負担少なく美しい歯並びをめざす
マウスピース型装置を用いた矯正
大橋駅前アロハ歯科 小児・矯正歯科クリニック
(福岡市南区/大橋駅)
最終更新日:2022/05/27


- 自由診療
きれいな歯並びはすてきな笑顔を構成する大きな要素。受け口や出っ歯、不正咬合などのコンプレックスがあり、笑った時に口元をつい手で隠してしまうという人も少なくない。また歯並びに問題があると、虫歯や歯周病、口臭の原因となってしまうなど、健康上のトラブルも起きやすくなってしまう。そこで子どもから大人まで、さまざまな世代の歯列矯正に取り組むのが「大橋駅前アロハ歯科 小児・矯正歯科クリニック」だ。一般的なブラケットを使った矯正治療に加え、マウスピース型の装置による矯正に注力している。「矯正はQOL(生活の質)をアップさせるためのもの。歯並びが気になった時が受診のタイミング」と話す大多和奈央子先生に、マウスピース型装置を使った矯正について詳しく話を聞いた。
(取材日2022年5月9日)
目次
マウスピース型装置を用いた矯正で歯並びにアプローチし、すてきな笑顔や虫歯にならない口腔環境をめざす
- Q矯正はどんな人にお勧めするものなのでしょうか?
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A
▲歯並びだけでなく、口腔機能の改善にも役立つ
基本的には噛み合わせが悪い方、不正歯列の方が対象になります。歯並びが悪いと、それがコンプレックスになって口元を隠してしまったり、あるいは清掃性が悪いために虫歯や歯周病、口臭を引き起こしたりしてしまいます。また顎関節症につながり顎に痛みが生じることもあるなど、見た目以上に大きな問題につながっていきます。そうした問題の解決に役立つのが矯正。見た目はもちろん機能面の改善に役立ち、QOLの向上がめざせます。受診のタイミングとしては上下の前歯が永久歯になる7、8歳頃、そして歯が動きやすく噛み合わせが安定しやすい10代から20代での矯正がお勧めですが、当院では30代や40代の方からの相談も多いですよ。
- Q子どもから大人まで幅広い年代に対応できると伺いました。
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A
▲装着しても目立ちにくいマウスピース型装置
お子さんの場合、早ければ3〜5歳の時期にプレ矯正を行うケースがあります。受け口だったり、乳歯の段階から歯がねじれて生えていたりすると早めの介入が必要ですから。一般的には上下の前歯が永久歯に生え替わった時に受診いただければ、検査の上で将来の成長パターンを予想し治療方法を考えていくことになります。一方、矯正治療は加齢によってできなくなるというものではありません。歯周組織の状態に問題がなければ60代であっても治療することができますよ。逆に若い世代であったとしても喫煙習慣がある方、生活習慣が悪くて歯周病が進行している方については、しっかりと歯周管理をしてからのスタートになってしまいます。
- Q矯正中に痛みが出るのではと心配な方も多いと思います。
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A
▲患者の不安や希望について丁寧にカウセリングを行っている
確かに歯を動かす際には一時的に大きな力が加わってくるので、痛みは生じやすいもの。歯を大きく動かそうと思えばなおさらですし、装置によってはワイヤーなどで口の中をけがすることもありますからね。矯正の種類にもよるのですが、例えばブラケットをとりつける表側矯正や舌側矯正は一度に加わる力が大きいので痛みやすく、マウスピース型装置は緩やかに力がかかっていくために比較的痛みは少ない矯正だといえます。とはいえマウスピース型装置を使っているからといって、まったく痛みがないというわけではありませんよ。また、マウスピース型装置は歯磨きなどでしっかりケアできるので、ブラケットの装置と比べ虫歯のリスクも低くなりますよ。
- Q最近はマウスピース型装置に関する相談も多いそうですね。
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A
▲計画を立て、患者が納得した上で矯正をスタートさせる
まず、透明のマウスピース型の装置になりますので、見た目が気にならないというメリットが大きいと思います。最終的な歯並びのシミュレーションを見ることができるため、ゴールをイメージしやすい矯正方法でもあります。加えて装置を取り外しできる点も大きなポイント。当院ではマウスピース型の装置と他の矯正装置を併用することで、歯を抜く治療や難症例にも対応しています。矯正には技術や知識が必要ですが、矯正歯科医が診断・処置を行いますので、安心して質の高い矯正を受けることができます。最近ではお子さんの矯正でもマウスピース型の装置を選ばれるケースが増えてきています。興味がある方はぜひご相談ください。
- Q矯正期間の目安と費用についても教えてください。
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A
▲歯並びで気になることがあれば、気軽に相談を
症例によって変動しますが、大人の方は前歯だけなど部分的な矯正だと3〜6ヵ月程度、抜歯して全体を動かすのであれば1年半から2年ほどと、ブラケットの装置とおおむね同じくらいの期間が必要です。費用は30万円から70万円程度となります。お子さんでは装置を使う期間は1年半ほどですが、乳歯がすべて永久歯に生え替わるまではフォローさせていただき、費用は40万円ほどです。それぞれ1ヵ月半から2ヵ月に一度は受診していただき、歯の動きのチェックやケアを行うのですが、処置費用として1回あたり5000円がかかってきます。費用自体はブラケットの装置よりやや高いのですが、通院回数は少なくなるので総額は大きく変わりません。
自由診療費用の目安
自由診療とはマウスピース型装置を用いた矯正/大人30万円~70万円程度、子ども40万円程度、矯正中処置費用1回あたり5000円、プレ矯正/5万5000円、表側矯正/60万5000円~、舌側矯正/80万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。