全国のドクター9,511人の想いを取材
クリニック・病院 160,652件の情報を掲載(2022年12月10日現在)

  1. TOP
  2. 京都府
  3. 京都市伏見区
  4. 藤森駅
  5. やまな脳神経クリニック
  6. 山名 則和 院長

山名 則和 院長の独自取材記事

やまな脳神経クリニック

(京都市伏見区/藤森駅)

最終更新日:2022/11/25

199494 top

京阪本線藤森駅から伏見街道を南へ歩いて5分。2021年7月にオープンした「やまな脳神経クリニック」は、これまで伏見区に不足していた脳神経外科のクリニック。MRIやリハビリテーション設備を備え、急性期の検査や診断はもちろん、脳卒中などの後遺症から頭痛や肩凝り、手足のしびれといった日常の症状まで、幅広い診療メニューで対応する。「これまでMRI検査で怖い思いをした方も、その快適さにきっと驚かれると思います」と柔和な笑顔で話すのは院長を務める山名則和先生。脳神経外科のエキスパートとして大規模病院に長く勤めながら、心機一転して自身のクリニックをスタートさせた。その理由を、同院の特徴や診療での心がけ、患者や地域への想いなど、山名院長の熱いメッセージからひもといてみた。

(取材日2022年4月13日)

誰もが気軽に受診できる脳神経外科をめざして

待合スペースはカフェのようなくつろげる雰囲気ですね。

1

脳神経外科と聞くと一般的に敷居の高いイメージがあるでしょう。それを取り払い、誰もがリラックスして受診できるスペースをめざしてデザインしました。中央には背もたれのないクッションを置いて開放感を出し、車いすやつえを使っている方でもストレスなく通行できるように診察室までの動線は一直線にしています。また、周囲を気にせず読書をしたりパソコン作業ができる壁向きのカウンターを用意しました。「カフェにいるみたい」というお声をよく耳にしますが、そう言われると私もうれしいですね。

山名院長は長く勤務医だったそうですが、開業の理由を教えてください。

ほとんどの脳神経外科医は手術に主眼を置いていますから、自分で開業しようという先生はごくわずかです。私もこの約20年間、さまざまな病院の脳神経外科で手術を行いながら京都大学の講師なども兼任し、開業医になる気はまったくありませんでした。ところがせっかく治療をしても、術後や慢性期に受け入れてくれる医療機関が少なく、再発してしまう患者さんがおられるんですね。一度悪くなった方はなかなか社会復帰しにくいという現状を見て、予防や早期治療、再発防止の重要性を強く感じるようになりました。それが自分のクリニックをつくろうとした一番のきっかけです。

どのようなクリニックをめざしましたか?

2

大きな病院はなかなか予約が取れず、次回は1ヵ月後というケースが多々あるでしょう。症状や心配があるのになかなか病院に足が向かない、そうした患者さんに対して即日のMRI検査と診断を提供し、安心して帰っていただくことが一番の目標です。伏見は私の地元ということもありますが、すぐ近くに国立病院機構京都医療センターがあって連携しやすいこともここを選んだ理由です。患者さんは基本的に地域の方が中心ですが、脳神経外科のクリニックが少ないこともあり、京都府南部や奈良県からも患者さんがお越しになることも。MRIで撮影するといろんな病気が見つかることがありますから、ぜひ早めに受診いただければと思います。

開業から数ヵ月の感想を聞かせてください。

おかげさまで多くの反響があり、世の中に脳神経外科のニーズがあること、開業クリニックが不足していることを実感させられます。ただ、脳卒中の後遺症や急性期を過ぎた方など、どちらかといえばご高齢の患者さんをイメージしていたのですが、お子さんや学生さん、働き盛りの方が多いのは少し意外でした。特に多いのは頭痛の相談です。近年は片頭痛に有用な注射薬が複数種類あり、当院でも治療を行っています。日常的な相談でも気軽にしていただけることが多いので、開業した方向性はやはり間違っていなかったと感じます。

新型MRIで病気の早期発見・早期治療を実現へ

こちらのMRIは、性能にこだわって導入されたとお聞きしました。

20220427 3

当院が導入したドーム型MRIはオランダ製で、1.5テスラという磁力のモデルです。高解像度で鮮明な画像が得られるだけでなく、12分程度の検査時間で済み、ストレスとなる音もかなり低く抑えられていますから閉所恐怖症の方にも安心して受診していただきやすいのが特徴です。もう1つのこだわりは、検査前後や検査中に映像や音楽を流すシステムですね。アニメなど映像も流せますし、照明も変化させるなど、ちょっとしたテーマパークのアトラクション感覚が味わえるため、子どもの患者さんにも興味津々で怖がらずにMRI検査を受けてもらえると思います。画像がきれいなことで紹介先の病院の先生からも喜んでいただけると思いますし、万一脳梗塞などで救急搬送した場合にも事前にMRIで診断がついていればすぐに治療が始められますので、やはり高性能の装置は重要だと実感します。

診療で心がけていることを教えてください。

一番は患者さんのお話をじっくり聞くことですね。中には話すのが苦手な方、思い違いのある方もおられますから、うまく聞き出すにはやはり最初の信頼関係が大切だと思います。あと、説明ではさまざまな画像を使いますが、患者さん専用のモニターがあるのでわかりやすいと思います。逆に私は必ず患者さんのほうを向き、患者さんの目を見て話し、カルテの入力は専門のクラークというスタッフが行います。こうした丁寧な診察にはどうしても時間が必要ですし、緊急性のある患者さんを優先する場合もあります。特に飛び込みの受診ではお待たせすることがありますが、なるべくスムーズにこなせるよう、私も2つの診察室を行ったり来たりしていますので、どうかご理解いただけると幸いです。

リハビリテーションのスペースや設備も充実していますね。

4

現在は肩凝りや腰痛、手足のしびれなど、日常的な症状に対する物理療法がメインです。なんとなく整形外科のイメージがあると思いますが、脳神経外科は決して頭を診るだけではありません。脊髄の圧迫や椎間板ヘルニアなど神経が関連しているケースも脳神経外科の領域となります。私も勤務医時代は首や腰に対する手術を行っていましたから、その経験から適切なアドバイスができるでしょう。今後は脳血管障害にも力を入れ、急性期が終わった方が外来で通院できるリハビリを展開しようと理学療法士を募集する予定です。こうしたリハビリ施設も多くの方が望まれていると思いますから、これからの展開にぜひ期待してください。

気になる症状があれば絶対に放置せず受診を

院長が医師になったきっかけを教えてください。

5

私は幼少期はやや病弱で、3日おきに扁桃腺を腫らして小児科で診てもらう状態でした。その頃の体験から医師という職業に憧れを抱いたのかもしれません。大学は研究者をめざし、最初は工学部に入ったんです。遺伝子工学の研究は面白かったのですが、もっと人とじかに接しながら役立てる仕事がしたいと考え、あらためて医学部を受け直しました。ちなみにスポーツを通して私は健康になり、小学校では野球、中学では剣道、高校では合気道、大学ではラグビーを経験。勤務医時代も手術以外にカテーテル治療や内視鏡治療など、特に専門を決めずにあらゆることに挑戦してきました。それが良かったかどうかはわかりませんが、少なくとも今の地域医療という仕事には生かされていると感じます。

読者へのメッセージをお願いします。

6

脳の病気と聞くと怖いですよね。脳神経外科なんて一生行きたくない、関わりたくないと思うかもしれません。しかし、何かあってからでは遅いんです。頭が痛い、めまいがする、しびれる、ろれつが回らない、体の震えやけいれんがある、物忘れをするなど、誰にもきっと1つぐらいは思いあたることがあるでしょう。その中には怖い病気が潜んでいる可能性もあります。ちょっと心配な症状があれば、なるべく早く受診していただき、もし病気が見つかった場合は速やかに治療を受けてもらいたいと切に願います。見つかればショックかもしれませんが、次の手を打てることは一歩前進です。電話でも24時間のウェブ予約でも構いません。どうぞ遠慮なくご相談ください。

Access