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三戸部 慈実 院長の独自取材記事

国立の森ファミリークリニック

(国立市/国立駅)

最終更新日:2025/08/12

三戸部慈実院長 国立の森ファミリークリニック main

2021年に開業した「国立の森ファミリークリニック」。消化器や肝臓に対する検査・治療を専門とする三戸部慈実院長が、地元・国立の医療に貢献したいという思いを胸に、内科・消化器内科・肝臓内科・小児科・アレルギー科・内視鏡内科領域の診療を提供している。理想とするクリニック像は、開業医だった祖父がかつて行っていたような、患者一人ひとりに寄り添った心のこもった診療を提供するクリニックだという。「地域の皆さまにとって、年齢・性別・病気の種類を問わず、何でも相談できるかかりつけになれたら幸いです」と穏やかに話す三戸部院長に、開業の思いやクリニックの特徴などについて話を聞いた。

(取材日2021年11月2日)

専門的な消化器内科をはじめ幅広く対応するかかりつけ

まずは、どのような思いで医師を志し、開業されたのかをお聞かせください。

三戸部慈実院長 国立の森ファミリークリニック1

私が医師を志したのは中学・高校の時で、きっかけとなったのは祖父の姿でした。祖父は開業医で、「どんな患者さんでもどんな症状でも診る」という診療をしていて、小さなお子さんからご高齢の方まで多くの方から信頼されていました。そんな姿を見て育ち、いつか自分も祖父のように地域に密着して、多くの方に頼りにされる存在になりたいと思ったのです。その後いろいろな準備を整え、2021年に開業に至りました。国立は幼少期に通っていた場所で、その後実家もここに移ったため、ずっと長く親しんできた街なんです。自分の地元でもある地域に暮らす方とのつながりを大切にしながら、かかりつけとして信頼していただけるように、自分の知見を地域医療への還元に努めてまいりたいと思っています。

こちらではどのような診療を行っているのでしょうか?

これまでに培った経験を生かしながら、小さいお子さんからご高齢の方まで、一般内科疾患や小児科疾患、アレルギー疾患など、多様な不調について総合的に診療しています。病気を引き起こす原因である生活習慣病の予防・管理にも力を入れているのに加えて、消化器・肝臓疾患については私の専門性を生かした診療を行っています。私は東京慈恵会医科大学を卒業後、大学病院と基幹病院で約17年間、消化器内科・肝臓内科を専門にしながら、難易度の高い検査・治療に携わってきました。その後、地域のかかりつけとなるクリニックを開業するにはさらに広い知見が必要だと考え、大学医局を退職した後は、地域との関係性を重視する病院に勤めたのです。そこでは一般的内科や小児科、訪問診療など地域に必要な領域について研鑽を積みましたね。

待合室に入ると気持ちがほっとします。何かこだわりはあるのでしょうか?

三戸部慈実院長 国立の森ファミリークリニック2

いつも国立の実家に帰る度に森の中に帰ってきたような、そんな感覚を覚えていました。どこか優しく温かく迎えてくれる、そんな感じがしていましたので、当クリニックも同じようなイメージにしたいと思いました。クリニック名に「国立の森」とつけたのもそんな思いを込めています。待合室は木を多く用いナチュラルで温かみが感じられるように工夫しました。窓が大きく自然光が入るのも心地良いと思います。窓が多いことを生かして待合室や診療室は空気の流れを考えた設計になっています。常時換気を行うなど感染症対策にも配慮しています。

心の通う診療を重視。苦痛に配慮した内視鏡検査も提供

診療の際に大切にしていることを教えてください。

三戸部慈実院長 国立の森ファミリークリニック3

母校の建学精神である「病気を診ずして病人を診よ」を胸に、患者さま一人ひとりのお話をよく聞くように心がけています。性格や考え方、症状のつらさなど、どれも患者さまそれぞれで異なるものです。また自分の気持ちをうまく伝えられる方もいれば、逆にうまく伝えられないという方もいらっしゃるでしょう。ですから当クリニックでは患者さまのお人柄も考慮しながら、お話を丁寧にお聞きして、その上でわかりやすく説明することを重視しているのです。さらにお話しする時は患者さまのお顔を見て、目と目とを合わせることも大事にしています。表情をよく見ることで、ちょっとした変化を見逃しにくくなると考えてのことです。もともと私は話をすることをはじめ、相談に乗ったり頼られたりすることも好きなんです。ですので遠慮なく相談に来て、元気になって帰っていただければと思います。

こちらでは先生のご専門である内視鏡検査を受けられるそうですね。

ええ。患者さまの負担をできるだけ軽減しようと配慮した、胃・大腸内視鏡検査を提供しています。胃内視鏡検査は経鼻と経口、両方用意していますので、患者さまのご希望に合わせて対応しています。痛みや苦痛を感じやすい大腸内視鏡検査は大腸のカーブに沿ってスムーズに挿入しやすい先進の機器や、おなかの張りなどの不快感軽減につながる炭酸ガスの他、患者さまの年齢や体格に適した鎮静剤や鎮痛剤も活用するなど、多様な工夫をしています。さらに検査時は「大丈夫ですか?」「次は何々をしますね」と常にお声がけして、少しでも安心していただけるよう努めています。内視鏡検査に対して痛そうとか怖そうというイメージを持っている方が多いでしょうから、「ここで検査して良かった」「検査して安心した」と思っていただけるよう優しく丁寧に、かつしっかりと検査しています。

その他の検査体制、および医療連携について教えてください。

三戸部慈実院長 国立の森ファミリークリニック4

超音波検査やエックス線検査、心電図検査、血液検査、アレルギー検査、ピロリ菌検査なども院内で行えます。超音波検査は心臓や頸動脈、甲状腺、腹部、泌尿器などさまざまな部位を調べることができ、検査内容によっては専門の臨床検査技師が担当します。当クリニックは「地域における医療の窓口」としての役割も担っていると考えています。そうした理由からも、より専門的な医療が必要だと判断した場合は抱え込むことはせず、すぐに適切な医療機関に紹介しているのです。最近、当クリニックの近隣に小児科などさまざまな診療科のクリニックが新規開業していることも受けて、クリニック同士の連携をより綿密にしています。病院とも、災害医療センターや東京都立多摩総合医療センターをはじめ、東京23区内の専門病院と連携を取っています。

地域住民のよりどころとなるクリニックをめざして

院長をはじめ、スタッフ皆さんの優しい笑顔が印象的です。

三戸部慈実院長 国立の森ファミリークリニック5

ありがとうございます。スタッフは皆優しくて、コミュニケーション能力があり、やる気のある人ばかりなので、とても助けられていますね。私がめざすクリニックの姿にも共感してくれているようで、私が何も言わなくても、自分で考えて進んで動いてくれるのです。また常に細かくコミュニケーションを取っているため、スタッフ同士の連携もとてもスムーズなのが特徴です。スタッフの良い雰囲気が、患者さまにも伝わればと願っています。私は人と人のつながりを大事にしていて、それは患者さまとだけでなく、スタッフとも良い関係が築けたらと思っています。

お忙しいとは思いますがプライベートはどのようにお過ごしですか? 趣味なども教えてください。

スポ―ツが好きで、中高時代はテニス、大学時代はラグビー部でした。ラグビーはチームプレーですので、その時にコミュニケーションの大切さを学んだように思います。また最近はアウトドア好きが高じて、月に2回くらい三浦半島にある借りた畑に通い、家庭菜園を楽しんでいます。主に季節の野菜を育てていて、秋には子どもと一緒に安納芋を収穫しましたね。自家製野菜は採れすぎる

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いいたします。

三戸部慈実院長 国立の森ファミリークリニック6

地域に根差した温かさを感じられる、地域の皆さまに信頼していただけるクリニックをめざしています。また多くの方にとってのかかりつけとなり、「ここに来れば安心だ」と思ってもらえるような、気持ちのよりどころのような存在になれたらうれしいですね。こうした理想の実現のためにも、目先の利益を追うのではなく将来も見据えながら、患者さまの満足度向上に尽力していきます。消化器疾患についてはしっかりと専門的に応えるとともに、地域のクリニックとしてさまざまな不調や悩みに幅広く対応していますので、何か不安なことがあればお気軽に相談にいらしてください。

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