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高血圧から心不全になることも
循環器内科の病気を知ろう

つつじが丘クリニック

(名古屋市名東区/一社駅)

最終更新日:2022/06/13

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  • 保険診療

心臓や血管に関わる病気を対象とする循環器内科。大事な臓器を診察する診療科だが、どのようなときに受診すべきか迷う人も多いのではないだろうか。 「循環器内科の病気も早期発見、早期治療が大切。気になる症状があればコロナ禍でも受診控えをすることなくいらしてください」と呼びかけるのは「つつじが丘クリニック」の臼井真人院長だ。臼井院長は総合病院の心臓血管外科で25年、救急科で7年の経験を積んだベテランドクター。現在は経験を生かし、一般内科の病気も診療する。「生活習慣病の中でも特に高血圧は心不全につながるリスクがあり、早めの対策が必要です」と話す臼井院長に、循環器内科の病気や検査、受診するタイミングなどについて詳しく聞いた。

(取材日2022年5月18日)

胸痛や息切れ、足のむくみなどが気になるときは循環器内科を受診し、適切な診療と検査を受けよう

Q循環器内科とはどのような病気を診る科ですか?
A
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▲循環器内科について説明する臼井院長

循環器内科は、心臓と血管の病気を専門に診療する内科です。病気は大きく分けると、心臓の機能が徐々に悪くなる心不全と突然死の2つ。この2つから患者さんを守ることが究極の目標になります。どのような病気があるかというと、心臓の周りにある冠動脈が狭くなったり詰まったりする狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患、心臓の弁に障害が起こる心臓弁膜症、不整脈、大動脈疾患など。高血圧や動脈硬化も診療対象です。血圧が高い状態が続くと動脈硬化が進行し、血液の流れが悪くなるなどさまざまな問題が起こります。血管の壁がもろくなって次第に大動脈瘤ができたり、大動脈解離といって突然に壁が裂けたりするリスクも出てきます。

Q高血圧は気をつける必要があるのですね。
A
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▲気軽に相談できるクリニック

血圧が高いということは、血液を送り出している心臓に絶えず負担をかけているということで、心臓の筋肉が厚くなる心肥大や、機能が衰えていく心不全につながります。これは高血圧性心不全といって高血圧の治療が重要になります。血圧はご家庭で測っていただきますが、上の数値が120ぐらいに下がったとしても、心臓の大動脈弁が硬化していて心臓の周りの血圧は180ぐらいということもあります。こうした大動脈弁狭窄症は早期発見が大事といえます。また、下の血圧が高い場合も高血圧です。大動脈が軟らかいと上の血圧はあまり上昇せず下の血圧が上がります。心臓は下の血圧に打ち勝って血液を送らなければいけないため負担がかかるのです。

Qどのようなときに受診するべきでしょうか?
A
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▲気になることがあれば、まずは医師に相談を

健康診断で心電図の異常が認められたときはもちろん、のどの痛みや歯が浮く感じ、左肩痛や突然始まり突然終わる動悸、心臓の中でボールが動いていると表現する方もおられますね。何となくだるい、掃除機をかけただけで息切れがするといった症状もあります。特に女性の心筋梗塞は痛みがなく、吐き気のみの場合も。高齢の方は、うまく言葉に表せない体調の異変を感じたときには、急性期疾患が潜んでいる可能性もあります。夕方の足のむくみが気になるときや、歩くとふくらはぎが痛くなり休むと歩けるというときも受診してください。足の血圧に問題があるかもしれません。また当院では、病院で心臓や血管の手術をした方々の術後管理もしています。

Q診察や検査について教えてください。
A
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▲循環器に関わる多様な検査機器がそろう

診察は問診、聴診から始まります。高齢の方にはご家族のことや日中の過ごし方、家の中や近くに階段があるかないかをお聞きすることもあります。緊急時や手術適応を判断するときに重要な情報となるからです。検査には心臓の活動を調べる心電図、心臓の様子を画像で見られる超音波検査などがあります。超音波検査はCTやエックス線検査ではわからない心臓の動きを見ることができるもので、弁の開閉や血液の逆流もチェックできます。ほかに、動脈の硬さや狭窄、詰まりなどから動脈硬化の程度を調べる血圧脈波検査機器もあります。これは両腕と両足同時に血圧を測定するもので、所要時間は5~10分ほどです。

Q循環器内科の病気の予防のために注意することとは?
A
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▲バランスの良い食事や適度な運動で生活習慣を整えることが大切

高血圧症や動脈硬化は自覚症状がないまま徐々に進行していきます。心臓に限らず病気の75%が生活習慣病に由来するといわれていますので、生活習慣を整えることがまず大切です。また定期的に健康診断を受け、歯科検診も受けてください。歯周病菌は菌が血中に入り込み血管を痛めることにつながります。一回噛むごとに数千の菌が血中に入るといわれます。実際に大動脈瘤の壁から歯周病菌が見つかることも。皮膚から菌が入り込み心臓の弁を壊してしまう感染性心内膜炎という病気もあります。アトピー性皮膚炎なども治療し皮膚を良い状態にしましょう。日頃から少しでも気になることがあれば、コロナ禍でも受診を控えることなく相談してくださいね。

ドクターからのメッセージ

臼井 真人院長

私は、心臓に触れ、持ち上げ、不整脈中の様子も目で見てきました。心電図や超音波の画像を見ながら、今、心臓がどのように動いているか、重さはどれぐらいかなどをイメージしています。患者さんへの説明時には外科的な視点も交えて「この弁は修理ができます」と伝えることもありますね。当院には生活習慣病の患者さんも多いです。これからは独居の高齢者が増えると予想されますが、一人ではどうしても孤独を感じやすくなります。買い物帰りにでも気軽に当院へ寄ってもらって、診察を受けて安心して帰っていただければと思っています。

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