健康診断を受けっぱなしにせず
早期受診で生活習慣病の予防を

症状がなくても進行していく生活習慣病。まずは内科全般を幅広く診療するクリニックで相談を

Q内科にはどのような患者さんが受診されますか？

A

▲健診部門とクリニック部門の2つの機能を備える同院

【松井先生】健診部門が併設されていますので、内科は企業や団体、自治体の健康診断を受診して異常値が見つかった場合の窓口となります。そのほか、発熱や腹痛、頭痛といった急性症状の患者さまや、何となく体調が悪いとおっしゃって受診される方もおられます。また、当院のクリニック部門には婦人科もありますので、貧血などがあれば婦人科と内科で対応することもできます。 【増子先生】海老名駅直結の商業施設内という立地の良さもあり、通勤・通学の途中やお昼休みなどに立ち寄ってくださる方もおられますね。平日は16時30分までですが土曜の午前中も診療していますので、学生さんや働き盛り世代の方の受診も多いように思います。

Q健康診断ではどの項目で異常を指摘されるケースが多いのですか？

A

▲症状がなくても健康診断で異常値が出た人は早めの受診を

【松井先生】多いのはコレステロール値や血圧、血糖値、尿酸値や肝機能などで異常を指摘されるケースですね。これらの数値が基準値より高いと生活習慣病が疑われますが、健診で異常を指摘された段階では自覚症状がないことがほとんどです。まずはご本人に食事や運動など生活の様子をお聞きして、数値が高くなった原因を探っていきます。 【増子先生】自覚症状なく、いきなり専門的な医療機関を受診するのはハードルが高いと思いますが、当院は内科全般を診ているため来院しやすいのではないでしょうか。健康診断を受けて何か気になる項目があれば、何でもご相談いただければと思います。

Q生活習慣病の治療の進め方を教えてください。

A

▲早期発見と早期治療のためにも早めの受診と定期的な検査が大切

【松井先生】病状にもよりますがまずは生活習慣の改善指導を行い、状況に応じて管理栄養士による栄養指導をご提案します。それでも病状が変わらないようであれば投薬治療を開始するというのが基本的な流れです。ただ、お仕事が忙しいと夕飯を取る時間が遅くなる、睡眠時間が確保できないなど生活が不規則になりがちです。その場合は早めに投薬治療へ移行することもあります。 【増子先生】必要時に適切な薬物療法を行うことで、まず安全を確保するというのも大切かと思います。詳細な検査やより専門性の高い治療が必要な場合は海老名総合病院など関連病院へご紹介します。

Q生活習慣病を診療する上で心がけていることはありますか？

A

▲心身が癒やされるようにと自然豊かな空間づくりにこだわった院内

【松井先生】できれば皆さんに栄養指導を受けていただきたいのですが、お忙しい方が多く難しいのが実情です。生活習慣病は病気の原因となっている生活習慣を変えることで改善が期待できます。薬物療法だけでなく、生活習慣を改善する大切さを理解していただけるよう、パンフレットなどをお見せしながら丁寧に説明するよう心がけています。 【増子先生】健康診断で異常値が出ると医師に叱られたり、管理栄養士から「これは食べては駄目」などと厳しく指導されたりするのではないかというイメージがありがちですが、当院ではこちらから一方的に指導するのではなく、患者さまと一緒に病状を改善していくというスタンスで診療をしています。

Qクリニックの雰囲気や特徴などを教えてください。

A

▲女性スタッフによるきめ細かな対応が強み

【松井先生】当院は院内に緑が多く、診療室は広めで圧迫感も少なく、ゆったりと話ができる雰囲気です。また、女性の医師・スタッフが多いので、デリケートな悩みも相談しやすいのではないかと思います。診療面では西洋薬に加え漢方薬もご提案するなど、患者さまのことを考えた診療を心がけています。 【増子先生】私も院内のグリーンに癒やされていて、心温まる空間だと感じています。また、健診部門とクリニック部門、内科と婦人科など院内の連携はもちろん、関連施設である海老名総合病院・海老名メディカルプラザ・座間総合病院・今里クリニックとも電子カルテが共有されていて、連携しやすいことが強みだと思います。