齊木賢広院長の独自取材記事

白金SAIKI DENTAL CLINIC

(港区／白金高輪駅)

最終更新日：2022/12/06

白金高輪駅1番出口の正面にある「白金SAIKI DENTAL CLINIC」は、審美面に配慮した治療を数多く経験してきた齊木賢広院長率いる歯科クリニックだ。同院のコンセプトは、「審美歯科をより身近に」。美を追求する診療というと「自分には関係がない」と考える者も多いが、審美性だけでなく、良好な口腔環境を維持しやすくなるという機能性の両面を審美歯科は兼ね備えているという。可能な限り患者の要望に応えることに歯科医師としてのやりがいを感じるという齊木院長。「セラミックを用いた修復治療」や、前歯に特化した「マウスピース型装置を用いた矯正」など、同院が得意とする審美歯科診療の特徴や、診療にかける想いなどについて詳しく話を聞いた。

（取材日2022年8月31日）

審美歯科診療の豊富な経験で、専門性の高い治療を提案
長期的な健康維持につなげる診療を
優しく丁寧な対応で、一人ひとりに寄り添った診療を

審美歯科診療の豊富な経験で、専門性の高い治療を提案

審美歯科の診療経験が豊富だとお聞きしました。

はい。開業直前まで審美歯科専門のクリニックで勤務し、数多くの症例を手がけてきました。その経験を生かし、より広く、多くの方に質の高い審美歯科の診療をお届けしたいと思い、昨年この地に開業しました。審美歯科は美しさばかりを追求するものと思われがちですが、実は、長期的な歯の健康維持につながるものでもあるんですね。そうしたメリットについても周知したいと思って取り組んでいます。また、当院では自費診療だけでなく保険診療も区別なくトータルで行っていますので、さまざまな選択肢から患者さんのご事情に合わせた治療法をお選びいただけます。患者さんのご希望や生活スタイルに合わせて無理なく治療が続けられる計画を立て、ご納得いただいた上で治療を始めています。

明るくてスタイリッシュなクリニックですね。

ありがとうございます。内装は清潔感のある白を基調に、白金という地名にちなんでゴールドをアクセントに取り入れています。私が理想とする歯科クリニックは、知識や技術があることはもちろん、一人ひとりに十分な時間をかけて診療し、清潔感があり最新の設備を導入しているところだと考えていますので、診療スペースは、患者さんがリラックスして過ごせるようにすべて個室とし、天井を高くするなどゆとりある空間づくりをしています。また診療ユニットにも座り心地の良いものを採用しました。診療には3DCTや先進の機器を導入し、患者さんはユニット前の大きなモニターで口腔内を確認しながら説明を受けられるようになっています。院内の感染対策においても、欧州基準のクラスBという高いレベルの滅菌システムを採用していますので安心してご来院ください。

どのような患者さんがいらっしゃいますか。

6割ほどが女性の患者さんで、20代から50代ぐらいの方に多くお越しいただいています。白金高輪というエリアは、その生活スタイルからも口腔ケアに対する意識の高い方や美意識の高い方が多く住んでいらっしゃると、開業前から想像していましたが、やはり審美歯科のニーズが非常に高い地域であると実感しています。特にセラミックを用いた修復治療の需要が高いですね。皆さんの健康への高い意識、高い要求にできる限りお応えするということが私の歯科医師としてのやりがいになっています。

長期的な健康維持につなげる診療を

自費診療の魅力はどういったところにあるのでしょうか。

当院では、セラミックを使用した修復治療、マウスピース型装置を用いた矯正、インプラント、ホワイトニングといった自費診療に特に注力しています。保険診療は、全国一律の費用で平等に治療が受けられるというメリットがある反面、使用する素材や治療法が限られてしまい、根本的な解決まで至らずに虫歯の再発や治療の繰り返しになってしまうことが多くあるんですね。それに対して自費診療は、高額であることがデメリットですが、審美面に徹底的にこだわり、配慮することができ、それにより患者さんが自信を持てるようになることで生活の質向上にもつながるというプラスの面があります。そして、審美面だけでなく口腔機能面においても、虫歯の再発リスクの軽減に役立つなど、数多くのメリットがあるのです。

例えば、セラミックを使用した修復治療にはどのようなメリットがありますか。

セラミックを用いた治療に関しては、以前の職場に勤務していた頃に多くの診療実績を積んできたので、自信を持ってお勧めしたい治療の一つです。当院でも約8割の患者さんが選択されています。セラミックは詰め物やかぶせ物の素材として使用しますが、メリットは、いわゆる銀歯に比べて、自然歯のような見た目の仕上がりをめざせることです。色だけでなく形も、患者さんのご要望に沿ってデザインできるんですよ。それから虫歯になりにくいことですね。セラミックはプラーク（歯垢）が付着しにくく、また、歯にしっかりと接着ができるので、銀歯に比べて隙間ができにくく虫歯が再発しにくい環境を作れます。治療費は大きくなりますが、長期的な視点で虫歯治療を繰り返した場合のコストやさまざまなストレス、審美性を考えると価格以上の価値を感じていただけると思っています。

マウスピース型装置を用いた矯正についても詳しく教えてください。

マウスピース型装置を用いた矯正に関しても、非常に多くの診療経験を積んできました。その経験から、開始前の診査や診断を適切に行うことに注力しています。この方法を適応できるかどうかを見極めるには、それなりの経験を要するものだと思っています。マウスピース型装置を用いた矯正のメリットは、ワイヤー型に比べて痛みが少ないこと、ほぼ透明で目立ちにくいといった点です。歯列が整うと歯磨きがしやすく、虫歯や歯周病の予防にもつながります。

優しく丁寧な対応で、一人ひとりに寄り添った診療を

歯科医師になろうと思われたのはなぜですか。

子どもの頃、本やテレビで医療従事者が人を助けている姿を見て、かっこいいなと思ったのが医療の道に進もうと思ったきっかけです。私は手先が器用でしたので、その特性を生かせる歯科医師になることを決めましたが、この器用さは今も私の武器になっています。保険診療では感じることができない感動が自費診療にはあると考えています。その感動を一人でも多くの方にお伝えしたいと思い、審美歯科を専門にしました。

診療において大切にしていることをお聞かせください。

当院は自費診療に力を入れていますが、大前提として患者さんに寄り添うことを大切にしています。治療が必要な場合でも、最終的にするかしないかを決めるのはもちろん患者さんですから、こちらの意見を押しつけることはせず、医学的な見地からいくつかの治療法をご提案した上でお選びいただいています。また、1回の治療が5分や10分で終わってしまって何度も通院させるようなことにはしたくありませんので、最初にしっかりと治療計画を立てていきます。治療に対して恐怖心があったり、私には言いにくいお悩みがあったりする場合には、スタッフの協力も得ながら、患者さんの緊張を少しでもほぐせるように配慮し、先を急ぐことなく進めていくようにしています。スタッフ一同、丁寧で優しい対応を心がけていますので安心してご受診いただければと思います。

最後に、今後の展望や読者に向けてメッセージをお願いします。

この1年で、予防のプロフェッショナルである歯科衛生士が新たに加わりさらに診療に厚みが出ました。将来的には各分野における専門性の高い先生にお越しいただき、いわば歯科の総合病院のような、審美歯科はもちろんのことすべての治療が最高水準で提供できる診療体制を作っていきたいと考えています。今はマスクをつける場面が多いですが、口元を隠せる今だからこそ矯正や審美歯科診療を始める方もいらっしゃいます。今後マスクが必要のない暮らしが戻ってきた時、「コンプレックスだった歯並びや口元も自信を持って歯を見せて笑顔になれるようになった」と喜んでいただけたなら歯科医師としてたいへんうれしく思います。白金高輪地区の皆さんが虫歯や歯周病に悩むことなく健康的な生活を送れるよう、少しでもお力添えできれば幸いです。