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北宅 弘太郎 先生の独自取材記事

桂駅前 Mihara Clinic

(京都市西京区/桂駅)

最終更新日:2022/05/12

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2021年11月、阪急京都本線・桂駅からすぐの場所にある「桂駅前 Mihara Clinic(かつらえきまえみはらくりにっく)」は、身原病院のサテライトクリニックとして開業した不妊治療を主として診療を行う婦人科クリニックだ。北宅弘太郎先生は、大学院時代から不妊症に携わってきた不妊治療のスペシャリスト。本院と連携しながら、日々不妊治療に尽力している。「お一人でも多くの方の力になれるように精一杯診療いたします。気になることは何でもご相談ください」と穏やかに話す北宅先生に、クリニックの診療方針や治療内容について詳しく聞いた。

(取材日2022年3月29日)

専門性の高い設備と技術を持つ婦人科クリニック

こちらは、上桂にある身原病院のサテライトクリニックとして開業したそうですね。

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身原病院の婦人科外来が手狭となってしまい、また不妊治療は来院頻度が高いため患者さまがより通いやすいようにと思い、京都と大阪の間で急行の停まる桂駅前にて開業させていただきました。身原病院も隣駅のため、採卵・移植・培養は身原病院で実施しますが、それ以外の診察や注射等は桂駅前 Mihara Clinicで実施ができます。身原病院の医師、看護師、培養士がそのままスタッフとして勤務していますので、身原病院の婦人科外来が桂駅前にできたと思っていただければと思います。身原病院と連携しながら経験豊富な医師が診察を行い、豊富な選択肢を提供していきます。

先生のプロフィールを教えてください。

私は大阪の出身で、周囲から「将来は資格のある職業がいいのでは?」と助言されて、医師に進む道を選択しました。高校卒業後は京都府立医科大学に入学。産婦人科を選んだのは、大学時代に所属していたラグビー部の先輩から誘われたことがきっかけです。大学卒業後、2年間研修医として経験を積み、その後大学院へ進学しました。一時の病院勤務を挟み、再び大学院へ。研究のテーマに選んだのは「不妊症」です。赤ちゃんを望んでもなかなか妊娠できない不妊に悩まれている方、せっかく妊娠しても流産してしまう妊婦さんも多く、とはいえ現代ほど原因がわからない時代。より原因を追究してみたいと思うようになったのがきっかけです。

不妊症の中でも、着床障害を専門に研究されているそうですね。

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卵子が育ち、きちんと排卵して受精した場合、通常その受精卵は細胞分裂を繰り返しながら卵管を通って、子宮内膜へと着床します。しかし、子宮に何らかの問題がある場合、受精卵が最終的に子宮に着床できず、着床障害と診断されます。その原因を探ると、子宮内膜の潜在的な感染の可能性や、胚の染色体の異常など受精卵そのものが原因のこともあります。着床障害の原因や治療法はまだ十分に解明されておりませんが、有用な検査法や治療法の開発など、近年急速に発展を遂げている分野です。

経験豊富な医師とスタッフが丁寧に患者をサポート

こちらのクリニックで可能な診療について教えてください。

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一般不妊治療としては、排卵日を予測して夫婦生活のタイミングを合わせる「タイミング指導」や、排卵のタイミングに合わせて、調整した精子を直接子宮内へ送る「人工授精」の診察を行っています。より専門性の高い高度不妊治療は、体外で卵子と精子を出会わせ受精した受精卵を子宮内膜へ戻す「体外受精」、顕微鏡下で1匹の精子を直接卵子に挿入して受精させて得られた受精卵(胚)を数日培養して子宮内へ戻す「顕微授精」の診察を行っており、患者さまに対して豊富な選択肢を提供できることが特徴です。

不妊の原因にはどのようなものがありますか?

不妊の原因はさまざまあり、女性側の問題としては正常に排卵しない「排卵障害」や卵管の狭窄・癒着、男性側の問題としては、精子の数が少ない、精子の運動量が悪いなどの「機能障害」が主に挙げられます。必須検査をした後、診断をして適した治療を行いますが、検査をしてもその場では原因が見つけられない場合もあります。後々体外受精へステップアップしたとき、例えば卵管は詰まっていないけれども、子宮へ卵子を運ぶ力が弱いなど何らかの機能障害が見つかる場合もあります。不妊治療は、患者さまそれぞれに合った治療法があります。当院では、検査結果はもちろん、その方の年齢やご夫婦の置かれている状況や想いなどを考慮して、適した治療法を提案しています。

クリニックのスタッフの魅力は何ですか?

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不妊治療に関する豊富な知識と経験を有するベテラン医師が在籍していることです。また不妊治療の世界は日々進歩していますが、先進の知識や技術を貪欲に追求していますので、高いレベルの治療を提供できていると思っています。また、体外受精や顕微授精のために患者さまからお預かりした、卵子や精子、受精卵を可能な限り負担をかけない環境で大切に管理する業務を担う培養士が専属で働いています。

不妊に関する悩みにも、相談に乗っていただけるそうですね。

2022年4月から、人工授精などの一般不妊治療と体外受精などの生殖補助医療のどちらも保険診療の対象となりました。費用負担の軽減につながることも予想されますが、とはいえ「何をするのかわからない」「不安で行きづらい」と感じることも多いでしょう。当院では、治療の専門的なことから普段の過ごし方、体質改善、仕事との両立の相談まで、わからないことやアドバイスが欲しいことなど、気軽に相談していただければと思います。また当院には不妊治療に精通するスタッフが在籍しており、現在は体外受精を考えておられる患者さまを中心にアドバイスさせていただいています。生殖補助医療に関する複雑な情報をわかりやすく提供したり、何個の卵子を採取するかなど具体的にアドバイスすることもあります。

不妊に関する悩みを気軽に相談できる場所をめざす

患者さまに対して大切にしていることはありますか?

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正しい情報を伝えることも私の役目だと思っています。不妊治療を進める中で、良い結果が出なかった場合の患者さまの落ち込みようはとてもよくわかります。患者さまにとってはつらい話もありますが、気休めや慰め、偽った話をお伝えしても仕方がないので、あくまで妊娠に導くことを目標に、不妊治療ときちんと向き合えるよう客観的で正しい情報を伝えることが重要だと思っています。

内装もとてもきれいですね。

不妊治療を専門的に行っているクリニックというと、研究室のような空間を想像する方もいらっしゃるかもしれませんが、居心地の良い空間にこだわったと、院長から聞いています。白や木目を基調にしたカフェのような空間で、壁には絵画などが飾られています。相談しにくいことも相談しやすい雰囲気なのではないかと思います。

ところで、先生は休日に何をして過ごされていますか?

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自転車に乗って、遠出することでしょうか。川沿いを走って風に吹かれるととっても気持ちいい時間を過ごすことができます。また、AIを自身で開発したいと思っていて、そのための勉強も合間を見て進めています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

前述しましたが、2022年4月より、一般不妊治療と生殖補助医療が保険適用されることとなりました。不妊に悩まれている方が治療を始めるにあたり、これはとても大きなチャンスだと思います。今まで治療費の経済的負担に悩まれていた方には負担軽減につながり、また治療費が気になって治療に踏み出すことができなかった方にとっては大きな後押しにもなるでしょう。また不妊治療は、男女2人の協力があってこそうまく進められるものだと思います。オンラインでの説明会も行っていますし、クリニックへも気軽に足を運んで相談していただきたいと思います。

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