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医師が心理士と協働して提供する
子どもの発達障害の診療

おひさまこどものクリニック

(加古郡播磨町/土山駅)

最終更新日:2026/01/15

おひさまこどものクリニック 医師が心理士と協働して提供する 子どもの発達障害の診療 おひさまこどものクリニック 医師が心理士と協働して提供する 子どもの発達障害の診療
  • 保険診療

子どもの発達障害についての関心が高まっている。インターネットなどを中心に、さまざまな情報が提供されており、わが子に照らし合わせて不安になっている人も多いかもしれない。風邪などのように、熱がある、咳が出るといった明らかな症状がなく、医療機関などに相談すべきかどうかと悩んでしまうのも、子どもの発達障害の特徴だろう。「おひさまこどものクリニック」の中尻智史(なかじり・ともし)院長は、「発達障害と決めつけるのは良くありません。しかし、気になることがあるなら早めに相談してください」と話す。早期の対応で、発達の遅れなどが取り戻せるケースもあるからだ。気になる人も多い子どもの発達障害の特徴や受診の目安、診療の流れなどについて、中尻院長に解説してもらった。

(取材日2025年12月17日)

専門性の高い診察と心理士によるカウンセリングを通して子どもの特性を理解する

Qどのような状態を子どもの発達障害というのでしょうか?
A
おひさまこどものクリニック 発達障害とは生まれつきの脳の働き方の特性によるもの

▲発達障害とは生まれつきの脳の働き方の特性によるもの

発達障害は、現在では神経発達症と呼ばれることも多く、生まれつきの脳の働き方の特性によるものです。ご両親などの育て方や愛情不足などに起因するものではありません。発達の進み方は一人ひとり違うため、ある程度の範囲内に収まっていれば正常発達と見なされます。しかし、その範囲から外れている場合は、発達に何かしら問題があるかもしれないと考えるのが判断の基準です。進み方がゆっくりの場合は、知的発達症や発達遅滞の可能性が考えられます。一方、進む方向に特徴があって、発達の仕方に凹凸があることで範囲から外れている場合は、自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠如・多動症(ADHD)、学習障害(LD)などを考えます。

Qどのような行動が見られたら相談すべきでしょうか?
A
おひさまこどものクリニック 来院する子どもの不安を軽減する医療機関らしくない雰囲気の院内

▲来院する子どもの不安を軽減する医療機関らしくない雰囲気の院内

1歳半健診では、言葉や対人のことで心配される方が多いです。2歳を過ぎても言葉があまり出なかったり、コミュニケーションが少し難しそうな場合は、幼稚園や保育園での集団生活を始めた後に様子を見てみてください。同年代の子と比べて気になることがあったり、集団になじみにくそうなときは、一度相談してみるのがお勧めです。さらに、小学校中学年くらいになると、学習面でのつまずきが気になるという相談が多くなります。いずれの場合も、発達障害と診断されるとは限りません。発達には個人差があるため、それがその子の個性の範囲なのか、発達上の問題と考えて何らかの対応が必要なのか、一つ一つチェックしていきます。

Q診療の流れを教えてください。
A
おひさまこどものクリニック 普段の様子を確認する時間を設け、保護者と相談の上検査に進む

▲普段の様子を確認する時間を設け、保護者と相談の上検査に進む

当院の場合、まず発達に関するご相談専用の時間枠の予約が必要です。ある程度まとまった時間が必要で、30分程度の時間枠を設定しています。当日は、どのようなことが気になっているのかなど、普段のお子さんの様子を聞くとともに、おもちゃや本を置いておき、お子さんの様子を確認します。その結果、気になることがある場合は、保護者と相談の上で発達検査を受けていただくのが基本的な流れです。検査の結果をもとに、お子さんの特性やご家族の対応、必要と判断した場合は放課後デイサービスや児童発達支援などの療育についても説明します。診断名によっては特性を緩和するための薬やかんしゃくなどの二次的な症状に対する投薬も検討します。

Q受診にあたって気をつけたいことはありますか?
A
おひさまこどものクリニック 発達障害に違いないと決めつけないことが大切と話す院長

▲発達障害に違いないと決めつけないことが大切と話す院長

受診前から「発達障害に違いない」と決めつけないことが大切です。ご自身で症状などを調べて来られる方も多いのですが、症状だけで診断できるものではありません。いったん「発達障害だ」と思ってしまうとお子さんをそうした目で見てしまいますが、例えば何かにこだわりすぎるといった傾向は、発達に問題のないお子さんにもよく見られます。この症状イコール発達障害というわけではなく、発達に問題を抱えている人にはそうした症状が現れやすいということを、受診するしないに関わらず理解していただきたいですね。また、診療時にお子さんの様子が普段と違うことを気にされる方もおられますが、それはむしろTPOを意識した正常な反応です。

Qこちらのクリニックの特徴を教えてください。
A
おひさまこどものクリニック 小児神経科で研鑽を積んだ経験を持つ院長や女性の心理士が在籍

▲小児神経科で研鑽を積んだ経験を持つ院長や女性の心理士が在籍

私は子どもの脳の問題を扱う病院の小児神経科で経験を積んできました。自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠如・多動症(ADHD)などの発達障害について、専門的に診ることができ、院内で診察から発達検査、治療まで対応しています。また、心理士が2人在籍しており、心理支援と呼ばれるカウンセリングも行っています。不登校など、心理的な要因によるお悩みも安心してご相談いただけます。女性の心理士なので、小さなお子さんも落ち着いてカウンセリングを受けていただけると思います。さらに、水・木曜の午前中は女性医師も診療を担当していますので、男性医師には相談しづらい思春期のお悩みも、気軽に話していただければと思います。

ドクターからのメッセージ

中尻 智史院長

お子さんの発達については「ほかの子に比べて」と考えがちです。しかし、ほかの子と違う部分はあって当然なので、あまり気にしすぎないことです。また、自分自身の反省も含めて、子どもが何かできないと、どうしてもその部分ばかりが気になってしまい、「なぜできない?」などと責めるようなことを言ってしまったりします。しかし、親のそうした態度は、子どもの自己肯定感の低下につながってしまいます。特に発達に問題のある子どもは、怠けてできないのではなく、一生懸命にやっていても、できないことがあるのが特徴です。各自の発達特性を理解してあげて、減点方式ではなく、「これができたね」といった加点方式で見てあげてください。