残された天然歯を守るための
インプラント治療とは
町田歯科・矯正歯科
(町田市/町田駅)
最終更新日:2024/05/13


- 自由診療
「インプラント」は、虫歯や事故などで歯を失った歯を補う方法の一つであり、天然歯に近い噛み心地が期待できる人工歯と認識している人が多いのではないだろうか。しかし、インプラントを活用する観点はそれだけではないと「町田歯科・矯正歯科」の成田健志院長は言う。歯を失ったまま放置したり、インプラント以外の方法で補ったりした場合、失われた歯の周りにある天然歯にダメージが蓄積し、健康な歯まで失うこともあるという。残された天然歯を守る予防の観点でも、インプラントには大きな意味がある。今回は、インプラント治療の特徴や、予防的な役割について成田院長に聞いた。
(取材日2024年4月14日)
目次
失った歯を補い、残された歯を守るのに役立つインプラント治療。矯正との併用で噛み合わせや審美性の向上も
- Qまずは、インプラント治療の特徴からお聞かせください。
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A
▲インプラント治療後のことまで考えて治療を行う
インプラント治療は、顎の骨に埋め込んだチタンやチタン合金の支柱を土台として、人工の歯をかぶせる治療法です。虫歯や事故などで天然歯が損なわれた場合など、インプラントを入れることによって天然歯に近い噛み心地を再現することが望めます。また、インプラントは一度埋入すると動かないため、正しい位置に入れたインプラントを中心に考えながら矯正を行い、全体を整えていくことをめざすことも可能です。当院では、マウスピース型装置を用いた矯正とワイヤー矯正の両方に対応していますから、矯正を見据えたインプラント治療も行っています。
- Qインプラント治療が向いているのは、どのような人ですか?
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A
▲他の歯を守るためには、インプラントが有用と話す院長
大きく2パターンあります。1つ目は、何らかの事情で失った歯があり、天然歯に近いコンディションに戻したい方です。先ほどふれたとおり、インプラント治療は顎の骨に支柱を埋め込むため、他の歯を支えとするブリッジや入れ歯よりもしっかり噛むことが望めます。2つ目は、残った歯を守りたい方です。インプラントは、隣接する歯にかかる負担が小さいのが特徴です。周囲の歯のダメージを最小限に抑え、歯の健康を維持することが期待できます。ただし、いずれの場合もしっかりセルフケアできることが大前提。特に虫歯で失われた歯は磨きにくい場所であることが多く、ケアが不十分だとインプラント周囲炎になるリスクが高くなります。
- Q予防歯科の観点でもインプラントは良い選択だそうですね。
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A
▲メンテナンスから一般歯科、インプラント治療まで幅広く対応
そうですね。ブリッジや入れ歯はどうしても隣接する歯に負荷がかかるため、そこから口腔内のバランスが崩れることも考えられます。しかし、インプラントは周囲の歯に影響を与えにくい治療法です。クリニックやご自身で適切なケアを行うことにより、口腔内を良い状態に保つことが期待できるでしょう。結果として、歯を抜いたり、削ったりするリスクの軽減も見込めます。また、プロによる定期的なケアを受ける習慣がつけば、虫歯や歯周病の芽を早い段階で摘むことにもつながりますよ。
- Qインプラント治療をするクリニック選びのポイントはありますか?
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A
▲信頼できる歯科医師のもとで、自分に合った治療の選択を
経験豊富な歯科医師であることは、大切なポイントの一つです。ホームページなど、公開されている情報を確認してみましょう。また、歯科医師との相性が良いことも重要です。信頼関係を築ける相手かどうかを確認するために、実際にクリニックに足を運んでカウンセリングを受けてみると良いですね。カウンセリングでは、自分の口腔内の状態や、インプラント治療が適しているかどうかについて歯科医師の見解を聞くとともに、治療をするにあたって気になる点を質問してみてください。
- Qこちらで行っている診療の特徴を教えてください。
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A
▲口腔内の健康を保つには治療後のメンテナンスも重要
インプラントを含めたあらゆる治療において、どうすれば抜かず、削らず、大切な天然の歯を保てるかという視点を大切にしていることです。もちろん、失ってしまった歯をインプラントで補うというのは有用な治療法ですが、インプラントを入れた歯の周囲にある健康な歯にも気を配らなくてはなりません。当院では、インプラントを入れた後のメンテナンスにも力を入れ、「入れて終わり」ではない診療を実践しています。また、歯並びや噛み合わせをベストな状態に保つため、矯正を見据えたインプラント治療に注力していることも特徴の一つですね。口腔内の健康を総合的な観点からサポートできるクリニックだと自負しています。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/40万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/44万円~、ワイヤー矯正/77万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。