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自覚症状がなくても受けてほしい
苦痛の少ない胃の内視鏡検査

はたのクリニック

(小牧市/小牧原駅)

最終更新日:2024/09/26

はたのクリニック 自覚症状がなくても受けてほしい 苦痛の少ない胃の内視鏡検査 はたのクリニック 自覚症状がなくても受けてほしい 苦痛の少ない胃の内視鏡検査
  • 保険診療

胃がん検診では、エックス線検査に代わって上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)ができる自治体も増えつつある。得られる情報量においては、エックス線検査よりも多いため、一般のクリニックにも普及が進んでいる胃カメラ。しかし、初めて受ける人にとっては、まだまだハードルが高い検査で、「何も問題ないのに受けたくない」と考える人も多いのではないだろうか。先進の設備を整え、内視鏡検査に注力する「はたのクリニック」の波多野和樹院長によれば、「胃がんの初期には、ほとんど症状がありません。だからこそ、内視鏡検査で早い段階で見つける必要があります」と語る。自覚症状もなく日頃から胃が元気な人も定期的に受けてほしいと話す波多野院長に、内視鏡検査を受けるメリットや検査の内容について詳しく聞いた。

(取材日2023年9月13日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q上部消化管内視鏡検査は、どんな疾患の発見に役立つのでしょう。
A

食道、胃、十二指腸の病気を調べます。病名でいえば、胃がん、胃潰瘍、胃炎、十二指腸潰瘍、十二指腸炎、食道炎、逆流性食道炎、胃ポリープなどですね。萎縮性胃炎といって、ピロリ菌に長く感染した人の胃表面の荒れた状態も鮮明に観察できますから、血液抗体検査などのピロリ菌の検査と内視鏡検査の併用で、ピロリ菌の有無を確定します。ピロリ菌は胃がんの原因になりますから、感染の可能性が高い40代より上の世代にはぜひ受けてほしい検査です。一方、若い方でも進行の早いスキルス胃がんにかかることがありますから、定期的な検査で早期発見につなげてほしいですね。

Qこちらのクリニックの内視鏡検査の特徴を教えてください。
A

不安感が強い方には、眠ったような状態で検査が受けられるよう鎮静剤を使った検査をすることもできます。また、食事を取ることができないほど強い胃痛がある方には、診察後に緊急の内視鏡検査を行いますが、この場合は前日の21時以降から何も食べていないことが条件となります。検査は、異変を見つけることが一番の目的ですから、LED光源や拡大鏡を搭載した先進の検査機器を導入し、小さな病変も見逃さないよう努めています。安心感という意味では、検査中、患者さんの様子を見て声かけをしながら行っていますし、看護師が背中をさすって緊張をほぐします。検査終了後には、処置室のベッドで十分休んでいただきます。

Q検査はどのくらいの頻度で受けたら良いですか?
A

ポリープやピロリ菌があった人の胃は、表面が滑らかではないので、異変があっても見つけづらい状態です。例えるなら、きれいな画用紙に黒い点があるのはすぐにわかりますが、しわくちゃの画用紙についた黒い点は見つけづらいですよね。ですので、毎年検査を受けていれば比較もできて異変も見つけやすくなります。また、何も問題がない人でも2年に1度くらいは検査を受けたほうが良いでしょう。胃がんは、初期段階ではほとんど症状がありませんが、内視鏡検査によって早期発見につながるケースも多数あります。早期の胃がんであれば、内視鏡で治療ができるので、低侵襲で体への負担も少ないです。

検診・治療START!ステップで紹介します

1診察・説明
はたのクリニック 診察・説明

胸焼けや胃もたれなどの症状がある人はまず診察をして検査の有無を見極める。胃がん手術後の定期検査やピロリ菌の確認など、検査の目的はさまざまなので、既往歴や服用薬などについても問診される。胃内視鏡検査が初めての人には、どんな検査なのかを丁寧に説明。わからないことや不安なことについても応えてもらえる。必要に応じて血液検査なども行う。

2検査当日の確認と準備
はたのクリニック 検査当日の確認と準備

検査の当日、体調や朝食を取っていないかなどを看護師が確認。何も問題がなければ、胃の中の泡を減らすための消泡剤を服用する。

3前処置
はたのクリニック 前処置

経鼻タイプであれば、内視鏡と同じ太さ約6mmのスティックで左右の鼻の通りを確認して内視鏡を挿入する穴を決める。万が一、通らない場合には経口タイプに切り替え、喉に局所麻酔をする。麻酔は注射ではなく、スプレー式や飲み薬を使用している。

4検査開始
はたのクリニック 検査開始

検査室に入り、左を下にしてベッドに横になる。内視鏡挿入時に痛みを感じることはほとんどないが、緊張していると嘔吐反射が出る場合もあるので、できるだけリラックスを心がけよう。組織検査が必要なポリープが見つかれば、その場で内視鏡を使って採取し、検査に出す。所要時間は5~10分程度。検査時は、鼻水やよだれなども出るので汚れてもいい服装やゆったりした服装が望ましい。

5検査結果の説明
はたのクリニック 検査結果の説明

検査画像はすぐに出るので、当日のうちに画像を見ながら結果を聞くことができる。鎮静法で行った場合には、2~3時間休んでから結果を聞き、その後は車や自転車の運転はできないので、タクシーなどを利用して帰宅する。検査後の1時間は飲食を控える。内視鏡検査中に組織採取した場合は、後日、改めて組織診断の結果説明を受ける。

ドクターからのメッセージ

波多野 和樹院長

内視鏡検査は5~10分で終わる簡単な検査です。昔、胃カメラで嫌な思いをしたという人もいらっしゃるかもしれませんが、内視鏡も時代とともに進化しており、太さも約6mmと細くなっています。ですので、昔受けたきりという人が今の内視鏡検査を受けたら、負担が少なくなっていることにきっと驚かれることでしょう。また、検査を受ける場合、初回よりも2回目、3回目と回を重ねるごとに受け方が上手になっていくケースが多いように感じます。一度経験すれば、受け入れ態勢ができるようですね。がんの早期発見には、内視鏡検査がとても有用ですから、ぜひ定期的に検査を受けてほしいと思います。

波多野 和樹院長 はたのクリニック
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