津徳 亮成 院長、猿木 清優 副院長、田村 隆仁 先生の独自取材記事
池袋駅東口つのり歯科
(豊島区/池袋駅)
最終更新日:2025/11/04
池袋駅東口の目の前という便利な場所にある「池袋駅東口つのり歯科」。エレベーターを降りてすぐの外待合室にはポップなクリアチェアが並んでいる。親しみやすい雰囲気の中で専門的かつ多様な治療を受けられるのが同院の特色だ。歯周病を専門とする津徳亮成(つのり・かつよし)院長、マウスピース型装置を用いた矯正が得意な猿木清優(さるき・せいま)副院長をはじめスペシャリストたちがチーム医療で診療にあたっている。今年6月には精密根管治療を担当する田村隆仁先生も新たに加わり、チームはさらにパワーアップ。同院のモットーである「歯の寿命を延ばす治療、そして再治療のない治療」を実現するために、どのような取り組みをしているのか。気さくなスタッフたちの笑顔があふれる心地良い院内で、津徳院長、猿木副院長、田村先生に話を聞いた。
(取材日2025年7月15日)
歯周病など多様な専門性を持つ歯科医師たちが協力
まず、こちらのクリニックの特色から教えていただけますか?

【津徳院長】当院は歯周病、精密根管治療、矯正、インプラントなどさまざまな専門性を持つ6人の歯科医師が力を合わせ、幅広い総合歯科診療を行っているクリニックです。開業4年目を迎えてチームワークも深まり、気になる症例はいつでも遠慮なく相談し合える環境が整いました。それぞれ得意分野は異なりますが、患者さんに向かう姿勢は変わりません。全員が患者さんのニーズにしっかりと耳を傾け、できるだけ希望をかなえたいと考えています。保険診療も自由診療も含めてあらゆる選択肢の中から最適な方法を伝え、十分に納得していただいた上で診療を開始することを大切にしています。また、1本の歯だけではなく、一口腔単位で機能と見た目の回復を図る全顎治療を大切にしているのも特色といえるでしょう。
異なる専門性を持つ歯科医師が複数人いるのは心強いですね。
【津徳院長】例えば、私は日本歯周病学会歯周病専門医なのですが、東池袋エリアでは数少ない存在です。歯周病は歯を失う原因第1位でもあるため、インプラント治療も専門的に学んできました。また、全顎治療のためにはインプラントの前に矯正をすることが望ましい例もあるのですが、猿木副院長が矯正を専門としているので、複合的な治療も可能です。さらに、6月から新たに歯内療法の専門家である田村先生という強力なメンバーが加わりました。根管治療は日々の診療でも悩むところが多かったので、すぐに話し合えるのはとても助かっています。
田村先生の意気込みをお聞かせください。

【田村先生】これまで当院からほかのクリニックや大学病院を紹介していたような難しい根管治療も、院内で完結するように尽力したいです。日本大学歯学部付属歯科病院の歯内療法科で7年間培ってきた経験を生かせればと思っています。歯科医師にもいろいろな専門分野があり、エンド(歯内療法)はペリオ(歯周病治療)と比較して「木を見て森を見ず」になりがちです。これまで、いかにして1本の歯を残すかにフォーカスしてきましたが、全顎治療に携わるようになり、口腔内全体へと視野が広がりつつあるのを実感しています。それは、根管治療をより深めるのにも役立ちますし、これからもチームの一員として切磋琢磨していきたいです。
根管治療や矯正にも注力し、一口腔単位で健康を守る
根管治療はなぜ専門とする歯科医師に相談するのが望ましいのですか?

【田村先生】根管治療は建築で例えるならば基礎工事です。土台がしっかりしていなければ、どんなに良い補綴物を入れても、歯が割れるなどの問題を引き起こしかねません。大学病院時代、10年間複数のクリニックを渡り歩いても根管の問題が解決しなかったという患者さんの治療も手がけたことがあります。根管治療はやり直しもできますが、できれば初手から専門の歯科医師に相談してほしいですね。専門の歯科医師ならマイクロスコープの見方一つについても徹底的に訓練を重ねています。当院では保険診療でも自費診療とほぼ同じ機器を使用して全力でスキルを投入しますが、ただ、使える素材に関しては制限があるのが歯がゆいところです。自費診療なら歯髄保存療法として高い封鎖性と殺菌作用を持つ特殊な素材で蓋をできるので、歯の寿命を延ばすことが期待できます。
猿木副院長のご専門である矯正についても伺います。
【猿木副院長】現在、マウスピース型装置を用いた矯正を行っています。主な患者層は20代ですが、歯周病の相談で来られる患者さんも多い当院では、60代で矯正を始める方も珍しくありません。年齢を重ねてすでに欠歯があったとしても、より良い補綴治療やインプラント治療のためには、何歳からでも矯正をする意味は大いにあるといえます。ただ、いざ矯正を開始してみると、昔どこかで治療を終えているはずの歯が急に腫れたり傷んだりすることがあり、注意が必要です。実は根管に問題が残っているにもかかわらず、長年見過ごされて来たんですね。そのような難しいケースでも、田村先生にすぐに相談して迅速に対応できるのはありがたいです。
津徳院長の歯周病治療についても詳しく教えてください。

【津徳院長】歯周病治療はいろいろな分野に関わる治療になります。虫歯や噛み合わせ、詰め物・義歯の不具合などさまざまなことが歯周病の要因となるので、どれ一つとしておろそかにできません。私は重度歯周病の治療に関しても数多くの経験と実績を積み、歯周病で歯肉や歯槽骨が欠損した方に対して行う歯周組織再生療法にも取り組んできました。また、他院で抜歯を勧められ困り果てて当院にたどり着いた方の治療にも数多く対応しています。ただ、できるだけ歯を残すことを信条としていても、どうしても機能を保持できないと判断される歯だけは抜歯が必要です。ただの飾りになってしまってはいけませんしね。正しく診断した上で、次の治療へとつなげていきたいと考えています。
目標は再治療ゼロ。できる限り歯の寿命を延ばしたい
すべての診療において何を大切にしていますか?

【津徳院長】当院の診療のベースにあるのは「歯の寿命を延ばす治療、そして再治療の必要のない治療」です。これからも、異なる専門分野を持つ歯科医師たちとタッグを組んで極めていきたいと思っています。やはり、自分の歯に勝るものはありませんし、抜かずに済むならそれに越したことはありません。どうしても抜歯しなければいけないときも、入れ歯やブリッジ、インプラント治療など多彩な選択肢を用意しています。インプラントを埋入する土台となる顎骨が足りないと断られたことがある方も、当院では骨造成も行っているのでご相談ください。すべての治療を安心して受けていただけるように、丁寧な説明も大切にしています。少しでもわかりやすいように、口腔カメラで撮影した治療前、治療過程、治療後の画像などをお見せすることもありますね。
今後の展望についてお聞かせください。
【津徳院長】どの治療においても機能面はもちろん審美面も追求していきたいと思っています。私は審美歯科での経験もあり、これまでも大事にしてきたことの一つです。クラウン、インレー、セラミック治療は嘔吐反射リスクの少ない3Dスキャナーでの型採りを実施。データを専属の歯科技工所に送信して、セラミックの詰め物なら3〜4日程度で完成するスピードも強みといえるでしょう。さらに、歯科技工士が来院する日を設け、データでは誤差が生じがちな白さをリアルにチェックするなど、美しさにもとことんこだわっていきたいですね。また、歯の寿命を延ばすためにも、予防歯科にますます力を入れていきたいです。そのために先進のエアフローも導入しました。やはり、再治療ゼロをめざすには予防は欠かせませんからね。
最後に読者へのメッセージをお願いします。

【津徳院長】目標は、いつでも気持ち良く足を運べて、どんな小さな悩みでも気兼ねなく相談できるクリニックです。受付、助手、歯科衛生士、歯科医師、全員がおもてなしの気持ちを大切にした対応を心がけています。歯科医院に行きたくない理由の一つに「痛み」があると思いますが、できるだけ排除するようにもしています。注射の前の表面麻酔はもちろん、感覚が少しでも残っている場合は必ず薬剤を追加し、痛いまま無理に治療することはありません。皆さんが一生、自分の歯で食事を楽しみ、健康で長生きできるよう、10年、20年と寄り添っていくのが夢です。気になる症状がある方も、予防歯科に取り組みたい方も、気軽にお立ち寄りください。
自由診療費用の目安
自由診療とは精密根管治療/5万5000円~、セラミック治療/クラウン7万7000円~、インレー6万500円~、マウスピース型装置を用いた矯正/22万円~66万円、歯周組織再生療法/3万円~15万円、インプラント治療/41万8000円~、骨造成/2万2000円~、ホワイトニング/2万2000円~、エアフロー/5500円
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

