繰り返す虫歯に不安なときは
専門家によるセラミックを用いた治療
白金SAIKI DENTAL CLINIC
(港区/白金高輪駅)
最終更新日:2022/03/04
- 自由診療
日本では国民皆保険制度により誰もが平等に適切な治療を受けることができるが、虫歯の進み具合や口腔の状態によっては、保険診療だけでは根本的な解決まで至らず治療を繰り返してしまうこともある。そんな中、機能的にも見た目的にも満足いく治療を求める人たちの注目を集めているのが、審美面と機能面に配慮した修復治療だ。代表的なものに、従来の金属の詰め物やかぶせ物ではなく、汚れのつきにくいセラミックの修復物を用いた治療がある。セラミックによる修復治療は自由診療となるため保険診療よりも治療費が高くなるが、その価値はどこにあるのか。審美歯科に注力し、セラミックを用いた治療を専門としてきた「白金SAIKI DENTAL CLINIC」の齊木賢広院長に、セラミック治療の詳細について聞いた。
(取材日2021年12月1日)
目次
汚れがつきにくく虫歯が再発しにくい素材のセラミック。こだわりに合わせて選んで理想の口元をめざす
- Qセラミックを用いた治療はどんな人にお勧めですか?
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A
虫歯を繰り返してしまい再治療が不安な人、銀歯などの金属を入れている人、芸能人のような白い歯になりたいという人にお勧めです。特に症状による制限はなく、基本的には患者さんのご要望次第ということになります。ただし、セラミックは歯の上にかぶせる物なので天然の歯が残っていることが前提条件です。そのため歯がない状態では治療ができません。欠損している部分はブリッジ治療をすることで対応するケースもありますが、残っている歯があまりにも少ない状態だとそれも難しいので、実際にお口の状態を見て適用が可能かどうかを判断します。
- Q治療をしても長持ちしない例もあるようで心配です。
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A
セラミックの強度は天然の歯に近いものもあるので、どんなに高額なセラミックでもすり減ったり欠けたりすることがあります。セラミックはご自身の歯に装着するものなので、歯磨きが不十分だと土台の歯が虫歯になってしまう可能性も。そうなると再治療になり一度装着したセラミックを外すことになります。こういったトラブルを防ぐためには、天然の歯と同じように日々の歯磨きや歯科医院での定期検診を怠らないことが大切になります。また、治療後、思っていた色と違うなどのトラブルが起きないように、修復物の作製に取りかかる前にカウンセリングを行い、平均的な色を基準に希望の色や残りの歯の色とのバランスを考えることも重要です。
- Qセラミック治療のメリットを教えてください。
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A
この治療のメリットでわかりやすいのは見た目の美しさで、天然歯並みのクオリティーといってもいいほどの仕上がりです。そして何といっても虫歯になりにくいというのが大きなメリットだと思います。素材的に汚れがつきにくい上、歯とぴったりと接着することで銀歯よりも隙間ができにくいため、再治療リスクの軽減にもつながります。また、色だけではなく角張った形にしたい、歯並びをきれいに見せたいなど自由自在です。患者さんのご要望に沿った色と形をできるだけ再現することで、理想の口元をデザインしていきます。
- Qデメリットはどんなことでしょうか?
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A
セラミックを用いた治療のデメリットは先ほどお話ししたように欠けることがあることですが、これは言い換えれば天然歯にかかる負担をセラミックが受け止めてくれているということとも言えます。銀歯など金属の物は欠けることがない代わりに土台の歯ごと折れてしまい抜歯になってしまうこともありますが、歯になじんで自分の歯の一部になったセラミックが犠牲になって歯を守ってくれていると考えることもできます。欠けてしまうと残念ながらやり直すことになってしまいますが、土台の天然歯は残っていますから再治療は可能となり、総合的に判断するとデメリットの少ない治療といえるでしょう。
- Q齊木先生はセラミック治療のスペシャリストだと伺いました。
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A
開業する直前まで国内の審美歯科クリニックで診療を行っていましたので、セラミック治療には自信があります。セラミック治療を行う中で、仮歯を作製しますが、当院ではその工程や材料にもこだわりを持っています。また、仕上がりの美しさにも注力していますが、ご満足いただけるような仕上がりのためには、それぞれの患者さんに合わせられるデザイン力がとても大切です。セラミック治療の酸いも甘いも知っているからこその、見た目と機能の両方を重視した診療を届けたいと思っています。経験豊富な歯科医師による治療であればトラブルも起きにくいので、ご検討の方は、ぜひ一度診させていただきたいですね。
自由診療費用の目安
自由診療とはセラミックの詰め物/5万5000円、セラミックのかぶせ物/11万円
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。