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ケアマネジャーの資格を持つ
歯科医師がいるクリニックの活用法

本八幡TaCファミリー歯科

(市川市/本八幡駅)

最終更新日:2021/10/12

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  • 保険診療

一見あまり関係ないように見える歯科と介護の分野。しかし、「高齢になると嚥下機能が低下して誤嚥性肺炎の原因になったり、噛めないと認知症が進行しやすくなったりするなど、歯科と介護は密接に関係しています」と話すのが、「本八幡TaCファミリー歯科」の馬場達也院長。馬場院長は、実際に自分の過去の訪問診療の経験からその必要性を痛感し、ケアマネジャー(介護支援専門員)の資格を取得。現在は、その知識を生かし介護を必要とする高齢者などの家族からの相談に対応しているほか、同院で訪問診療を始めるための準備をしているという。そこで、馬場院長にケアマネジャーの資格を持つ歯科医師としての取り組みやメリットなどについて話を聞いた。

(取材日2021年9月13日)

介護のことで心配や不安、わからないことなどがあれば、気軽に相談してほしい

Qなぜケアマネジャーの資格を取ろうと思ったのですか?
A
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▲今後、訪問診療部門を立ち上げる予定

父が地域密着型の歯科医院をしていて訪問診療もしていることから、以前から私も訪問診療や介護に興味がありました。私自身も研修医の時に訪問診療を経験しましたが、その時に在宅で入れ歯や嚥下機能の診療をすることや意思疎通の難しさを痛感しました。それで、技術があっても本人やご家族とのコミュニケーション、生活などの背景も理解しないと訪問診療で100%の治療ができないと考え、ケアマネジャーの資格を取ろうと思ったのです。当院でも1〜2年以内に訪問診療の部門を立ち上げて、歯科医師として入れ歯治療や誤嚥性肺炎を予防するための嚥下機能などの診療と同時に、ケアマネジャーとして高齢者などのケアに携わりたいと考えています。

Qどのような相談に乗ってもらえますか?
A
2

▲心配や不安なこと、どんなことも相談に乗り説明してくれる

介護に関することで本人やご家族が何か心配や不安なこと、わからないことなどがあれば、相談者さんが当院を受診した時などに、どんなことでも相談していただいて大丈夫です。お話を聞いて、私でわかることであれば説明しますし、必要であれば担当のケアマネジャーなどとも連絡を取って対応させていただきます。これまでも、例えば父親の足腰が悪くなって、ちょっと認知機能も下がってきたみたいで、どうすれば良いのかわからないという相談を受けたことがあります。その時は、まずは要介護の状態が今はどれくらいなのかを聞いた上で、住宅の改修や福祉用具の貸与など、ケアプランでできることのアドバイスなどをさせていただきました。

Q歯科医師がケアマネジャーの資格を持つメリットは?
A
3

▲ケアプランを作成し、患者へ丁寧に説明

ケアマネジャーの重要な仕事の一つは、ケアプランの作成です。一般的に、まずは居宅に行ってご家族や近所の人などに話を聞いて、実際にどんな問題が起きているのかや、本人がどうしたいのかなどの意向を確認します。それをもとに目標を設定し、それに向かって医療や介護などの内容や頻度などのケアプランを作成します。そして、ケアマネジャーで一番多いのは介護福祉士で、ほかに看護師や薬剤師などがいますが、バックグラウンドが医療職の人と介護職の人では、患者さんの見方が違うところがあります。その中で、歯科医師がバックグラウンドのケアマネジャーとしては、歯科からの見方を取り入れたケアプランを考え、提案できるのが特徴です。

Q具体的には、どんなことでしょうか?
A
4

▲受診のついでに、家族の介護について気軽に相談できる

例えば、歯がない、あるいは歯の本数が少ないと認知症になりやすい、あるいは進行しやすいといわれており、しっかり噛んで食事をすることがその予防につながるというデータも出ています。ですから、歯科医師としては虫歯や歯周病などの治療に加え、必要に応じて入れ歯などを作って少しでも噛めるようにする。そして、噛めるようになれば食事の内容も変わってきますから、同時に管理栄養士や訪問介護員などが食事のサポートをすることで認知症の発症や進行を予防することがめざせます。このように歯科医師としての知識や経験を生かしながら、多職種と連携して患者さんをサポートできるようなケアプランを立てられれば良いなと思っています。

Q歯科診療を行う上でも良い影響を感じたそうですね。
A
5

▲ケアマネジャーとして高齢者のケアに携わりたいと話す馬場院長

ケアマネジャーの資格を取るには、介護支援分野と保険医療サービス分野、福祉分野の大きく3つを勉強する必要があります。その中で介護支援分野や福祉分野については、実際に私が訪問診療をしていた時にもデイサービスや介護保険施設などがどのような体制でどのように管理をしていて、どのようなことをしているのかをほとんど知らなかったのです。しかし、ケアマネジャーの勉強を通じてそれらを知ったことで訪問診療の時に、特に訪問看護や介護などの多職種の人たちと、どのように連携して対応するのが適切なのかがわかりました。それにより、今後の訪問診療において、より適切に患者さんの治療やケアが提供できるのではないかと考えています。

ドクターからのメッセージ

馬場 達也院長

親などの介護で悩みを抱えている人は少なくないと思います。そして、介護と歯科は密接に関係しています。ですから、歯科の分野ならご自身や親御さんの口の中の詰め物がちょっと気になるとか舌触りが悪い、入れ歯などの調子が良くないなどのちょっとしたことでも相談をしていただきたいです。また、介護のことであれば、最近親に少しおかしいことがあったけど認知症なのかとか、今の住宅には入り口などに段差があるけど改修するのに国や自治体から補助金が出るのかなどの細かいことでも、本当になんでも構いません。どのようなことでも皆さんに、身近に相談していただける歯科医院をめざしていますので、何かありましたらぜひ相談してください。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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