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金光 俊行 院長の独自取材記事

かねみつクリニック

(大阪市城東区/今福鶴見駅)

最終更新日:2021/10/12

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大阪メトロ長堀鶴見緑地線の今福鶴見駅から北西へ徒歩約8分。「かねみつクリニック」は、新しいメディカルモール内で、2021年に金光俊行院長が開業した泌尿器科と腎臓内科。院内に入ると、ホテルのような上品な雰囲気。ゆったりと座れる一人掛けソファーがあり、給水機や自由に使える血圧測定器なども用意されている。金光院長は日本生命病院で長年の勤務歴を持ち、同院にてロボット支援手術の導入などにも携わってきた経験豊富なドクター。同院では訪問診療にも注力し、質の高い医療の提供をめざしている。どんな質問にも熱心に受け答えする金光院長に、開業の経緯や医療へのこだわりなど幅広く聞いた。

(取材日2021年8月2日)

多くの人を治療していくために泌尿器科を選択

泌尿器科を専門に選ばれた理由は何だったのでしょう。

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実はもともとは小児科か小児外科を専門にしようと思っていました。しかし研修医時代に、いろんな科を体験している時に、これから前立腺がんが増えると耳にしたのです。確かにこれから少子高齢化が進んでいくので、がん治療のニーズは高くなっていくだろうなと思いました。治療が必要な方が多い科を専門にすることで、たくさん治療を経験し技術を高めていきたいという考えから、前立腺がんを専門とする泌尿器科を選ぶことにしました。

泌尿器科について、理解を深めてもらいたいとお考えだそうですね。

「この症状だと泌尿器科だな」と、皆さんに思ってもらえるようにしたいと考えています。尿路系のトラブルが起きた時に、女性だと婦人科、男性だと内科に行くという方も多いのではないでしょうか。それも決して間違いではありませんし、症状に合った薬が処方されれば治ると思います。しかし、これまで頻尿が気になるという方が膀胱がんだったというケースをいくつか診てきました。泌尿器科であれば、尿路の精査ができる医療機器がありますので、こういった場合でも正しく診断することが可能だと思うんです。いろんなパターンの症例を見てきていますので、経験で勘が働くこともありますしね。過剰検査になってもいけませんが、患者さんの健康を守るために必要な検査はやるべきだと思っています。

どのような経緯で開業されたのでしょうか。

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実は以前は開業する気はありませんでした。しかし、日本生命病院で勤務している時に、ひどい手荒れに悩み始めたのです。原因は手術する時にする手袋のアレルギーでした。アレルゲンと思われる物質が入っていない手袋を用意するなど工夫してみたのですが、一向に回復せず、最終的に自家感作性皮膚炎という重度の皮膚炎になってしまいました。「手術で多くの方を治したい」というのをやりがいに思っていたので、手術ができないとなった時は、心にぽっかりと穴が開いたような気持ちになりました。目の前に手術が必要な患者さんがたくさんいて、私も手術で病気を治してあげたいのに、それをするには自分の体を犠牲にするしかない。でもいずれ自分に家族ができたとき、自分一人の体ではないと思ったんです。数年間どうするのが良いか自問自答を繰り返した結果、メスを置いて“開業”し、これまでとは違った形で医療を提供しようという結論に至りました。

ハイクオリティーな訪問診療と外来診療の両輪で走る

先生がめざすのは、どんなクリニックでしょうか。

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開業すると決めた時に、手術以外で患者さんにとって必要なものは何かを考えた結果、来院してもらっての診療と訪問診療の両輪が可能なクリニックをつくろうと思いました。かかりつけの患者さんが通院できなくなった際には訪問診療に切り替えたり、訪問して必要であれば来院してもらうことも可能になります。訪問診療を必要とする患者さんは何かしらの排尿トラブルを抱えられていることも多く、日本泌尿器科学会泌尿器科専門医として在宅での排尿管理を積極的に診療していきたいと思っています。総合病院に在職中から8年以上も訪問診療に携わっていましたので、その経験が生かせると思います。

訪問診療の質を高めるための取り組みについて教えてください。

訪問診療の質を高めるには、事前に情報をキャッチすることが大切です。来院していただいてから話を聞く診療と違って、訪問診療は事前準備をすることができます。患者さんやそのご家族、訪問看護師さんから情報を得て、私が行っていない日の状況を知ることが大切です。水は飲めているか、微熱があるかなどをお伺いしてしっかり準備をし、その患者さんに必要な医療を提供するようにします。患者さんのところを伺う際に、そんなに多くの医療機器を持っていくことはできないので、そういった面でも事前に情報を把握することは必要だと思います。また、泌尿器科の訪問診療は非常に少ないので、専門性を生かした診療を行うというのも重要なポイントですね。「かねみつクリニックに相談して良かった」と、患者さんから言われるように努めていきたいです。

こちらでは、新型コロナウイルス感染症のPCR検査にも対応されているそうですね。

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新型コロナウイルス感染症の流行がいつ収束するかわかりませんが、これからは院内で新型コロナウイルス感染をチェックする体制は必須だと考え、当クリニックではPCR装置を導入いたしました。また新型コロナやインフルエンザなどの発熱患者を診察する大阪府指定の診療・検査医療機関として指定されたことでより多くの方に認知されました。PCR検査は一度に最大4人行えて2時間ほどで結果が出ます。希望者はとても多いですね。当院のPCR検査結果は陽性、陰性と結果のみをお伝えするのではなく、きちんとグラフを提示して説明するのでそういう点でも満足していただけていると思っています。開業後このように新型コロナ関連の医療を担ったことで泌尿器科以外のフィールドが広がったように思います。

患者と信頼関係を築き、“伝えること”に重きを置く

設備や内装について教えてください。

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患者さんによっては検査結果が出るまでお待たせしてしまうこともありますので、内装はホテルライクにして、患者さんが待っている間リラックスして過ごせるように考えました。待合スペースには実際に自分で座り心地を確かめて選んだソファーや、自由に使える血圧測定器と給水機、テレビがあり、時代の流れに沿い自動精算機を導入し、椅子などは衛生的にも簡単に拭ける素材を採用しています。診療設備に関しては、顕微鏡で私が見ているものをモニターで患者さんにも見えるというところにこだわりました。視覚というのは映像として残るので、耳で聞くだけより忘れにくいと思います。お見せすることで、患者さんから「これは何ですか?」と興味を持ってくれることも多いので、尿の状態や汚れ具合などの状態を説明しやすくなるというメリットもあります。

患者さんと接する際にどんなことを大切にしていらっしゃいますか?

正しい情報をしっかり伝えることです。日々の診療では、検査をして、患者さんがショックを受ける結果が出ることもあります。そんな時は、診察時間外にご本人だけじゃなく、ご家族や支えてもらう方も来ていただいてお伝えするのが私のスタイルです。検査結果にショック受けてしまうと話が入ってこないというのもありますので、一度落ち着いてもらってきちんと話を聞いてもらえるように努めています。医師と患者の信頼関係を築くことも大切ですね。治療方針の選択権は医師ではなく患者さんにあります。選択肢を提示して、すべての治療のメリット・デメリットをお話しした上で、選んでもらい治療していく。その過程で気持ちが通じ合い、信頼関係が築けた時、初めて満足度も高くなると思います。実際、私が日本生命病院で診ていた患者さんで、ここに通ってくれる方がいますが、信頼関係が築けていると思うとうれしいです。

最後に今後の展望をお聞かせください。

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クリニックでの外来診療と訪問診療の両輪をしっかりと築き上げることです。質の高い訪問診療で、少しずつこのクリニックのことを地域の方々に知っていってもらえたらなと思っています。また通常、総合病院に紹介した場合、紹介先の医師に診てもらうことになりますが、それだと患者さんはまた最初から信頼関係を築くことになります。なので、紹介した先でも私が診ることがかなえばと考えています。手術は別の医師にお願いすることになりますが、その後は私が診るといったように、患者さんがまったく知らない人ばかりの環境で治療を受ける状況を改善できたらなと思います。患者さんの不安な顔を見ると「ぜひ私のところへ来てください」と言いたいですね(笑)。

自由診療費用の目安

自由診療とは

PCR検査/2万1000円(複数人で検査受診の場合、費用の変動あり。詳しくはクリニックにお問い合わせください。)

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