負担少なく美しい歯並びをめざす
マウスピース型装置を用いた矯正
大橋駅前アロハ歯科 小児・矯正歯科クリニック 九州インプラントクリニック
(福岡市南区/大橋駅)
最終更新日:2025/10/15
- 自由診療
きれいな歯並びはすてきな笑顔を構成する大きな要素。受け口や出っ歯、不正咬合などのコンプレックスがあり、笑った時に口元をつい手で隠してしまうという人も少なくない。また歯並びに問題があると、虫歯や歯周病、口臭の原因となってしまうなど、健康上のトラブルも起きやすくなってしまう。そこで子どもから大人まで、さまざまな世代の歯列矯正に取り組むのが「大橋駅前アロハ歯科 小児・矯正歯科クリニック」だ。一般的なブラケットを使った矯正に加え、先進の形状記憶タイプを含めた2種類のマウスピース型装置を用いた矯正にも力を注ぐ。「矯正はQOL(生活の質)をアップさせるためのもの。歯並びが気になった時が受診のタイミング」と話す大多和奈央子(おおたわ・なおこ)先生に、マウスピース型装置を用いた矯正について詳しく話を聞いた。
(取材日2025年8月6日)
目次
マウスピース型装置を用いた矯正で歯並びにアプローチし、すてきな笑顔や虫歯にならない口腔環境をめざす
- Q矯正はどんな人にお勧めするものなのでしょうか?
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A
▲歯並びだけでなく、口腔機能の改善にも役立つ
基本的には噛み合わせが悪い方、不正歯列の方が対象になります。歯並びが悪いと、それがコンプレックスになって口元を隠してしまったり、あるいは清掃性が悪いために虫歯や歯周病、口臭を引き起こしたりしてしまいます。また顎関節症につながり顎に痛みが生じる恐れもあるなど、見た目以上に大きな問題につながっていきます。そうした問題の解決に役立つのが歯列矯正。見た目はもちろん機能面の改善に役立ち、QOLの向上がめざせます。受診のタイミングとしては上下の前歯が永久歯になる7、8歳頃、そして歯が動きやすく噛み合わせが安定しやすい10代から20代での矯正がお勧めですが、当院では30代や40代の方からの相談も多いですよ。
- Q子どもから大人まで幅広い年代に対応できると伺いました。
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A
▲装着しても目立ちにくいマウスピース型装置
お子さんの場合、早ければ3〜5歳の時期にプレ矯正を行うケースがあります。受け口だったり、乳歯の段階から歯がねじれて生えていたりすると早めの介入が必要ですから。一般的には上下の前歯が永久歯に生え替わった時に受診いただければ、検査の上で将来の成長パターンを予想し矯正方法を考えていくことになります。一方、矯正は加齢によってできなくなるというものではありません。歯周組織の状態に問題がなければ60代であっても矯正することができますよ。逆に若い世代であったとしても喫煙習慣がある方、生活習慣が悪くて歯周病が進行している方については、しっかりと歯周管理をしてからのスタートになってしまいます。
- Q新しく導入されたマウスピース型装置を用いた矯正とは?
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A
▲患者の不安や希望について丁寧にカウセリングを行っている
3Dプリンター技術で製造される次世代のマウスピース型装置を用いた矯正です。従来のマウスピース型装置とは異なり、形状記憶合金の特性を生かした素材を使用しています。体温で記憶された形に戻る性質があるため、お口の中では緩やかに歯の移動を促し、矯正特有の痛みも大幅に軽減されます。また、3D設計により歯にしっかりフィットし、アタッチメントも不要なため患者さんの負担が少ないのが特徴です。2024年4月の導入以降、簡単な症例からスタートして現在では難症例にも対応できるようになりました。矯正期間も従来のものより3ヵ月から半年程度の短縮が見込め、より効率的な矯正を提供できるようになりました。
- Q矯正を行う際に、心がけていることは何でしょうか。
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A
▲計画を立て、患者が納得した上で矯正をスタートさせる
患者さんとのコミュニケーションを最も大切にしています。矯正は長期間にわたるため、患者さんが不安を感じないよう、矯正プランや進行状況を丁寧に説明しています。特に成人の患者さんには、最終的な歯並びのシミュレーションをお見せして、ゴールをイメージしていただけるようになりました。また、マウスピース型装置を用いた矯正だから完璧、ワイヤー矯正だから完璧というわけではなく、それぞれの患者さんに最適な装置をご提案することを重視しています。お子さんの場合は、成長に合わせた適切なタイミングでの開始時期を見極め、将来を見据えた矯正プランを立てます。先進の技術も積極的に学び、常により良い矯正を提供していく所存です。
- Q矯正期間の目安についても教えてください。
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A
▲ライフスタイルに合わせた治療を行うことに配慮している
形状記憶素材のマウスピース型装置を用いた矯正では、歯を抜く矯正の場合は2年から3年程度、歯を抜かない矯正であれば1年から1年半程度が平均的な期間となります。大人の方の矯正も、お子さんの矯正も、それぞれ1ヵ月半から2ヵ月に1度は受診していただき、歯の動きのチェックやケアを行い、1回ごとに別途処置料がかかります。なお、当院では、同じ法人内の歯科技工所で製作するため外注コストがかかりません。そのため、形状記憶素材のマウスピース型装置を用いた矯正に関しても、従来のマウスピース型装置を用いた矯正と同等の金額で提供できています。また、短期間の矯正であれば通常の矯正よりさらに費用が抑えられるでしょう。
自由診療費用の目安
自由診療とは成人矯正/68万2000円~、小児矯正/48万4000円~、マウスピース型装置を用いた矯正/38万5000円~、形状記憶素材のマウスピース型装置を用いた矯正/60万5000円、処置料/1回 5500円
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

