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岡部 尚志 院長の独自取材記事

みずほ台泌尿器科

(富士見市/みずほ台駅)

最終更新日:2021/09/07

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みずほ台駅から徒歩約5分、2021年7月に開院した「みずほ台泌尿器科」を訪ねた。白を基調とした院内は観葉植物が置かれ、爽やかな印象だ。岡部尚志院長は、埼玉医科大学国際医療センターに12年勤務した後に同院を開業。泌尿器のがんを中心に手術や治療の研鑽を積み、「がんを専門にやってきたからこそ悪い病気を見逃さない、という自信を持って診療しています」と話してくれた。こうした岡部院長の経歴から、がんのホルモン療法を行っていることも同院の大きな特徴の一つ。遠方の病院まで術後の治療や管理で通っている人にとって、地域のクリニックで対応してもらえると通院の負担が軽くなるだろう。地域の泌尿器科医としての道を歩み始めたばかりの岡部院長に、診療方針や泌尿器のがんについて詳しく聞いた。
(取材日2021年8月26日)

泌尿器のがんの診療経験を生かし、病気を見逃さない

どんな経緯で開業をされたのでしょうか。

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同じビルの1階にある皮膚科クリニックの理事長が私の義理の母なんです。その義理の母から皮膚科がリニューアルする際に「一緒にやらないか」と話をもらいました。大学を退いた後は、地域医療に携わりたいと思っていたので、開業を決めました。大学病院ではがんを専門にしてきたので、これからもがんの患者さんを診ていきたいですし、それ以上に、地域の方の排尿障害に関しては、すべてを診るつもりでいます。患者さんが最初にコンタクトを取るのは地域のクリニックですからね。がんに詳しいからこそ、どんな悪い病気も見逃さないという気持ちで診療にあたっています。

開業前のご経歴を教えてください。

埼玉医科大学国際医療センターで、2年間のスイス留学を含めて12年間、研鑽を積んできました。スイスでは、時計遺伝子という体内時計を司る遺伝子や、そこから生成されるタンパク質と炎症との関連などの研究をしていたんです。現地は自然が豊かな地域で、いろいろなところに行きましたね。周辺国のドイツとか、フランスにも旅行したのもいい思い出です。帰国し、大学に戻ってからは泌尿器科で診療と研究と教育に携わりました。外来や手術、そして病棟での業務など、さまざまな経験をしましたね。埼玉医科大学国際医療センターはがんと脳卒中、心臓病を専門にしている病院ですので、泌尿器科医として自然とがん医療の経験値が増え、専門性を深めていくことができました。

開業にあたっては、設備面にもこだわったそうですね。

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超音波診断装置や膀胱鏡など、泌尿器科の診療で用いる専門的な機器をはじめ、診察台など使うものはすべて、こだわって選んだものをそろえています。検査や治療など、診療をスムーズに進めていくのに必要なだけでなく、診断の質にも影響すると考えているからです。われわれスタッフの仕事もスムーズになりますしね。「泌尿器科は行きづらい」「検査するのが恥ずかしい」と思っていらっしゃる方も多いようですが、実際は、腹部の超音波検査で診断がつくものも多く、あとは膀胱鏡を使うくらいなんですよ。内科に行くような感覚で気軽に来ていただければと思っています。

ホルモン療法にも対応し、患者の通院負担を軽減

どんな症状で来院される方が多いですか?

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おしっこが近い、勢いが弱ったといった症状で、男女ともに高齢の方が多い印象ですね。ほかには若い女性の膀胱炎や、若い男性だと性病の相談も。心当たりがなくても、もし心配なことがあれば検査をしておくと安心できるかもしれませんね。また、当院では精液検査にも対応しています。不妊治療はできませんが、不妊で悩んでいる方の精子の状態を評価することは可能です。そう考えてみると、老若男女バランスよく来院されていますね。そして、がんに関しては、当院では治療を終えた方の経過観察や前立腺がんのホルモン療法を行っています。患者さんが遠くの大学病院まで行かずに済みますから、今後は地域の先生方にもそのことを知っていただき、連携していけたら良いですね。それ以外にも何となく違和感がある、気になるといった曖昧な感覚であっても、おしっこの症状に関する内容でしたら、何でも相談に乗っています。

治療面で知ってほしいことはありますか?

ご高齢になってくるとやはりおしっこが近い、勢いが弱ったと悩まれる方が増えますが、「もう年だから」と諦めないでください。排尿トラブルの解消は生活の質の向上につながるもの。こうした症状に適したお薬もあるので、我慢せずにご相談ください。お悩みに対してどんな治療を選択するにしろ、患者さんご本人がどう感じているかが一番大切だと思っています。問診で丁寧にお伺いして、ご意向を踏まえつつ、さまざまな方向から原因を割り出していきますから、どうするのが良いか一緒に考えていきましょう。また、当院では、日帰り手術として前立腺針生検や、包茎手術などにも対応しています。手術の際には腰椎麻酔を行い、痛みが少ないよう心がけています。その日に歩いてご帰宅いただくことができるので、日常生活への復帰も早いと思いますよ。

泌尿器のがんについて、診断にも力を入れているそうですね。

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泌尿器のがんは早期発見できれば根治が期待できるケースも多いので、勤務医時代の経験を生かしてがんの診断でも地域の方に貢献したいです。前立腺がんは初期の自覚症状がほとんどないため、症状が進行して転移していない限り自分で気づくことは難しく、検査で初めて発見されることが多いです。そこで、当院では何か別の症状で受診された場合でも、患者さんが50歳以上の男性であれば、必ず前立腺がんの腫瘍マーカーの検査をお勧めしています。そしてもう一つ、私たちが見つけることが多いのは膀胱がん。こちらは血尿を契機に見つかることが多いので、血尿が出ていたらすぐに来てください。検査では膀胱鏡を用いた検査のほか、血液検査で腫瘍マーカーを調べて、PSA値が高ければMRIでの画像診断も用いて評価していくことになります。さらに生検が必要な場合は、当院で日帰りの前立腺針生検を行うことができます。

排尿のトラブルを解消して健康増進へとつなげたい

患者さんと接する時に心がけていることは何ですか?

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患者さんとのコミュニケーションに関しては、お互いに気持ち良くやりとりが進められるような雰囲気をつくっていけるように心がけています。開業してから間もないですが、最近ではスタッフも患者さんと気さくに話すようになってきて、関係が築けてきていることがうれしいですね。診断や治療をする上で患者さんが話してくださる内容が大きなヒントになることもあります。適切な薬を選んでいくためにもとても重要なことです。例えば、頻尿でトイレが近いといった相談のときは、生活習慣が関係していることも多いですから、特に患者さんとの対話が大切です。頻尿の場合には、生活のすべてを言葉で説明するのが難しい、恥ずかしいといった方もいらっしゃるので、必要に応じて排尿日誌なども活用しています。

診断や治療において大事にしていることはありますか?

当たり前かもしれませんが、どんな疾患でも科学的根拠に基づいた診断と治療をすることが大事だと思っています。診療ガイドラインなど、エビデンスに基づいたスタンダードな治療を丁寧に着実に行っていくこと、それが結果的に一番患者さんのためになると信じて診療にあたっています。

今後の展望を教えてください。

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大きな病院では、手術などの治療が終わったら地域の先生に患者さんをお任せするのが一般的です。大学病院のように専門分野に特化した医療機関は特にそうですね。当院では、病院からそうした患者さんを引き継いで、長く診させていただきたいと考えています。ご希望がありましたら訪問診療にも対応していくつもりです。また、地域に根差す泌尿器科の医師として、排尿に関する健康増進を担っていきたいです。「何ヵ所も病院やクリニックに通っているけれど、泌尿器がんについて、意見も聞きたい」という方もいらっしゃいます。そういったご相談などをお気軽にしていただけるような、憩いの場になればと思います。年齢や性別、病気の種類に関係なく、さまざまな方たちに頼っていただけるクリニックにしていきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

包茎手術(投薬・検査代金込み)/12万円
精液検査/5000円

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