

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基幹病院などの大きな病院では、手術を終えた患者さんを、紹介元の医療機関へお戻しすることが多いです。しかし中には、元気に退院されても数年後に再び病院に運び込まれて手術となる方もいて、症状が悪化したり再発してしまったり、患者さんの状態が悪化することも珍しくありません。そんな患者さんを多く見てきたので、日頃から患者さんの全身を管理して、小さな異変に気がつき、早期に適切な対応ができる医療機関があればという思いが強くありました。だからこそ当院は、前向きに治療へ臨む患者さんのお手伝いをし、基幹病院の受け皿になれるクリニックにしたいと考えています。それから、地域医療に携わる医師には、専門分野以外にもさまざまな医療知識が求められます。患者さんのどんなお悩みにもお応えできるように日々勉強をし続けていかなけれはならないと思います。

今後、どのようなクリニックをめざしていきたいですか?

心臓病での入院、再入院を防げるようにサポートしていけるクリニックでありたいです。心臓病のリスク要因である糖尿病や高血圧、高コレステロールなど、これらを放置すると重篤な疾患につながってしまう可能性があります。ですので、薬に頼るだけでなく、生活習慣へのアドバイスなども含めフォローさせていただきながら、今よりも良い状態をキープできるようにサポートしていきたいです。そして地域のかかりつけ医として、どんな方にとっても通いやすく、少しでも不調を感じたときに「ちょっと相談してみようかな?」と思ってもらえるようなクリニックになりたいと思ってます。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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健康診断やワクチン接種なども、可能な限り対応できるようにしています。心臓病の方もそうでない方も、かかりつけ医である程度のことができると楽だと思うんです。いろいろなことがかかりつけ医でできるようになれば、患者さんも安心できますし、「行き慣れた場所なら健康診断受けておこうかな」と考える方も増えると思います。そうして気軽に足を運んでいただく中で健康についての関心も高まっていくのではないでしょうか。私は、病気ではない状態を「未病」と呼んでいます。病気でない状態を維持して患者さんが笑顔でい続けてくださるためにも街のかかりつけ医としてお力になれればと思います。

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