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中尻 智史 院長の独自取材記事

おひさまこどものクリニック

(加古郡播磨町/土山駅)

最終更新日:2026/01/15

中尻智史院長 おひさまこどものクリニック main

JR神戸線の土山駅北口から徒歩約3分、住宅街の一角に「おひさまこどものクリニック」がある。日差しのように子どもを優しく包む、居心地の良い場所でありたいと名づけられたクリニック内は、白と木目を基調にかわいらしく、おしゃれな雰囲気でコーディネートされている。院長を務めるのは、神戸や加古川エリアの病院の小児科、小児神経の分野で研鑽を積んだ中尻智史(なかじり・ともし)先生。感染症やおなかの不調をはじめとする、子どもの疾患に幅広く対応するとともに、てんかんや発達の問題に対して専門性を追求した診療を提供している。子どもに対しては「悪いところでなく、良いところを見るようにしたいですね」と語る中尻院長に、地域の小児科診療にかける思いや専門とする小児神経科の診療などについて話してもらった。

(取材日2025年12月17日)

幼少期の経験から小児科の医師をめざした

先生のご経歴を教えてください。

中尻智史院長 おひさまこどものクリニック1

医師になろうと思ったのは、子どもの頃から病気で困っている人を助けてあげたいという気持ちがあったからだと思います。幼い頃はどちらかというと体が弱いほうで小児科にかかることが多く、将来は自分が助けてあげられる立場になれればと考えていました。医科大学を卒業して2年目に研修医として赴任した神戸大学医学部附属病院は新生児の診療に力を入れていて、未熟児なども多く、「やっていけるかな?」と不安になったこともあります。しかし、小児科の先輩などに相談してアドバイスをいただき、やはり小児科で頑張ってみようという気持ちになれました。

小児科の中でも小児神経科を専門にしておられますね。

小児科は感染症も、おなかのトラブルも、循環器や神経に関連することも総合的に診る診療科です。小児科で臨床研修を開始して2〜3年目を目安に、サブスペシャリティーと呼ばれる専門領域を選ぶ必要があります。僕の場合、研修医時代に神経疾患を診る経験が何度かあり、小児神経科領域に興味を持っていたので、岡山大学の脳波に関するセミナーを受講してみたんです。先生ともお話しして、とても興味の持てる分野だと感じて、小児神経科が学べる岡山大学に国内留学という形で行かせていただきました。岡山大学は小児科と小児神経内科がある国内でも数少ない病院で、一般的な疾患は小児科、神経に関連したことはすべて小児神経内科が担当していたため、多くの症例にふれることができました。

どのような経緯で現在の場所で開業されたのですか?

中尻智史院長 おひさまこどものクリニック2

開業するなら、加古川エリアか神戸のどちらかでと考えていました。加古川エリアは10年間にわたってずっと診療を続けてきた地域で、神戸は初期研修を受けた場所であり、僕の出身地でもあります。現在の場所に決めたのは、当時、播磨町には小児科が数少なく、地元も開業を歓迎してくださったからです。開業を考え始めた時期はちょうど新型コロナウイルス感染症の流行下で、さらに働き方改革が注目されて、自分自身の働き方を見直すべきタイミングでもありました。勤務先でも後輩の指導にあたることが増え、患者さんと直接ふれあう時間が減っていたので、病院勤務とは違う形で患者さんと接していきたいと考えていたことも開業のきっかけとなりました。

クリニックの設計で大切にされたことは?

あまり病院っぽくないクリニックにしたいと考えていて、設計士さんとも話し合って、カフェのような入りやすい雰囲気を大事にしました。いかにも医療機関という雰囲気では、子どもが警戒してしまって、スムーズに診療ができません。小さな子ども連れでも受診しやすいよう、駐車場からベビーカーのまま入れる設計になっており、ベビーベッドやおむつ交換台も備えています。キッズスペースには駐車場に向いた窓があって、子どもたちは車の出入りする様子などを興味深そうに眺めています。

発達障害やてんかんの専門的な診療を提供

ウェブ予約やウェブ問診票を取り入れておられますね。

中尻智史院長 おひさまこどものクリニック3

今どきの保護者は、ウェブ問診票にも抵抗がないようで助かっています。というのも、お子さんの場合、お母さんが診療予約をされて、クリニックにはお父さんやおじいちゃんおばあちゃんが連れて来られるというケースが少なくありません。お子さんの様子などを尋ねても、「連れて行ってと頼まれただけで」ということもあって、そんな時はウェブ問診票に書いていただいた内容が役立つんです。できるだけお待たせしないように、診療は基本的に順番予約制です。ただし、急患などの場合はお電話をいただければ、待ち時間が発生するとは思いますが、来院時間の目安をお伝えしています。発熱患者さん用のお部屋も用意していますので、お熱がある場合もお電話をいただければと思います。また、水曜日と木曜日の午前中は女性医師と2人体制で診療しており、思春期の女の子など男性医師の診療が苦手という場合も、遠慮なくその旨をお伝えください。

診療の際に心がけていることを教えてください。

小児科の場合、どうしてもお子さんよりも保護者のほうを向いて話しがちですが、お子さんと目を合わせることは意識しています。お子さんが抱っこされていたりして、大人と目線が違う場合も、こちらが姿勢を変えて目線を合わせて、声をかけるように心がけています。小児科なので風邪などの感染症、アレルギー疾患、おなかの不調など、診療の内容はさまざまです。ケガも軽い擦り傷、切り傷ぐらいなら対応しており、縫合処置が必要な場合などは対応可能な医療機関をご紹介します。

小児神経領域ではどのような疾患に対応しているのですか?

中尻智史院長 おひさまこどものクリニック4

いわゆる発達障害と呼ばれる発達に関するさまざまな問題やてんかんが代表的な疾患です。当院の場合、心理士が2人在籍し、脳波検査装置も備えているので、診断に必要な検査に、迅速に対応できるのが特徴です。発達に関するご相談の場合、通常の診療枠では対応が難しいので、お電話をいただいて30分程度の時間を確保します。お子さんの様子も見せていただきながらお話をお聞きして、必要と判断した場合は、心理士による発達検査をご案内するという流れです。心理支援と呼ばれるカウンセリングも提供しており、心身の発達や心理的な要因に起因する不登校などに対するサポートも行っています。

てんかんの診療についても教えてください。

脳波について専門的に学んだ経験を生かして対応しています。開業前に加古川中央市民病院に勤務していた関係で、患者さんをご紹介いただくことが多く、診断が済んで治療が始まった患者さんの日常的な管理を当院が引き継ぎ、病院での対応が必要な問題が起こった場合は、こちらから病院に紹介できる体制を整えています。将来的にお薬による治療をやめることが望める良性てんかんの場合は、クリニックに通院しながら投薬と定期的な脳波の検査による状態確認を継続することで、通常の日常生活を送るサポートをしていきます。

チームを結成して休日はサッカーに熱中

お子さんの場合、アレルギーの相談も多いですね。

中尻智史院長 おひさまこどものクリニック5

最近は、アレルギーについて神経質になりすぎることもあるように思います。ご両親にアレルギーがあると、「うちの子も検査したほうがいいのでは……」と心配になることもありますよね。でも、検査は子どもが少し痛い思いをすることもありますし、結果によっては気になる数値が出ることもあります。心配だからといってすぐに食べ物を制限してしまうと、食べたいものが食べられなくなったり、成長に関わることもあります。もちろん、アナフィラキシーなど重い症状が出る場合は、きちんと対応する必要がありますが、強い症状がない場合は、注意しながら少しずつ食べてみる、という選択もできるのではないと思います。

休日はどのように過ごされますか?

僕はもう、寝ても覚めてもサッカーです。医師になって、ダイエットのためにちょっと体を動かしたほうが良いと思い、もともと好きだったサッカーをやるようになったのですが、どっぷりハマって(笑)。自分でサッカーチームをつくってリーグ戦にも出場していますし、5人の子どものうち4人が小学生以上なのでみんなサッカーをやっています。

クリニックの目標や読者へのメッセージをお願いします。

中尻智史院長 おひさまこどものクリニック6

ありがたいことに多くの患者さんに受診していただき、予約が取りづらいこともありご不便をおかけしていますが、2026年4月からは新しく常勤の医師が加わる予定です。常時2人体制で患者さんに対応できるようになり、発達に関するご相談の時間枠も増やせる見込みです。マンパワーが向上しますので、何か困ったこと、気になることがあれば、お気軽にご相談ください。