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子どもの言葉が遅いと感じたら相談を
構音障害リハビリテーション

耳鼻咽喉科いわはしクリニック

(大阪市都島区/野江内代駅)

最終更新日:2021/08/03

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  • 保険診療

子どもも4~5歳になれば、言葉数がどんどん増え、話し方も流ちょうになってくる。この時期、他の子どもたちに比べ言葉が不明瞭だったりすると、親として気にかかるのが構音障害だ。構音障害とは、適切な発音ができず、コミュニケーションで困ることがある状態を指す。体に何らかの異常があるのか、単に話し方の問題なのか……。そんな親の心配に適切な検査と診断で応えてくれるのが「耳鼻咽喉科いわはしクリニック」の岩橋利彦院長だ。2021年5月にオープンした同院では、町のかかりつけ医でありながらも専門性にこだわり、検査から診断、治療までを一貫して行っている。岩橋院長と、同院に勤務する言語聴覚士の岩橋美緒さん、森優奈さんに、小児の構音障害とそのリハビリテーションについて詳しく話を聞いた。(取材日2021年7月10日)

検査、診断、そしてリハビリテーションまで。子どもの構音障害のスペシャリストによるリハビリテーション

Q構音障害について教えてください。
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▲言語聴覚士の岩橋美緒さんと森優奈さん

【岩橋さん】機能性構音障害とは発達の遅れや、唇や舌などに異常がないにもかかわらず、5歳頃になっても言葉をうまく発することのできない状態を言います。例えば、サ行がタ行に置き換わっている場合、「オトウサン」が「オトウタン」になったりします。また、機能性構音障害には発声時の息が口の中心ではなく口の端から出ていく側音化構音というものもあり、この場合、特にイ段の音、イキシチニの発声にひずみがあります。この他、舌小帯短縮症という疾患があると、舌の裏側の筋が短いために舌の動きが制限され滑舌が悪くなることもあります。このような構音障害には、正しい発声や発音の仕方を身につけるためにリハビリテーションを行います。

Qクリニックでは具体的にどのようなリハビリが行われるのですか?
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▲リハビリの様子

【岩橋さん】まず、何の音がどのように間違って発声されているかを確認します。発声できない音は何か、誤りに一貫性はあるのか、音韻としての認識ができずに「ゆがみ」が生じていないかなどを細かく調べ、その上で個々の症状に合ったトレーニング法を考えます。例えば、舌先を使う発声がうまくできないお子さんの場合、舌の緊張のバランスを最初に調べ、舌先に力が入るようなら次に舌先の動きを見ます。唇にウエハースなどをつけて、それをなめ取ることができるかどうかで舌の可動域を確認し、正しい舌の使い方を指導します。機能性構音障害では、間違った動きや形が癖になってしまっているので、覚えるまで何度もトレーニングを繰り返します。

Q自宅でも発声のトレーニングをしたほうが良いのですか?
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▲院内の至るところに子どもへの配慮が感じられる

【岩橋院長】はい。通院でのリハビリは週に1~2回、40分程度ですので、ご自宅でもトレーニングを続けなければ元の状態に戻ってしまいます。当院ではご自宅でもトレーニングを行えるように言語聴覚士がトレーニングのメニューをつくり提供しています。構音障害を改善するには、親御さんの病状へのご理解とご協力が不可欠です。 【岩橋さん】クリニックでのリハビリは、幼稚園の年長さんくらいの年齢から開始します。小学校入学までに正しい発音ができれば、話し方でからかわれたりといったことを避けることもできます。小さなお子さんは集中力が続かないことも多々ありますので、遊びながら楽しくリハビリが行えるように工夫しています。

Q難聴は構音障害にどのように関わってくるのですか?
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▲聴覚検査室は広々としており、母親も一緒に入ることが可能

【森さん】人は生まれてから成長していく過程で、他人のまねをしながら言語を習得します。周りの大人が話すのを聞いて、自分でも口を動かしてみる。それを繰り返すことで話せるようになります。もし耳が聞こえなかったり聞きづらかったりすれば、周囲の人の声が聞き取れない、もしくは違って聞こえたりします。難聴だと言葉が入ってこないため、言葉の習得が遅れてしまうのです。 【岩橋さん】音の種類によって聞こえにくいということもあります。その音だけがひずんで聞こえるので、発声する時もそのとおりに発声してしまい、音がひずんでしまうのです。事前に行う聴力検査では、すべての音が正しく聞こえているかを確認しています。

Q初診から定期通院までの一連の流れを教えてください。
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▲患者に配慮した治療を心がける

【岩橋院長】最初に医師による診断を行い、次に聴力検査をします。聴力検査には、大人と同じボタン式の検査と小さなお子さんのための耳音響放射検査(OAE)があります。難聴が見つかればその治療を行い、そうでない場合は言語聴覚士によるチェックでより細かく症状を確認後、お子さんに合った方法で本格的なリハビリを開始します。リハビリは5歳くらいになってから始めますので、それ以下の小さなお子さんの場合は、経過観察として3~6ヵ月に一度、受診していただければよいと思います。

ドクターからのメッセージ

岩橋 利彦院長

お子さんの構音障害には、精密な検査とそれぞれのお子さんに合ったリハビリが必要です。当院では音声を専門分野とする医師と言語聴覚士が、検査から診断、リハビリまでをトータルに提供しています。構音障害は癖になってしまうことで訓練が長引く場合もあります。早期に受診し診断をつけトレーニングを始めることで、正しい発声や発音の習得が期待できます。周りのお子さんと比べて「言葉が少し遅いかな」など、少しでも気になることがあれば気軽に相談にいらしてください。検査やリハビリはすべて保険診療で行えます。また、当院はバリアフリー設計でキッズスペースや子ども用トイレも用意しておりますので、安心してご来院ください。

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